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皆様の素敵だなと思った作品をご紹介😊✨

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このマガジンは後で見返したいなと思ったものや紹介したいくらい素敵だなと思うものをマガジンに追加させて頂いております✨
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#詩

【詩】今日のために

【詩】今日のために

明日のために
今日を生きるのはよそう

未来の夢のために
今日を生きるのはやめよう

今日のためだけに
今日を生きよう

その積み重ねだけが
あなたを自由にさせる

小説: ペトリコールの共鳴⑮

小説: ペトリコールの共鳴⑮

←前半

第十五話 愛しの遥香 ①
ここに来るのは遥香へプロポーズをして以来、約3年振りになる。
俺たちが始まった場所だからこそ、ハムスターのキンクマを連れて来たいと思った。

この1年はジェットコースターのような、地に足がつかない月日だった。

遥香のガンが再発し、余命3ヶ月と宣告された時は俺と遥香は一晩中ソファーの上で語らい、泣いていた。

「神も仏もないね。私、どうしてこんな罰を受けるのかな

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【詩】希望の朝

【詩】希望の朝

新しい朝の光が、そっとカーテンを揺らし
優しい日差しが部屋を包み込む
目覚めの瞬間、私は感じる 今日も希望が輝いているんだ

過去の影はもう消え去り
未来の夢がまばゆく煌めく
その一歩一歩が私を導き
光の舞踏が始まる

小さな悩みも、大きな喜びも
全てがこの道の一部となる
光と影の交差点で 私は強く、美しく輝く

日差しの中で見つけた希望の種
それはやがて大きな花を咲かせる
未来は私の

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詩。

詩。

今日、本当は電車に乗ってある場所に行く予定だったんですが、具合が’悪くなりそうで怖かったので急遽止めることにしました。

私は普段webライターをしており「食」に関する記事を執筆しています。ちなみに前回は「ワイン」と「パン」の記事でした。私はお酒も飲まないし、ワインのことはさっぱり分からないのですが、毎回ネットで必要な要点をまとめ、執筆し、Googleの検索の上位を獲るために試行錯誤しています。

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わたし溶け【詩〜エッセイ】

わたし溶け【詩〜エッセイ】

やっと。
君に逢えたよ。

あの。
いくつもの誹謗中傷を受けたことなんて。

まるで。
夢の中の出来事だったかのように。

あの。
いくつもの孤独な苦しみの日々なんて。

まるで。
幻だったかのように。

君を拒んだのは。
世界中で。
君だけだった。

いてくれたんだ。
ずっと。
君はそこに。

あったんだ。
満ちたまま。
君はここに。

君は。

咲いてたことに。

気づいたの。

ずっと。

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【詩】キミが私を狂わせ始める

【詩】キミが私を狂わせ始める

この続編です👇

恋をしていない私
とても心地よい
いつも自由でいられる
何にも縛られない
苦しい思いもない
悲しく思うこともない

私はひとり身を謳歌していた
なのに見る夢といえば
恋をしている夢ばかり
…なぜ
私はもう恋愛は卒業したはず
恋はもう懲り懲りなのに

実は恋をしたいの?
懐かしく思っているだけだよね
だってもう恋はしたくないから
ちょっと懐かしい思いがあるだけ
だからだよね
きっ

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ととにぽてぃかんそくじょ〈2〉

ととにぽてぃかんそくじょ〈2〉

風わたる
風かおる
緑をぬけて

風の中に
かすかに

ととにぽてぃかんそくじょ
アンテナ うごかします
ギーッコ ギーッコ

………………………………

「1番後ろになっちゃった」
頑張ったけれど…
今日の成績が大事だったんだ…
もう少しいい日もあったんだよ…
でも、
今日の結果が自分の記録になるんだって。

あなたの記録…「最下位」

最下位になろうと思って、
やったわけじゃないよ。
頑張った

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「手作りのカバン」詩―「#わたしのカバン」企画応募作品

「手作りのカバン」詩―「#わたしのカバン」企画応募作品

坊やのカバンは あちこちが
ほころび始めてる
大好きな恐竜のアプリケは 
目が取れて 優しい顔に変わってる

お母さんが 夜中に
チクチクと手縫いして
作ってくれた 紺色のカバンだ

幼稚園には
手作りお弁当と
キャラクター柄のマグボトルを
詰めて 出かける

坊やは このかばんが大好き
皆と 外遊びに行く時も
このかばんは 一緒についていく

丁度 坊やの ポケットが一つ
増えたような お気に入

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【詩】湯気は幸せの象徴

【詩】湯気は幸せの象徴

母が両手で包む湯呑みから上がる湯気
隣にある急須からも湯気が上がる
気持ちが温かくなる光景
湯気は幸せの象徴

お鍋の蓋の穴から上がる湯気
露天風呂から上がる湯気
お風呂場の窓をくもらせる
バスタブから上がる湯気

暖かいって幸せ
それだけで幸せな気分になる
空気中に飛び出す湯気のダンス
湯気を見ると母の温もりを思い出す

©2023-2024 alice hanasaki

今日は母の命日。

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詩 | じゃあね

詩 | じゃあね

君に思いを届けたくて
何度も何度も語りあったね

それでも互いに思いを
受け止めることができなくて
泣いたりわめいたりしてきたね

どうして私の思いは
君に届かないのだろう?
どうして君の思いを
受け止めることが
できないのだろう?

傷つき傷つけあいながら
血の涙を流しながら
今日まで精一杯生きてきたね

もういくら話しても
なにも理解なんて出来やしないと
自暴自棄になる日々でした

せめて自分

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短編: 最期の言葉 最初の別れ

短編: 最期の言葉 最初の別れ

スーパーの軒先ではカーネーションが半額で売られ
母の日が過ぎたのを曜日以外で知る。
今年はカーネーションすら買わなかった。

うちの母は去年、ちょうど今の時期に他界した。
母の日を祝った数日後だった。
思ったより早く、思ったより静かに、思ったより呆気なく母は私の元から居なくなり、そして今日が来る。

母からの最期は
「凛は本当にかわいい」
瞼を閉じたまま、かろうじて聞こえる声は
『さようなら』でも

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【詩】あなた(過去作)

【詩】あなた(過去作)

私、あなたに会いまして
変わりました
あなたに会いまして
人を好きになりました
あなたに会いまして
愛をおぼえました
ですから、会いまして
不安もおぼえました
あなたがいなければ
私はもうおしまいです
どうか長生きしてください
私も長生きしたくなりました
でもあなたがいるのなら
傷ついてもいいと思っています
あなたがいるのなら
あなたを守って
自分を差し出してもいいと思っています
あなたに会いまし

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【詩】恋と愛

【詩】恋と愛

わたしは恋を求め
あなたも恋を求め
互いに出会って
やっと恋をして
しばらくして
恋を求めなくなった
愛に変わったから

【詩】最後の母の日

【詩】最後の母の日

母が生きていた最後の母の日
いつも
「自分のことを優先していいよ」
と言っていた母が
初めて
「今日は出かけないで、そばにいて」
と言った日
それほど母の病状は悪化していたのだと悟った
心細かったのだと知った

亡くなる9日前の母の日
私は1日中母と過ごした
何をするでもなく
ただ一緒にいた
それが最後の母の日になるとも知らず
ただ一緒に過ごした

この日のことがずっと思い出になるなんて
知らずに

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