ryumuramatsu(村松竜)
記事一覧
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/48225012/rectangle_large_type_2_067d6ee165925738aaa830fb97339504.jpg?width=800)
様変わりを続けるYC Demo Day、今週
今週開催されるYコンビネーターのオンラインデモデイ。https://blog.ycombinator.com/yc-w21-virtual-demo-day/ 今回の出場チームが300であると話題になっている。先ほど…
9年前のシリーズAリード投資先の今日
2013年、この創業者への投資を1号投資として発表したのが「決済による、決済の、決済のための」ファンド、GMO Global Payment Fund。
LPもGPも投資先も、すべて決済関連会社のファンド、総額20億円。
当時だと今の時代のファンド規模だと50-100億円くらいの感覚だっただろうか。
あまりにもテーマ特化しすぎではないか?と自問自答したが、それでも設立に踏み切ったのは「アジア全域
様変わりを続けるYC Demo Day、今週
今週開催されるYコンビネーターのオンラインデモデイ。https://blog.ycombinator.com/yc-w21-virtual-demo-day/
今回の出場チームが300であると話題になっている。先ほどは卒業生向けのピッチがあり、いまだかつてないレベルだ!というOBの声で盛り上がっている。
私はといえば、ぼんやり、している。
6年前に参加して以来、一応ずっと見てきたし投資すること
海外投資規制や、海外投資におけるKYCについて
実務にタッチしていないとピンときにくい話だが、実は大きなネックになっていることとして、このKYCがあげられる。
世界中でどんどん規制強化されているのだ。
例えば当社には、13年に設立した海外投資専用のファンドがある。(わずか20億円のファンドだがアジア中のfintechに複数リード投資して3社ユニコーンが出せることが見えている。GMO Global Payment Fund)
しかしこのファン
鉄の意志持ち長期目線で
連載中のコラムですが今回は4年前の、GMOPGがかなりの苦境の時の実話を書きました。ちょうど、2015年に2020年までに営業利益を100億円以上にすると世界の投資家に宣言した翌年のこと。新規事業で想定以上の大きな損失が出そうなときのことです。
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO67124530Y0A201C2XY0000
◆その他のコラムはこちらから(過
アジアの決済ユニコーン、RazorPay誕生から5年の軌跡
ユニコーンは今やそれほど珍しくない。インドであればなおさらだ。しかし決済代行主力のアジアの会社でユニコーンとなれば別だ。どの会社も有望だが未上場で1000億円にはなかなか、なっていない。新興系では一番乗りかもしれない。(もちろん中国を除けばだが)今回は100億円調達し累計調達額は220億円になったと報じられた。
2015年冬のYCDemoday。以降欠かさず10回以上参加したがそれは私が初めて参
3.5兆円エムスリーの驚くべき1Q決算
前回のnoteからはや3か月。withコロナの状況でどのような決算が出るか渇望されましたがついに今日発表されましたので、かなり雑ですが速報します。
まず前提として、5月に取り上げたときの時価総額2.5兆円は、東証一部トップ50位でしたが、7/29現在、なんと、、時価総額3.5兆円、東証一部トップ32位になっています。これがどんな景色かと言うと、1つ下には日本郵政が見え、1つ上の31位みずほフィナ
歴史を動かした「シード投資家」
白石正一郎 という人がいる。
幕末の長州藩は下関にいた豪商、だ。国内貿易商らしい。つまり商社経営者という事になる。
この人が歴史に名前が残るのは、歴史を回転させたある大事業に出資したからだ。しかも家を傾けるほどに出資し、遂には本当に倒産してしまったという。
「この出資がなければその事業は世に出なかった」という出資は、我々シード投資家には一つのロマンである。
ロマンス、とさえ言ってよい。
グロース投
原始スイスの反乱同盟軍による、戦術革命
それまでのヨーロッパの戦争と言えば、騎士、つまり貴族階級が率いる重装騎兵の軍団同士の戦いだった。そんな事知るか、とばかりに森の高い所から丸太を転がして騎兵を混乱に陥れ、大した装甲もない歩兵を密集させ常識はずれの長い槍を持たせて突撃させた。この新しい戦術により訓練されたハプスブルグの騎兵軍団は散々に敗北、戦争の歴史とスイスという同盟勢力が神聖ローマ帝国内において台頭してくる、歴史的な転換点となるのが
もっとみるThe rise and fall of Habsburg ~世界をどうやって支配するか というテーマに600年向き合ったハプスブルグ一族の、壮大で壮絶なサーガ(と幕府、グーテンベルクの関係について)
2018年の7月の事だが、念願だったウィーンを訪問した。仕事でのロンドン出張を利用し、スイスの家族旅行と繋げ、最後の2日だけウィーンまで足を延ばすという旅程に乗り気ではない家族の同意をなんとかとりつけ、実現したのだった。なぜウィーンか。音楽好きではない。趣味的に世界史好き、なのである。大学受験時代に世界史に魅せられそれ以来、出張でも旅行でも訪問地に歴史的な景勝地があれば数分でも訪問して感心したり感
もっとみるYC DemoDay2016W、参加する理由
※NewsPicksのコメントを加筆修正しました
出場120社の解説はこちらのTC記事が一覧性あり
今回で3回目の参加となった。最近事業面が多忙でほとんどピッチイベントには行けなくなってきたのが、これだけは必死で毎回参加して投資もしているのには、理由がある。
複数あるが何点か挙げると、
1、トレンド把握 2、Valuationトレンドの観察 3、一流投資家との共同投資の魅力
1、面白い点