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小説の書き方

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#新人賞

『お父さんはユーチューバー』本日発売です

『お父さんはユーチューバー』本日発売です

『お父さんはユーチューバー』が本日7月14日発売となりました。

作家になっての醍醐味といえば、自分の本が書店さんに並ぶところじゃないでしょうか。

夢を叶える光景を強くイメージするといずれ現実になるといわれますが、僕も作家になる前は、自著が書店に並ぶシーンを思い描いていました。

作家という夢の象徴が、このイメージなんです。

ただ無邪気に発売日を嬉しがれるのは、最初のデビュー作がピークなんです

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作家の最適ジャンルとは?

作家の最適ジャンルとは?

小説を書くとなると、ジャンル選びは非常に大切になります。このジャンル選びをミスると中々結果が出にくいです。

なぜジャンル選びは大切なのか?

プロの作家でもいろんなジャンルを書く人はいますが、やっぱり得意ジャンルでないとダメなんですよ。代表作と呼ばれるものは、もれなく得意ジャンルからしか出ていません。ほんとジャンルって不思議です。

というのも小説って基本一人で制作するものなので、極めて属人性が

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作家と編集者について

作家と編集者について

とある編集者の方に、「浜口さんが優秀だと思う編集者の条件ってなんですか?」と訊かれました。

その方は別の業界から中途で入られたので、そんな質問をされたんでしょう。

そこでちょっと自分なりに考えてみました。プロの作家を目指されている方にも参考になるかなと思い書かせてもらいます。

プロの作家になると、編集者が付いてくれます。

編集者って小説、ビジネス書、雑誌、漫画、WEBメディアなどジャンルに

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作家と性別について

作家と性別について

今年の直木賞・芥川賞の候補作で面白い現象がありました。

芥川賞五作、直木賞四作が女性の作家さんだったんですね。

それとこんな面白いnoteも読ませてもらいました。大変興味深かったです。

ここでは本屋大賞の歴代受賞者が女性作家さんの方が男性作家さんよりも倍近くいると書かれています。確かにそうなんですよ。直近はもっと女性の作家さんの比率が多いですね。

というのも、現在の一般文芸では圧倒的に女性

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プロットは作ろう

プロットは作ろう

小説やストーリーを書くときに『プロット』という用語をよく見かけます。

簡単にいえば小説作りにおける設計図ですね。

箱書きというもので、キャラクターが何をするか、どんな事件が起こるかなど、ストーリーがどう動くのかを簡単に書いていきます。

プロットを長く書く方もいれば、ほんと箇条書きぐらいしか書かれない方もおられます。

ただ作家の中にはプロットなんかいらないよ、という方もおられます。

ここは

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上手な文章とはどんな文章か

上手な文章とはどんな文章か

いつもお世話になっています。作家の浜口倫太郎(@rinntarou_hama)です。

今日は上手な文章の書き方について書かせてもらいます。

作家志望者は文学的表現や巧みな比喩を使いたがりますが、それって相当難易度が高いです。

あとそういう小難しい表現を好む人って、ほんとごくごく一部の方です。「文章が幼稚すぎる」みたいな批判をする人ですね。

困ったものでそういう人ほど声が大きくて目立つんです

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作家が元旦からはじめたいこと

作家が元旦からはじめたいこと

いつもお世話になっています。作家の浜口倫太郎(@rinntarou_hama)です。

さあ元旦です。今日から2022年がはじまります。みなさま今年もよろしくお願いいたします。

一年の計は元旦にありとも言いますように、元旦に計画を立てたり、何かをはじめるには一番いい日ですよね。

その中でも、元旦からやることあるある第一位が日記じゃないですかね。

やっぱりキリのいい1月1日から日記をはじめたい

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ジャンルは偉大です

ジャンルは偉大です

今回はプロ作家を目指されている方向けの記事となります。

小説を書いていると、自分が書きたいジャンルというのがありますよね。noteで小説を書かれている方を見ていると、純文学とか自分の気持ちを物語として書いている人が多い気がします。

それって絶対にいいんですよ。書いていて楽しい小説とか、心がほぐされる小説って、自分のために書くものですからね。

精神病の治癒の一環として小説を書くというのが勧めら

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