現代短歌 《思うは自由》

夜を呼ぶ街の景色は様変わり私は帰る「よい子」ですもの

眠れないこんな時間もまた一興浮かぶ言葉と微睡み戯れ

この場所をいつか乗っ取るつもりなのお前なんかに誰が付いてくか

正気には戻っちゃいけない勝つまでは自分の納得する戦法で

蕁麻疹出てきて教える危険地帯気付かぬふりして渡り歩けば

色の無い日々を過ごすも悪くないあなたを想うだけで鮮やかに

幸せになりたいなんて言う奴はその偶像を追いかけて死ぬ

こんなのが欲しいフレンチキャビネット買えないから描く理想そのままに

潜水艦もぐって8年ハート型チャンス巡る日いつまでも待つ

夢を見て逢えたらどれだけ嬉しいか脳内は自由何もかも捨てて