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東南アジアは命が安い。

■ホーチミン市で30代日本人男性が刺殺。
・最近のニュース、「ホーチミン市警察公表『日本人街白昼の惨劇/30代日本人男性刺殺事件』、ベトナム人男性が犯行を自供」。
・同市警察は6月6日午後に開いた定例記者会見にて「6月4日同市1区ベンゲー街区タイバンルン通りで発生した刺殺事件について捜査状況を発表した。事件現場は多くの日本食レストランが立ち並ぶ『日本人街』として知られる」。
・同市警察は「被害者の日本人は首や胸を刃物で刺され病院へ緊急搬送されたが亡くなられた」と述べた。

■命に値段は付けられないけれど。
・事件から3日が経過しても犯行の動機、被害者の詳細は報道されていない。しかし現地日本人コミュニティ連絡網では、報道されていない、報道内容とは異なる噂レベルから真実味を帯びた情報までもが飛び交っている。
・余談、「東南アジアは命の値段が安い」という言葉を聞いた事がある。先日「飼い主が車の後ろに飼い犬を鎖で繋いだ事を忘れて車を走らせ犬を死亡させた」というニュースがあったし、「家族が交通事故で亡くなった際、遺族へ支払われる生命保険金額は数十万円ゆえ多くの車両は保険をかけていないのが実情」だし、「代理出産は数十万円で子どもの命の受渡しが行われる」。

■自衛する日々。
・普段日本人に比べてもより穏やかなベトナム人、しかし一旦キレたら後先考えずコントロール不能になるのが彼らの特徴だ。何かがあってからでは手遅れのため、私は常に調子に乗らず、イキがらず、慣れから生じる油断をせぬよう、危ない雰囲気の場所や人々がいるエリアには近づかぬよう、長居せぬよう自衛する日々を心掛ける。
・それでも不可抗力、抜き差しならぬ状況に遭遇した場合、一目散にその場からダッシュで離れる、フルスロットルで逃げる、丁重に謝る等で切り抜けられるよう常にシミュレーションしながら生活をする。
・海外で日本の家族のために日々を励んでいたであろう被害者のご冥福をお祈りしてもなお、海外でベトナムで共に励む日本人を同志と思う私の心の痛みと締め付けられる気持ちは消えない。

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