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ネットワークを介した言葉のコミュニケーション

最近、相手からの言葉によって
大きく傷ついたり
苦しんでいる人が多いと感じます。

どうしてこんなに傷つけ合ってしまうのか?

いろいろな人と話をしていた時間が奪われ
友人と集まっていた場所に行けなくなり
気分転換だった旅行や食事に行けなくて

心の中に溜まっている膿を
出す場所が見つからず
感情における自己コントロールが
難しくなっているように思います。


SNSに投稿すること(Twitterなどは)
”ストレス解消”のつもりで発することもある「言葉」

その言葉は、とても強い
マイナスのエネルギーを含んでいることもあり、

特に、SNS、小さな画面の中で繰り広げられる
「音声のない(声の聞こえない)『言葉』」
「相手の表情や声がわからない『言葉』」

ここに対してのマナーや
相手に対しての思いやりのないことが
溢れていると思います。

書いた(UPした)時点で
それは「ひとりごと」でも「つぶやき」でもなく
世界に言葉を発している
世界に声を出しているということを
意識することは大事なのではないでしょうか?



LINEやメールは、もちろん
誰に送るか分かって書いているけれど
読み手のその時の状態や
受け取り方によっては、きつい言葉に
捉えたり、感じ取ってしまうこともあります。

その理由は、言葉の語尾やニュアンスが
単語だけでは伝わりにくかったり

自分の思っている価値観と
相手の捉える価値観が違うと
送り手の意図とは、反した言葉と
受け取ってしまうこともあると思います。

”きっと、私のことをこんな風に思っているから
こんなことを送ってくるんだろう”とか
”きっと、みんなこう思っているんだろう”とか
事実ではなく感情や想像でとらえ始めると

負のスパイラルは止められなくなる。

言葉を大切に
言葉に対する表現のスキルを磨くこと
お互いを守るうえで
これからの時代には
重要でなければならないと思います。

ネットワークを介した言葉のコミュニケーションは
90年代頃に始まり、
私たちは新しいコミュニケーションについての
教育を受けずに、安易に生活に 
取り入れてしまっている。

ネットワークを介した言葉のコミュニケーションを
時代の流れで、そのまま手にして
生活に取り入れている。

特に、今の子どもたちは、物心ついた時から
ネットとの距離感、付き合い方を
自分なりに持っている、持ち始めてると感じます。

大人達が、ネット上で起こる問題や課題を
経験値では語れないので

どうやって、気をつければいいのか?
どうやって守っていけばいいのか?

家庭でも、職場でも
話し合ったり、語り合う必要があると思うのです。

今、ネット上では、あちらこちらで
傷つけあうことが生まれています。

発言者の顔が見えないことをいいことに、
とんでもない言説が流通し、
それに輪をかけた心ない言葉が
飛び交うこともあります。

相手を「想って書く」言葉ではなく
ただ、その時に、自分の「思ったことを書く」

書いた人は「意見しただけ」かもしれませんが
時には、それが批判だったり
誹謗中傷に繋がっていたり。

現実では見せない顔や表現方法が
非現実であるネット上で書いているけれど

実は、ネットの世界も現実の一部だと思うのです。
受け止める側は、現実世界の中で
その言葉を受け取っている可能性もあります。

文字によるコミュニケーションについては、
相手を思う気持ちを乗せて
発信するトレーニングが必要で

これからの時代、文字による
コミュニケーションの重要性が増し
非接触社会においては、
言語表現のスキルを磨き上げることが
重要だと思います。

相手に誤解されて、傷ついたり
相手のことを誤解して、傷つかないために。

これからの新しい時代を生きていく上で
重要な課題であり、新しいスタイルの中
生きていく上での当たり前を
共有する必要があると思います。


言葉表現のスキルを磨くことは、
今の自分や職場や家庭の状況を
しっかり見つめることかもしれません。

例えば「言葉表現のスキル」とは
・伝える力を磨く
・ボキャブラリーを増やす
・自分の本当に感じている感情に目を向ける
・相手の話を聴く
・相手の価値観を知ろうと努力をする。
・事実と感情をわけて考える

言葉を発する前に、この言葉を発したら
どんな影響があるか?を
一呼吸おいて、冷静に考えてみる。

言葉について考え
自分の持つ言葉に責任を持ち
相手を思いやれる言葉を使う
混沌とした時代を乗越えるには
必要なことだと感じています。


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