StudioShonanTopolino

フリーのフォトグラファーです。 ちゃんと稼げてません。(笑) 気軽にお読みください。 …

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フリーのフォトグラファーです。 ちゃんと稼げてません。(笑) 気軽にお読みください。 写真について、レッスンなどなんでも承ります。 お願いいたします! http://topolino-photo.watson.jp/

記事一覧

鵠沼海岸 シルエットのサーファー

雨のなごりを歩く

「写真を撮る」なかで、「深手を負って」しばらく撮れずにいた。 「傷」が癒えるには、長い時間がかかりそうだ。 しばらくぶりに、雨上がりに、撮りに出かけた。 やはり…

「限定」の中の「写真」

最近、フィルム時代のカメラを「復帰」させようとしてます。 デジタル一眼に無い味が少しあるからです。 それは、不便な部分の向こう側にある世界です。 デジタルになって…

耕す vs 掘る

早朝、近くの鳥獣保護区へ。 途中の農地で、ちょっと引っかかる。 レタスの収穫をしている農家の方と少し話をして…。 その傍らのネギ坊主が、いい感じだった。 保護区は…

「焦げパン」は、「贅沢」…ん?

敢えて、焦げパンに焼いてみる。 先日の初代焦げパンの影響だ。 バターも好きなのだが、最近は、ジャムのほうが好き。 オレンジとブルーベリーの2種。 どちらも浅煎りの…

「良い道具」

ハンドドリップのコーヒーサーバー。 毎朝、いや、多い日には、3~4度使う。 使い勝手がよいうえに、「良い道具」としても美しさを感じる。 この写真を撮っているカメ…

「焦げパン」× 「果実たっぷりオレンジジャム」≒ 「浅煎りスペシャルティコーヒー」

昨朝のこと、久しぶりにベランダで、軽い朝食をとった。 コーヒーは、いつものようにスペシャルティのハンドドリップ。 パンは、昨日、焼き損じた焦げパンに、果実たっぷり…

今年の桜

https://youtu.be/UZdxE3gTKOI 私は、名所へ行って「○○○○の写真を撮ってきました」とか言うタイプではないのですが、この桜だけは気になる。 長野県阿智村の「駒つな…

ちょっと、文字から離れてた…

なんだか、わからない、ヘンな忙しさで、"note"から離れてました。 しいて言えば、画像や動画で苦しんでました。YouTubeの動画記事を作って、アップしてたのですが、ちょ…

写真はカメラで決まら…

こんばんは。 note に何か書く時は、たいてい長野に来ています。アパート借りてるのですが、ネット環境が無いのです。テザリングで繋いで細々と書いてます。※差し込んでる…

写真のレガシー

アサヒカメラが、休刊となる。 先日、「カメラマン」誌が休刊となったばかりだ。 写真誌が休刊となる背景の実態は、写真の形態の変化だ。 日本では、写真を「美術品」「芸…

カメラを止め…じゃない、使い倒せ!

タイトル付けの元ネタが、やや古めで…。 写真を撮りたくて、会社を辞めた。 もうご存じのことと思います。 それほどに写真が好きでたまらない。 正確に言うと、目に見え…

「写真」が好きなんだよね?!

何だか、最近、写真を撮ってて、いや、「写真」を取り巻く状況に多少の疑問を抱くようになった。 私も多少なりSNSで、写真のことについて書いたりしているので、SNS自体が…

この一杯で…。この一枚で。

日々ハマり続けているものにコーヒーがある。 ハンドドリップで、スペシャルティコーヒーに分類されるコーヒーを毎朝淹れる。多い日には、4杯ほど飲む。 テーストもさるこ…

寄り道…感じるままに。

桜の季節に、このウィルス感染騒動となってしまって、あちこち行くことに罪悪感を感じてしまうようになった。 人が集まるところを避けて、「風景」を求めていつもの中央道…

超えること

先日、約2年ぶりに鵠沼海岸で、ミツユビシギを撮った。 この場所でのミツユビシギは、過去、月刊カメラマンのコンテストで賞をいただいたこともあり、なんとなく封印して…

雨のなごりを歩く

「写真を撮る」なかで、「深手を負って」しばらく撮れずにいた。
「傷」が癒えるには、長い時間がかかりそうだ。

しばらくぶりに、雨上がりに、撮りに出かけた。

やはり、こういうシチュエーションのほうが、「撮りたい」気持ちが素直に大きくなる。
やや高く上った太陽が、雨の残るウッドデッキに反射する。
ちょうど、強い風で落ちたであろう青もみじと重なる。
周りに木々の影も入って、いい感じになった。
一枚、こ

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「限定」の中の「写真」

「限定」の中の「写真」

最近、フィルム時代のカメラを「復帰」させようとしてます。
デジタル一眼に無い味が少しあるからです。
それは、不便な部分の向こう側にある世界です。

デジタルになって、撮影できる範囲は、大きく広がり、フィルム時代に比べたら、広大過ぎて「限界」が無いみたいになっている。

それは、あらゆる面で、「無限」というか、「限定解除」なのだ。

「限定解除」は、悪いわけではない。
正しい使い方をすれば、悪いこと

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耕す vs 掘る

耕す vs 掘る

早朝、近くの鳥獣保護区へ。

途中の農地で、ちょっと引っかかる。
レタスの収穫をしている農家の方と少し話をして…。
その傍らのネギ坊主が、いい感じだった。

保護区は、この数年、魅力が薄れる一方だ。
カワセミもいなくなった。

近くの県道312には、この地区を通り抜ける計画がある。
幸いなことに供用が進まず、計画以来60年、完成にまだ10年は、かかるだろう。

作物を作るのではなく、地べたを無駄に

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「焦げパン」は、「贅沢」…ん?

「焦げパン」は、「贅沢」…ん?

敢えて、焦げパンに焼いてみる。
先日の初代焦げパンの影響だ。

バターも好きなのだが、最近は、ジャムのほうが好き。
オレンジとブルーベリーの2種。
どちらも浅煎りのコーヒーのテーストに例えられる。

浅煎りのコーヒーを飲んで、そのテーストを感じ取り、また、焦げパンを通して、2種のジャムのテーストを感じ取る。
似通ったテーストを少し時間をかけて、味わう。

…面白さは、モノへの探求へと続く。
じんわ

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「良い道具」

「良い道具」

ハンドドリップのコーヒーサーバー。

毎朝、いや、多い日には、3~4度使う。
使い勝手がよいうえに、「良い道具」としても美しさを感じる。

この写真を撮っているカメラも、「良い道具」としての美しさを感じる。
そして、好きな「良い道具」は、どこか「プロフェッショナル」的な感覚を感じさせてくれる。没入感を与えてくれる。

…「良い道具」のデザインは、昔から続いているものが多いように感じる。
「良い道具

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「焦げパン」× 「果実たっぷりオレンジジャム」≒ 「浅煎りスペシャルティコーヒー」

「焦げパン」× 「果実たっぷりオレンジジャム」≒ 「浅煎りスペシャルティコーヒー」

昨朝のこと、久しぶりにベランダで、軽い朝食をとった。
コーヒーは、いつものようにスペシャルティのハンドドリップ。
パンは、昨日、焼き損じた焦げパンに、果実たっぷりのオレンジジャム。
焦げパンは、火加減を間違えた、立派な焦げパン。
でも、果実たっぷりなジャムといっしょに食べることで、ある発見があった。
それは、ジャム焦げパンと浅煎りスペシャルティコーヒーの共通の味覚。「果実」×「コゲ」なのだ。
ご存

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今年の桜

今年の桜

https://youtu.be/UZdxE3gTKOI

私は、名所へ行って「○○○○の写真を撮ってきました」とか言うタイプではないのですが、この桜だけは気になる。
長野県阿智村の「駒つなぎの桜」です。
言い伝えでは、源義経が奥州へ下る際に、馬をつないだとされています…。

枝ぶりがきれいな桜なのですが、できれば印象的な風景に包まれた瞬間を撮りたい。

…雨、もしくは、雨上がりを狙いました。

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ちょっと、文字から離れてた…

ちょっと、文字から離れてた…

なんだか、わからない、ヘンな忙しさで、"note"から離れてました。

しいて言えば、画像や動画で苦しんでました。YouTubeの動画記事を作って、アップしてたのですが、ちょっと収集が付かない題材を捕まえてしまって、着地点を一時見失って、グルグル回ってました。

この記事です。
新しいレンズの特に高性能な部分が、撮影に影響していることを題材にしているのですが、その画像を撮るには、何十枚も撮らなけれ

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写真はカメラで決まら…

写真はカメラで決まら…

こんばんは。
note に何か書く時は、たいてい長野に来ています。アパート借りてるのですが、ネット環境が無いのです。テザリングで繋いで細々と書いてます。※差し込んでる写真と本文の関連は、ほぼありません。

一週間ほど滞在して、先生のギャラリーの番をしたり、間の休みに作品を撮りに行ったりしてます。

写真業界というか、一眼カメラ業界が久しぶりに活気づいてます。

ご存知の方も多いかと思いますが、キヤ

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写真のレガシー

写真のレガシー

アサヒカメラが、休刊となる。
先日、「カメラマン」誌が休刊となったばかりだ。
写真誌が休刊となる背景の実態は、写真の形態の変化だ。

日本では、写真を「美術品」「芸術品」とする文化が廃れたのだ、と思う。
「美術品」「芸術品」は、「非日常」だ。
流行り、廃れ、これは、どの「世界」でも同様に発生する。「写真」も、あるフェーズが終わったと見るべきなのだろう。
「写真」が、形を変え、「日常」になったために

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カメラを止め…じゃない、使い倒せ!

カメラを止め…じゃない、使い倒せ!

タイトル付けの元ネタが、やや古めで…。

写真を撮りたくて、会社を辞めた。
もうご存じのことと思います。

それほどに写真が好きでたまらない。
正確に言うと、目に見える「写真」的なモノが好きなのだと思う。
映画も大好きだ。

写真を撮るために、ぶらぶらしていると、もしくは、撮った後にひと休みしていると、同じようにカメラを持った人と「写真」の話をすることがある。まぁ、持っていない人とも「写真」につい

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「写真」が好きなんだよね?!

「写真」が好きなんだよね?!

何だか、最近、写真を撮ってて、いや、「写真」を取り巻く状況に多少の疑問を抱くようになった。

私も多少なりSNSで、写真のことについて書いたりしているので、SNS自体が「おすすめ」とか言って、「このコンテンツを見ろ」的に押し付けてくるのだが、「写真」的に控えめに見ても「なんでこんなモンを」というのが大多数で辟易する。

どれを見ても同じ感じのフワフワかキラキラで、ピントが外れてるの?それともソフト

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この一杯で…。この一枚で。

この一杯で…。この一枚で。

日々ハマり続けているものにコーヒーがある。
ハンドドリップで、スペシャルティコーヒーに分類されるコーヒーを毎朝淹れる。多い日には、4杯ほど飲む。
テーストもさることながら、色に魅せられるのだ。
写真を撮っているときもそうだが、「これ!」と思う瞬間が楽しいのだ。

このご時世で、外に行くことがままならず、写真が撮れない。
多少なりイラつくこともあるのだが、コーヒーのおかげで和やかさを取り戻せるのだ。

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寄り道…感じるままに。

寄り道…感じるままに。

桜の季節に、このウィルス感染騒動となってしまって、あちこち行くことに罪悪感を感じてしまうようになった。
人が集まるところを避けて、「風景」を求めていつもの中央道を走った。
広がる桃の花が目に飛び込む。
遠目に人が集まっているように見えなかったので、全くの予定外にインターを降りる。
「この辺だよなぁ…。」の勘で、車を進ませる。
導かれるように、ある空地へ。ちょうど、地元の人が隣のスペースへ車を停める

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超えること

超えること

先日、約2年ぶりに鵠沼海岸で、ミツユビシギを撮った。
この場所でのミツユビシギは、過去、月刊カメラマンのコンテストで賞をいただいたこともあり、なんとなく封印していたのだ。

似たような写真を撮りたくない、という意地なのだ。

時間が経って、改めてミツユビシギを見て、あの時より、もっと細かく見ることができるようになったかなと思った。

早朝二日間で、過去例を見ないショット数だった。