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藤田 淑子
2020年11月20日 20:35
じたばたと転げ回って表情を変え続けても驚かぬ君あなたにはどんな姿に見えている諦めずしがみつく私の影愛される自信がなくて月影にうつして薄目で見る臆病ゆえこわいんだあなたに何処かへ行かれたら居場所持たない寂しさを見る雨よ降れいつまでも降れこの場所で選択肢奪う口実となれふられれば安心するのかこの心拒否され嫌われるのには慣れたよ痛くない胸の奥へと突き刺さる棘の大きさ気付きたくない
2020年11月20日 01:31
「あの時にこうしておけば」と言う人と「あの時」すら無かった己の日々後悔をしない道選び歩んでも生まれた時代(とき)は変更が効かず私には普通のことが分からないあなたの邪魔にはなりたくなくていつまでも手放すことが出来なくて遂に形にして並べ始めこんなにもたくさんの想い伝えたらあなたは重さに耐えられるかしらこの気持ち全てを明かす時までに私は幾度も更新(交信)を続け夜を待ちわざと彷徨う
2020年11月13日 23:21
あの女(ひと)もあなたもきっと真ん中でいつか出逢うわ星と瞬き私にはなんの資格も無いのならせめて静かに願いだけを込め甘い嘘それでも嬉しかったのさ外に出れない今年の夏が間違ったことがこれほど嫌なのに根本から歪む己の想い三角の点が消えたの一つだけ残った二点は繋がらないのに幻が消えずに寧ろ愛おしくあなたの中に残る虚しさ私には一体何が出来るでしょう繋がった先空のむこうで自由まで奪
2020年11月8日 00:24
長いモノ巻かれて巻かれてラクをして最後に自らクビ締めるだけ真夜中に響き渡って何処へ行く男の下卑た笑い声たち苛立ちも重なり続け変わりゆく油断狙った復讐の的妖怪だ化け物だなどと罵られいいねなりたいお前らも潰すお飾りが取り仕切ってても所詮嘘坊ちゃん君には何が出来るの永遠にふんぞり返っていればいい誰も教えてはくれぬ可哀想いい加減はずしたらどういつまでも昔の誰かの功績頼るな私には
2020年10月20日 02:23
膨らんだ風船のようなこの想い破裂で届けば後悔もなくいつだって影が見えればその姿あなたでないと分かっていながら背の高い茶髪の男(ひと)は来なかった?何処にでもいるそんな野郎は澄んだ瞳(め)が美化されてゆく脳内でかけ離れてもいいの綺麗なら現在のことでありつつセピア色いつの日のあなた何処にいるわたし分からない丁度良いくらいどれくらい加減を知りたい掌の上サラサラと風に飛ばされ舞い上
2020年10月18日 00:30
夜を呼ぶ街の景色は様変わり私は帰る「よい子」ですもの眠れないこんな時間もまた一興浮かぶ言葉と微睡み戯れこの場所をいつか乗っ取るつもりなのお前なんかに誰が付いてくか正気には戻っちゃいけない勝つまでは自分の納得する戦法で蕁麻疹出てきて教える危険地帯気付かぬふりして渡り歩けば色の無い日々を過ごすも悪くないあなたを想うだけで鮮やかに幸せになりたいなんて言う奴はその偶像を追いかけて死
2020年10月15日 22:54
出来るだけ馬鹿なままでいてほしいのねそうねわかった空っぽ演じる考えりゃ一つも得は無いのにさ角立てぬよう従う愚かさ話さないそうさ言わずに書くんだよ掴んだことは決して離さぬ生意気だ?大人しく見える私に騙されたのはお前のほうだよ聞けるだけ聞き出してみれば出てくるわどれだけこちらが舐められているか好きだねえ知っていることひけらかすあたしは煽てて情報を盗むいつまでも同じ手口でいけるか
2020年9月7日 07:51
優しさがどんなものかと考えて筆握りしめ涙溢れるキレイでも写真みたいでもないけれど私は自分の絵が結構好き見せてくれ連れてってくれ知らぬ場所キャンバスに込めた想いはじけて私のは「夢」でもなんでもありませんただ進みたい先へ先へと壁一面出来上がりを迎えたら必ず一度は全力でハグ苦しみがなくなることはないだろうこの快楽も消えないけれどいくつものタイムリミットその先に待ち構えるもの描いて