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2021年にユニコーンになった海外投資先まとめ

全6社+1社をまとめておきます。TigerGlobalかソフトバンクビジョンファンドかPEが、ユニコーン化ラウンドをリードする傾向が鮮明化した一年でした。

その1 Side
アメリカ/不動産のShopify。
独立系不動産エージェントの方々が
「ネットショップを開設出来るかのように」DX支援
Side Raises Over $50M+; Valued At $2.5 Billion

その2 DailyPay
アメリカ/給与早期払い、法人特化のB2B2Cモデルの最大手
Fintech DailyPay Is Now Considered a Unicorn

その3 Carro
シンガポール/車のマーケットプレース+Fintech
三井住友海上とも提携して保険事業も展開
ソフトバンクビジョンファンドが投資
シンガポールの自動車売買Carroがユニコーン化、ソフトバンク主導で

その4 Carousell
シンガポールのC2Cマーケットプレース
Online Marketplace Carousell Becomes Singapore’s Newest Unicorn After Raising $100 Million

その5 Xendit
インドネシアのStripe
Indonesian fintech Xendit is now a unicorn, with $150M in fresh funding led by Tiger Global

その6 Fundbox
アメリカ/AI全自動与信のインボイスファイナンス+B2Bペイメント
GMOPG、SBI、MUFG等も投資
Fundbox, a fintech focused on SMBs, raises $100M at a $1.1B valuation

番外編(SPACのIPO前のPIPE実施で2500億円)
FinAccel インドネシア 最大手BNPL
※GMOPGのDebt/GMOVPのEquity、両輪で支援し Valは初回投資から400倍

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2020年以前にユニコーンになった投資先のユニコーンの次のラウンド

その1 RazorPay
インドのStripe 決済代行からAI融資、ネオバンクまで
2020年に10億ドル突破、21末に70億ドル突破へ
100%以上の成長維持とTAMアップの新規事業連打していれば)という仮説がありますが、これまた極端な実証例に。 14か月で7倍、、8000億円を突破

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GMOVenturePartnersとしてはインド太平洋圏を対象地域として約10名の陣容でFintech中心に投資していますが、アメリカはGDP成長率も経済規模も、そしてイノベーション震源地としての地位も健在であり、Fintech領域にはこれからも成長しない理由がないくらい追い風が吹きます。
インドとインドネシアは新興国としての強烈な成長スピードとその背景にある人口ボーナス(人口13億人と3億人、そして24歳以下人口が4割以上)が10年スパンで継続するため、こちらも強い追い風の中にあります。
2022年も好調の兆しです。
Fintechはこの10年、成長と資金調達ニュースの中心だった決済代行モデルからその周辺の8つの領域にテーマが拡散しつつ、猛スピードで拡大継続しています(「Fintech9大分野」)。そのあたりもおいおい発信していければと思います。

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