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「このままではいけない。なんとかしないと」と、自分や周囲の状況を見て、様々な問題、課題を認識して解決しようと思ってきた。ある意味で「なんとかしないといけない」病、思考パターンに嵌まってきたと言ったらいいか。逆に「何もしなくていい」「そのままでいい」と考えたら世界はどうなるだろう?

出来事は 様々な要因が 絶妙なタイミングで 重なって 起こる 見事としか言う他なく 神に仕組まれたように 起こるべきことは 確実に起こるし 起こるべきでないことは 確実に起こらない それが全宇宙的に 重なり連動し 見えざる配置で 動いているとしたら 何と表現したら いいのだろう

たぶん、せっかちな人とゆっくりの人は時間の流れ方は違うんだろうな。同じ10分でもせっかちな人は沢山の心身の活動をし、ゆっくりの人はそれほど多くの活動はしない。両者では活動の量質ともに異なる。つまり別々のペースで同じ空間に生きていると言えるのだろう。お互いに違いを知ることは需要だ。

幼き日に 心に 爆撃を受けた人よ 破壊され 流した血を 痛みを 今も覚えているか その傷は 癒えているか たとえ 身を引き千切られようとも 生きられるか 前に進めるか それでも 裂けた胸から 滴り落ちる血を 目から落ちる涙を 全身に走る痛みを 引き受けて 前に進めるか

安智史「萩原朔太郎と散文詩/「散文詩」をめぐる彷徨」(『現代詩手帖』)/『萩原朔太郎全集 第一巻』/吉本隆明『言葉からの触手』/『埴谷雄高準詩集』

1か月前

ふと思った。小判鮫はあまり良く言われないが、小判鮫には小判鮫としての存在理由があるのだろう。腰巾着も同様に。好きか嫌いかは横に置いておいて、全てのものには存在理由があるのだ。世界には必要なものは全てある。不要なものは全くない。だから無駄に見えるものも、きっと必要な「無駄」なのだ。

高校時代に友人Tがいた。彼の信条は「触らぬ◯に祟りなし」という。面倒を避け要領よく生きるTを冷めた目で僕は見た。Tは卒業後某有名大学に入ったがその後の行方は知らない。僕は自分の納得できる生き方を試みた。真逆だ。創造的に火中の栗を拾う。今、Tは無難な人生に満足しているのだろうか?

私は私の 世界の中心にいて 他者は私の世界のスクリーンに 映るイメージでしかないのか 私は私の 物語を生きて 私の物語が終わる時 私の世界は 消滅するのか それとも 別の私が 新たに生まれるのか ただ 不可知である

【AI-art】二十世紀に見た幻(詩)【midjourney】

人はそれぞれDNAで生きている。デオキシリボ核酸だ。各々の塩基配列から紡ぎ出される波動が、あらゆるものを引き寄せ、あらゆるものを遠ざけ、コンステレーションを形成し、人を動かし、生かし、死に導く。たぶんそれから逃れることはできないのだろう。無駄な足掻きをやめて、DNAの声を聴くか?

ああ どこまで歩いて 行くのだろう ああ どこから歩き 始めたのだろう 僕は 僕を忘れて 必死に進んでいるうちに 僕を 見失ってしまったよ

孤独に苛まれている人々の悲痛な叫びをよく聞くが、もう少し何とかならないものかと思う。私は孤独をこよなく愛する。しかし、そうでない人の方が圧倒的に多いように思う。人との繋がりを求める、自分の話を聞いてほしい、孤独に耐えられない人々。サポートする社会的なシステムが必要なのだろう。

彷徨い歩く 肉体は 一体どこに行くのやら 彷徨い歩く 肉体は いついつ灰に なるのやら 彷徨い歩く 肉体に 付き添う魂 あるらしく 彷徨い歩く 肉体は 魂離れて ものとなる ものとなった 肉体は この世の摂理に従って 肉体離れた魂は いついつ生まれ かわるやら

AIロボットは、芸術を鑑賞し、感動することができるか?そうした感性と心を有し得るか?破壊もしくは機能停止を、人が死を恐れるように、恐れることはできるか?神を、宗教を、救済を求めるか?それらがなければ、人間を越えることはできず、単なる高度な「知的ツール」に過ぎないのではないか。

朝、通勤のバスや電車で、ただぼんやりと座っていた。どこか遠くで「ドナドナ」の歌が聞こえた気がした。バスや電車の「荷馬車」に載せられて、僕らはどこに行くのだろう?労働と時間を切り売りに連れて行かれるのだが、本当はどこか別のところに向かっているじゃないか・・・そんな気がふとした。

学の体系 アフォリズム 仏教とニーチェの知

1か月前

周囲の空気は刻々と変わる。昨日私がいた世界の延長線上に今日の世界があるのかさえ、私にはわからない。ただ無限のパラレルワールドから今、私の意識があるこの世界に何かの偶然か必然により私は流動的に存在する。否、存在しないか?恐らく時はない。全てが完結循環する完全体だ。その一部が全てか。

台風の影響の中、電車で出勤する。外は風雨が激しく、乗客には不安の表情が浮かぶ。電車は無言のまま走り続けている。もし次の駅に永遠に着かなければ、と夢想する。どこまでも線路が伸びて、いくら走っても駅に着かない。亀に追いつけないアキレスのように、永遠に風雨の中を走り続けるのだ。無限に。

人間、特別な存在になろうとか、有名になろうとか、考えない方がいいんじゃないかと、思う。どうせたいした者にはなれない、くだらん人生をうだうだ言いながら生きてる、しょうもない人間である、そうした自分を認めた方がいい。その上で、自分にしか生きられない人生を生き抜くしかない。それで良し。

現代人は、核家族から徐々に人数は減少し、行き着くところ一人暮らしになる。そして高齢化とともに、病気や介護の問題に直面し、最期は病院か、施設か、孤立死か。一人ひとりが見えない檻に入れられて孤独に苛まれている。家族や地域の枠、人と人との適度な距離を保ち、共存していける場を作れないか。

たとえば、生きることを「仕事」だと捉えてみる。金銭を得るための「労働」でも「ビジネス」でもない。寿命があるだけ働くのだ。生きることは、しんどい。たぶん我々は各々独自の役割をもって、この世に生まれてくるのだろう。寿命が尽きるまで生き抜く。それができれば、新しい世界が拓ける気がする。

この一瞬が 永遠となり この一滴の雫が 大洋となる そんな自在な 視点をもちたい

人の評価は、ただの一面、ただの一瞬。人と離れれば、我独りあり。なんの責任も負わない他人の戯言に縛られ、傷つくより、自分をおおいに評価しよう。天上天下唯我独尊。これでいいじゃん。

いのちが共鳴する時 奇跡は起こるかもしれない

パラレルワールドは無限にあって、グラデーションのように繋がっている。自らの意識のある世界が「現実だと思っている世界」で、私の世界とあなたの世界は同一でなく、重なり合うこともない。私が「現実だと思っている世界」の一部であるあなたは、あなたが「現実だと思っている世界」とは別のものか?

向上心のある生き方とは? 遥か彼方から 問われているような 気がする

今日もベルトコンベアーが大量の砂利を運びダンプの荷台に落としていく。砂利の一粒一粒は、どこに運ばれていくのか知らない。事業は予算が決められ、計画され、システム化されている。そうした中での運搬作業だ。今日も、明日も予定通りに作業は続く。砂利は砂利の働きをする。それ以外は不要なのだ。

【AI-art】二十世紀に見た幻【midjourney】

親に幼い頃から常に恣意的に誰かと比較されて、貶められてきたとしたら、つらいだろうな。自尊感情、自己肯定感が育たない。誰かに癒されない限り、一生痛みと苦しみ、自己否定感は続く。でも残念ながら、そういう罪悪感をもたない超毒親はこの世に存在する。それが現実だ。

【AI-art】Shallow Feelings【midjourney】

何か自分でも文章を書きたくなる読書

バスや電車で隣に座ってくる人は選べない。最近困るのは、整髪料なのか、強い香りを放つ中年男性である。化学物質には過敏なので、すぐに席を離れないと、すぐに気分が悪くなり、後で嘔吐することもある。当該男性は全く気づくこともなく、平然と席を占有して座っている。腹も立つが、無力だ。悲しい。

【AI-art】Traveler,Builder,Ruler【midjourney】

知性は野にあれ 山にあれ 河川を流れて 海にあれ

私たちは 多くの人が彷徨う 深い霧の森の中で 生きている

世の中から競争がなくなれば もう少し緩やかで 生きやすくなるのだろうか 競争のない世界 お互いを較べ合うことなく 生きていることを 喜び合える世界 各々の違いを認め合えれば 人はみんなもう少し幸福に 近づくことができるようにも 思うのだが そんな想像をしてみる

当たり前に思っていることが 当たり前でなくなると 価値の逆転が起こる 絶望が希望になったり 希望が絶望になる 人生、一寸先は闇 闇も光も全てを受け入れて それでも立ち続ける そのようにありたいと 願うけれど

この社会でなんとか適応して 生きていかなければならないと 自らに強いていたことに気づいた 無理をして適応しなくても この社会のどこか 自分らしくいられる場所で どこかの片隅で ささやかに生きていけばいいのだと そう思った あるがままに 心が自由になった そう感じた

バスでも電車でも ツンツクツン みんなスマホで ツンツクツン 老若男女 ツンツクツン 何が正しい ツンツクツン 何が誤り ツンツクツン わからないけど ツンツクツン いついつまでも ツンツクツン

【AI-art】The Miserable person【Midjourney】

がんばるとか、がんばらない そんな尺度は捨ててしまったら どうだろうか 集中する、弛緩する そちらのほうが いいように思うのだが

人は運命に従って 世界を創造し続けている 完成されたプログラムの通りに そこには自由意志があるように 思えるが 自由意志はないとも言える 俳優が台本通りに 舞台で役を演じるが如く 終結は定められている それは終わりとともに 始まりとなる 時空を超越した 高次な在る者のために

【アフォリズム】ポストモダーンな粋とキャバ

3週間前

僕らはなぜ急いでいるのだろう なにを焦っているのだろう いずれにしても 行き着くところは終着点 なにも生き急ぐ必要はない なにも死に急ぐ必要はない 時が満ちれば 人は 必ずたどり着くのだから

投資家は長文を書かない【父が娘に残す金融記事】

【アフォリズム】洗練 本当のエレガントと狂気

3週間前

エッセイ:シオラン――敗北者の守護聖人

3か月前

[勝手に芥川研究#5]「侏儒の言葉」の復刻版が届く~ついでの超初期3編感想など

【韓国ドラマのアフォリズム】「おっさんず×(危機)」の<死を受容する5段階>

1か月前

「オスカーワイルドの名警句集」