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何か自分でも文章を書きたくなる読書

「いい読書」とは何か?特にノンフィクション系の本を読んだ場合の話。

一つは次の読書を誘発する読書だ。最近の本はアメリカの学術論文スタイルがすっかり定着しており、ノンフィクションは注がついている。その注に書いてある本をたどってみたくなる読書だ。

もう一つは、自分でも文章を書きたくなる読書だ。一つの文章から自分のアイデアが何か浮かび上がってきて何かを書きたくなる。元の文章に賛成でも反対でも、全く違う発想の連想ゲームでもいい。とにかく自分で表現してみたくなる読書だ。

これはもちろん小説のようなフィクションでも生まれることがある。詩的ひらめきみたいなものが元の文章から誘発されて降りてくる場合があるのだ。

少し話はずれるが、個人的には常々気の利いたアフォリズムを書いてみたいと思っている。アフォリズムとはネット検索してみると以下のような解説があった。

"短いぴりっとした表現で、人生・社会・文化等に関する見解を表したもの。警句。箴言(しんげん)。"

イメージとしてはエピクロスの文章や芥川龍之介の『侏儒の言葉』みたいなものだ。表現媒体はツイッターが向いているのかもしれないが。

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