心のサインを見落とさない
私のカウンセリングルームには
苦しい時間を過ごし
問題が解決した後も
また同じ状況にならないように
予防のためや
自分の状態を確認するために
定期的にカウンセリングを
受けに来てくださる方がお見えです。
それは、カウンセラーとして
とても大切なことだと思っていて
クライエントさんが苦しい状況になって
身体反応が、
(寝れない・食べれない・
憂鬱な状態が続いているなど)出てから、
自分の状態に気づき
カウンセリングに来られることが
カウンセリングを受けるキッカケではあるのですが
クライエントさんは、
その状況が起きる前から時間をかけて、
少しずつ心に膿を溜めている
ストレスで溢れてしまうような
心の状態になっていると思います。
苦しい状況が続けば続くほど
良くなるのにも時間がかかります。
「治る」という表現がありますが
カウンセリングのおいて「治る」というのは
なかなか、何を定義にして「治る」というのか?
カウンセリングの大事な概念の中に
「治そうとするな、わかろうとせよ」
という言葉があるのですが
その言葉の通り、私自身は
カウンセリングおいて
治そうとするのではなく
わかりたいと思っていますし
クライエントさん自身にも
治ろうとするのではなく
自分のことを分かって上げてほしい
理解してあげて欲しいと思っています。
心は苦しかったのに
クライエントさん自身が
その心の状態に気づかない、
もしくは、気づこうとしないから
もっと、頑張れるって思うから
やる気が出ないのは、怠けているせいだとか
頑張れない自分がダメなんだって思うから
心が身体に反応を起こし
気づかせようとする
その心が身体に気づかせるサインが
「頭痛」や「不眠」や「食べれない」
「お腹を壊す」「めまいがする」「疲れが取れない」という
結果に繋がっていると思います。
物事には、必ず、意味があり
理由があります。
病気になったら、必ず、そこには原因があります。
その原因を治そうとするのではなく
その症状は、なぜ、表れているのか?
自分の過去を見つめ直す必要があると思うのです。
ただ、日常生活の中で
なかなか、自分の変化に気づくことができず
体調が悪いことを心からのサインなのか?
ただの体調不良なのか?
そこの見極めのために
定期的に、カウンセリングを受けにこられて
自分の状態の変化を早めに知る=予防する
そんな時間は大切だと思います。
カウンセリングを終結して
本当に良くなった!これで社会復帰できる!
清々しい気持で生活できる!と
問題解決したと思っている方が
再度、調子を悪くすると
本当に、自己肯定感が下がります。
やっぱり、自分はダメなんだ・・・と。
そうならないために、
同じことを繰り返さないためにも
定期的にカウンセリングを受ける
自分の状態を映し出す鏡として
カウンセラーという鏡に自分の姿を映し出し
自分の状態をしっかり確認してほしい。
その鏡に映った自分が大丈夫だったら
必ず、大丈夫だと思うのです。
自分を大切にする。
心と身体からのサインを見落とさない。
自分を知ることは大切なことだと思います。
なぜなら、人生の中で一番長く付き合うのは
自分自身だからです。
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