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#芥川龍之介
『あの頃の自分の事』感想文
⭐️この感想文は2022年11月9日に書いたものです。
今朝(11月9日)、芥川龍之介の直筆資料が親族の方から寄贈されたというニュース。雨に濡れた手紙など、保存状態のよくないものも。横浜市立大学と藤沢市で協力して修復していくそうです。今回、大学の講義ノートも多く、芥川が大学でどんな授業を受けていたかが分かると、期待が高まっているそうです。
ちょうど感想文を書こうと思っていた作品がありまして、その
[勝手に芥川研究#8] 「地獄変」は芸術至上主義の傑作か?
「地獄変」は芥川のあまりにも有名な短編です。初期・中期の作品の中でも完成度の極めて高い、彼を象徴する芸術至上主義の傑作とされています。
この作品を読むとき注意しなければならない点がひとつあります。語り手である大殿の奉公人が必ずしも真実を語っていないということです。色眼鏡を通して大殿の所業について語っているため、大殿が善人であることになっていますが、読んでいけば自ずとわかるように、大殿は相当我が儘
【読書】「寒山拾得」芥川龍之介 〜飯田橋で寒山拾得に遇った話〜
体調があんまり回復しません。
noteもなかなか書く気力が起きなくて…悲しいです。
そんななかではありますが、本は変わらずに読んでいます。
最近は、芥川龍之介の『杜子春』(角川文庫)を持ち歩いて、通勤時間に読んでいます。
そのなかに、私の好きな話が載っていました。
寒山拾得(かんざんじつとく)なぜ好きかと言うと、言語化するのが難しいけれど、やはり芥川の人となりを感じられるからだと思う。
あと
[勝手に芥川研究#5]「侏儒の言葉」の復刻版が届く~ついでの超初期3編感想など
侏儒の言葉
芥川龍之介の「侏儒の言葉」復刻版をメルカリで購入しました。1000円足らずで安い上に「おまけつけますね」と「傀儡師」復刻版まで送ってくれました。出品者様、ありがとう!古本屋もよいけど、古い本を手軽に手に入れるにはメルカリは便利ですね。先日もポール・オースターの「最後のものたちの国で」(文庫版がありませんし、単行本もなかなか入手困難です)を手に入れましたし、本当に助かります。
研究と