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心理カウンセラーとして想うこと

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心理カウンセラーとしてカウンセリングルームで クライエントさんの大切な人生に触れながら お悩みやご相談をお聴きしています。 カウンセリングルームでクライエントさんと 向き合いな…
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#カウンセリング

安全運転をしているのに 毎日 交通事故に遭っているようだ

安全運転をしているのに 毎日 交通事故に遭っているようだ

自分は、安全運転をしているのに
毎日、交通事故に遭っているようだ

この言葉は、経営者の方とお話している時に
経営者の方が本音で話してくれた時
たとえ話として話してくださった。

その経営者からお聴きした言葉
とても心に残っている。

『自分は経営者として日々奮闘している。
「経営すること」って
毎日、道路を安全運転で走行しているのに
想像もしていないことが起こったり
トラブルが舞い込んできて毎日

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戻ってこないで欲しい

戻ってこないで欲しい

年末に、中学生の時にカウンセリングに
通ってくれていたAさんが
「奥園清香」という名前を検索して
事務所に電話をくれた。

Aさんの人生にカウンセリングが
与えた影響なんて、
私とのカウンセリングルームでの時間なんて、
Aさんの人生の中のほんの一瞬のことだったと思う。

でも、あのカウンセリングで
夢を諦めず、進んだ時間の中で

出逢えた人も、進路も
未来も全て変わったんだと思うと
Aさんが、夢を

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ネットワークを介した言葉のコミュニケーション

ネットワークを介した言葉のコミュニケーション

最近、相手からの言葉によって
大きく傷ついたり
苦しんでいる人が多いと感じます。

どうしてこんなに傷つけ合ってしまうのか?

いろいろな人と話をしていた時間が奪われ
友人と集まっていた場所に行けなくなり
気分転換だった旅行や食事に行けなくて

心の中に溜まっている膿を
出す場所が見つからず
感情における自己コントロールが
難しくなっているように思います。

SNSに投稿すること(Twitterな

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休職からの復帰・同じことを繰り返さない

休職からの復帰・同じことを繰り返さない

精神的に状態を崩し
数か月間、仕事をずっと休んでいたAさん。

Aさんを支える家族も
心配や不安は尽きなかったし

家族の気持ちは
「Aさんが体調を崩していたのに、
精神的に追い込まれていたのに、
会社は、気づいてくれなかった
気づいていたけど見ないふりをした」

こんな風に思っているので
家族は会社に対しての
不信感や不満もとても大きくなっていた。

そんな風に職場環境に対して
大きな被害者意識

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気づきを「行動」に変える

気づきを「行動」に変える

「依存している自分について」
やめなくてはと思っていることがやめられない。

カウンセリングルームには
やめたいと思うことが
やめられないという相談は多い。

例えば、
お酒がやめられない
買い物がやめられない
薬がやめられない
ゲームがやめられない

本当に「やめられない」悩みは様々で
苦しいのは「やめられない自分」を
自分の大事な人に自己開示できず
一人で苦しんでいるケースが多いことだ。

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嬉しいこと

嬉しいこと

職場の人間関係でとても悩んでいた
新人スタッフ

食べれない・寝れない状態で
出逢った時は入社して3ヶ月目。
入社してから体重は6㎏も減っていた。

こんなに痩せてしまっては
体力的にもきついし
ポジティブな思考で物事を
考えられなくなることは当たり前。

長い時間をかけてカウンセリングを行い
まずは、食べれるようになること
眠れるようになること

生きていく上で大切な基盤や
生活のベースを取り戻

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自分を保つ「心のメンテナンス」

自分を保つ「心のメンテナンス」

先日、とても深い苦しみの中で立ち向かっている
クライエントさんがカウンセリングに
お越しになった。

カウンセラーとして
支えたい気持ちでいても自分にできることは
もう、祈ることしかできないと思うほど
無常に流れていく時間・・・
どうあがいても運命を変えられない苦しさ。

祈ることしかできないのではない
祈ることならできるんだ。

そうやって、セミナー講師でも伝えているのに
「祈ることならできる」

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立ち止まることは 弱さじゃない

立ち止まることは 弱さじゃない

現在、美容院で働く新人スタッフの皆さんが
カウンセリングルームに多く訪れている。

相談内容は様々だが
今年度の新人さんに対して
「特徴的なこと」を感じている。

身体的反応として
寝れない・食べれない・吐き気やお腹をこわす
このような状態になり
職場でめまいやふらつきがあり
顔色も悪くなり身体もだるくなる。

心の反応として
やる気はあるのに
身体がついていかない・・・
何もポジティブに考えられ

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言ってしまった言葉の後悔

言ってしまった言葉の後悔

カウンセリングルームにて
クライエントさん(Bさん)の相談

仕事のパートナーに対して
ひどいことを言ってしまった

たぶん、次のプロジェクトから
自分は外されてしまうだろう

彼(Aさん)の人間性まで否定することを言った。
きっと、彼は私に失望し
私のことを嫌いになったと思う

Bさんは、落ち込み
全てを悔やみ、自分の人生まで
大きく変わってしまうかもしれないという
恐怖に悩んでいた。

Bさん

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初めて「しなさい」と言われた

初めて「しなさい」と言われた

小学生の頃から
カウンセリングをさせて頂いている
Aさんは、Aさんだけでなく
お父さん、お母さんのカウンセリング
家族カウンセリングをしてきた。

Aさんは、東京で
大学生 生活を送るようになり
Aさんと私は会う機会は少なくなったが
お父さん、お母さんのカウンセリングは
継続的に行ってきた。

この家族に
想像もしていなかった事が起こる。

家族を大切に大切に想って
人生を歩んできた
お母さんが「

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久しぶりの「彼」

久しぶりの「彼」

小学生や中学生の頃、
学校でのトラブルによって学校に行くことができない
いわゆる「不登校」の状態で

カウンセリングに通っていた
当時の子どもたちが大人になり
カウンセリングルームに
会いに来てくれることがある。

先日、小学生の頃から
カウンセリングをしている「彼」が、
久しぶりにカウンセリングを受けに来てくれた。

当時、小学生(10歳~12歳)
中学生(13歳~15歳)だと10年経てばもう大

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支えてもらってもいいですか?

支えてもらってもいいですか?

「支えてもらってもいいですか?」

とても大切なクライエントさんから
こんな言葉をもらえた。

その方(Aさん)は、
とても苦しい職場環境の中にいて
今、出勤できなくなっている。

共に歩んできた仲間も心配し
家族もとても心を痛めている。

Aさんが一人で抱えてきたものが
少しずつ、少しずつ心に溜まっていき

自己コントロールができなくなった状態で
「でも、頑張らなきゃ!」と奮い立たせたことで

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心のサインを見落とさない

心のサインを見落とさない

私のカウンセリングルームには
苦しい時間を過ごし
問題が解決した後も
また同じ状況にならないように

予防のためや
自分の状態を確認するために
定期的にカウンセリングを
受けに来てくださる方がお見えです。

それは、カウンセラーとして
とても大切なことだと思っていて

クライエントさんが苦しい状況になって
身体反応が、
(寝れない・食べれない・
憂鬱な状態が続いているなど)出てから、
自分の状態に

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カウンセラーとして思うこと

カウンセラーとして思うこと

現在、カウンセリングルームにお越しになっている方は今まで当たり前にできていた様々なことができない現実に見舞われ多大なるストレスを受けてカウンセリングにお越しになっています。

叶うはずだった夢が実現できなかったり、会えるはずの人と会えなくなったり・・・きっと、誰もが今まで当たり前だったことが、当たり前でない事に気づき、ストレスを抱えてみえることと思います。

カウンセリングルームで感じている様々な

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