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マインドフルネスを習慣にするために大切なこと-続けた先に待っている世界へ

おはようございます。
良寛です。

昨日、マインドフルネスを生活に取り入れる一歩目を書きました。
「マインドフルネスとは?」を知りたい方は是非ご参照ください。

今日はマインドフルネスを習慣化する上で
大切な心の指針を書きたいと思います。

マインドフルネスは誰に適しているのかと言えば
「現代に生きる人々すべて」と言えます。

今は日本でも病院、企業、研修などで活用されています。

マインドフルネスの方法は前回の記事で紹介したように
非常にシンプルで誰でもが手軽に始めることができます。
そして、すぐに効果を実感する方もいます。

でも、長く続けて更に深い成果まで辿り着く方は
残念ながら少数です。

今日はマインドフルネスを続ける上で大切な
「心の指針」をお伝えします。

その指針をふまえることで、腰を据えて
日常生活に習慣化されるまでやっていく
心の態勢ができるかと思います。

まずはマインドフルネスをする目的ですが、
以下のようなマインドフルネスの成果が
そのまま目的になることもあるでしょう。
①注意力・集中力・洞察力の向上
②深いリラクゼーションが得られること

でも今日は、私はより緊急性の高い方に
マインドフルネスを習慣化する意義を伝えたいです。

日常生活で痛みや不快感や不安感の続く方です。

不安が続いている。
痛みが続いている。
うつ状態が続いている。
うつ状態を繰り返す。
自分の考えがまとまりづらい。
色々な考えが常に頭を巡っていて
それに囚われてしまう。

そういう方は特に一日でも早く
マインドフルネスを何を変えても
日常に取り入れてほしいです。

一方でこの記事を読んでくださる
上記の症状が無い健康な方にも
別の変わった提案があります。

それは

目的意識を持たずに取り組む
ということです。

マインドフルネスは通常の行動とは異なる行為です。
通常はほとんど無意識に流されながら生きています。
思考や感情の奔流に自分を見失ったまま生きています。

そこに「今の自分自身に意識を向ける・注意を向ける」
というマインドフルネスをすることは、その無意識に流れた
時を一度止めるということです。

「時が止まる」感覚のイメージはドラゴンボールでいう
「精神と時の部屋」に入るということです。

つまり、いつも何かを考え、何かを感じ、何かをして、何かに追われ
ている私たちが、一度時を止めてあげて、何もしないことを体験する
ことによって、自分自身を開放していくことに繋がります。

だから誰にとっても、目的意識を持たずに取り組む価値があると
私は思っています。

マインドフルネスに適していない方もお伝えします。

幻覚・幻聴・妄想などが活発な方
うつ状態が激しい方
上記の症状があるのに自己判断・周囲の勧めで
服薬をしていない方

上記の方は、自分自身に起こっていることに
目を向けることが難しい状況にあります。

自分でやろうとせず、主治医に相談の上
病院の治療と処方を受けてください。

ではここから今一度
マインドフルネスの内容と成果を簡単にお伝えします。

・体の感覚に意識を向ける
(何かをやっているとき・やっていないとき)
・呼吸に意識を向ける
・その他、自分が体験していることに意識を向けて、
その時自分は、自分の内部はどんなふうになっているのかを見つめる。

そのことによって先ほど次のような成果が得られることを伝えました。
①注意力・集中力・洞察力の向上
②深いリラクゼーションが得られること

ただ、それだけでは無いです。
仕事や社会生活において大きなプラスの影響があります。

それは
「やっかいごと」への対処ができるようになることです。
「やっかいごと」=ストレスです。

つまり
ストレス対処ができるようになる。
ストレス耐性を高めることができる。

誰の上にも降りかかってくる「やっかいごと」
そのやっかいごと(ストレス)が降りかかった時
「その時に何ができるか」の心の対応範囲を
広げることができます。

マインドフルネスの習慣によって培われる
「注意を払う、気づく、意識を傾ける」力を
強化することによって社会生活をより柔軟に
しなやかに逞しく生きていけるようになります。

焦らず、じっくり、取り組んだ先にこうした喜びがあります。
だからこそマインドフルネスは始めることよりも、
続けること。日常に習慣化することが大切なのです。

最初はうまくやろうとしないでください。
うまくやることが目的ではありません。

今日はうまくできなかった。とがっかりせずに
少しずつ自分なりに「(自分の身体・呼吸に)
意識を集中する
」ことの練習を続けていけるように
なることが大切です。

心ここにあらずの状態がマインドレス。
マインドフルネスとは意識を傾けること。

自分に何が起こっているのか
興味・好奇心を持って観察する、意識を向ける。

(自分の身体・呼吸に)意識を集中する
練習を続けられるようになると、自分の注意が
どこにいっているのかに意識を向けられます。

そして社会生活をする中で大きな力になる
メタ注意」の力が培われます。

「メタ注意」とは注意自体に注意を払う能力と
注意がそれたことを知る能力
を指します。

自転車は、バランスを保つためにわずかな復元を
繰り返すことによって保たれますが、同じように
「メタ注意」によって注意がそれがことに
気づいて、素早く復元できることで結果的に
つねに注意を払っている状態と保つことができ
それはすなわち「集中力」が続くということです。

このことが自分の再発見と洞察力の向上に繋がり、
先に述べた社会生活での対応力の向上に繋がるのです。

では最後に、マインドフルネスをするにあたり大切な
心の指針=基本的な態度を7つお伝えします。

1.自分で評価を下さない。
2.忍耐強いこと
3.初心を忘れない
4.自分を信じる
5.むやみに努力をしない
6.受け容れる
7.とらわれない

この7つです。
この7つを心の指針において最初は手探りでも
焦らず、少しずつ、最初は1日5分からでも
マインドフルネスを日常に取り入れてみてください。

次回はこの7つのマインドフルネスの心の指針を
一つ一つ深堀りして参ります。

それが続けていくためのモティベーションUPに
更に繋がっていくと思います。

お楽しみに。

今日もあなたにとって素晴らしい一日になりますように。

良寛でした。




全ては発達障害と共に生きる全ての方の可能性を広げるために還元できるよう、皆さまにお役立ちできる記事を心を込めてお届けして参ります。