大野たかし

1969年生。誰もがストレスなく生活し、搾取・格差・差別・ハラスメントのない、資本主義…

大野たかし

1969年生。誰もがストレスなく生活し、搾取・格差・差別・ハラスメントのない、資本主義を超克した社会が実現する事を目指しています。 かつては日本共産党の公認や推薦で選挙に出ましたが、2023年2月に離党しました。 趣味は相方との散歩や買い物・アニメ・漫画・将棋です。

記事一覧

役所における「しんぶん赤旗」勧誘は止めるべき

 筆者の住む千葉市の議会で、議員による職員への政党機関紙の庁舎内勧誘行為の中止を求める陳情が採択送付されました。  具体的な政党名・機関紙名は挙げられていません…

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大野たかし
1か月前
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なぜ日本は「衰退国家」になったのか

 日本が「衰退国家」と少なからぬ人に呼ぼれるようになりました。  自分もそう思っています。  経済指標を見ても、2000年に世界2位だった一人当たりGDPは現在38位まで落…

大野たかし
2か月前
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日本共産党は掲げている政策を実現する気がない

 2023年5月に「日本共産党中央は、選挙で勝つ気がない」を書いたとき、末尾に「次回は、選挙のみならず、共産党が発表している政策に関しても、中央は本気で実現する気な…

大野たかし
3か月前
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差別を作って拡げる政治家と、それに煽られ差別扇動発言(ヘイトスピーチ)をする差別主義者の末路

 自民党や維新の議員による差別扇動発言(ヘイトスピーチ)が頻発しています。  もちろん、かつての故・中曽根首相のように、昔から差別発言をする政治家はいました。  …

大野たかし
4か月前
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日本共産党大会におけるパワハラについて

田村氏による「パワハラ結語」 2024年1月に行われた、日本共産党(以下共産党と表記)の第29回党大会の「結語」で、田村智子副委員長(当時)がパワハラ発言を行った事が…

大野たかし
7か月前
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「日本共産党を批判する事は権力を利する」という言説について

 日本共産党(以下共産党と表記)の党の最高機関である党大会の「結語」を報告する田村新委員長が特定の党員に対しパワハラを行いました(動画)。  当然、大きく批判さ…

大野たかし
7か月前
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「個別的自衛権」は必要なのか

「自衛戦争」の名のもとで一般市民を虐殺 イスラエルがガザで虐殺を始めてから2ヶ月以上経ちました。  住宅のみならず、病院まで攻撃しています。  多くの一般市民が命…

大野たかし
9か月前
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ジェンダー不平等な政党が「ジェンダー平等の党」を僭称した結末

日本共産党埼玉県議団の申し入れでイベントが中止となり、損害が発生  日本共産党(以下、共産党と表記)埼玉県議団が、県営公園での水着撮影会を中止に追い込んだ、とい…

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日本共産党中央は、選挙で勝つ気がない

 前回の記事「日本共産党に入って良かったこと」の最後に、  と書きました。  残念ながら、筆者が長年信じていた「日本共産党(以下は共産党と表記)は資本主義を終わ…

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日本共産党に入って良かったこと

 何度か書いているように、2023年2月に離党届を提出し、9年8ヶ月ほど続けてきた日本共産党(以下共産党と表記)の党員をやめました。  うち2016年1月から2022年10月まで…

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「北海道にミサイル落下」と虚偽を煽ったJアラートについて

 2023年4月13日の朝、政府による「Jアラート」が発信されました。内容は、「朝鮮民主主義人民共和国(以下北朝鮮と表記)が発射したミサイルが北海道周辺に落下すると見ら…

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選挙カーは必要か?

 約10年間所属していた日本共産党(以下共産党と表記)を離党し、久々に、フラットな立場で、2023年の統一地方選挙を迎えることになりました。  そこで改めて思ったのは…

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「敵が攻めてきたらどうするのか」論について

 歴史をみればわかるように、日本は、幸運にも、「敵」が攻めてくる事が極めて少ない国です。  数少ない例外は、相手が派遣した外交官を殺害したために発生した「元寇」…

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離党後に書いたnote記事を理由に、日本共産党から、除名の次に重い「処分」を受けました

離党してから約1ヶ月後に日本共産党からメールが届く  3月8日に、日本共産党(以下共産党と表記)千葉県中部地区委員会のT委員長からメールが届きました。内容は以下のと…

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得票につながるツイッター活用法

はじめに  簡単に自己紹介します。  2017年の千葉市長選挙と衆院千葉1区、2021年の千葉市長選挙に、日本共産党の推薦・公認で立候補した経験があります。いずれも当選で…

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2月9日志位発言の問題点など

読んだ直後に離党届を提出  2023年2月9日に、日本共産党(以下共産党と表記)の志位和夫委員長が記者会見を行いました(志位氏の会見全文)。内容は、「シン・日本共産党…

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役所における「しんぶん赤旗」勧誘は止めるべき

役所における「しんぶん赤旗」勧誘は止めるべき

 筆者の住む千葉市の議会で、議員による職員への政党機関紙の庁舎内勧誘行為の中止を求める陳情が採択送付されました。
 具体的な政党名・機関紙名は挙げられていません。ただ、この採択で反対した二人がいずれも日本共産党(以下「共産党」と表記)の議員でした。
 これからも、対象となっているのが、共産党機関紙「しんぶん赤旗(以下、「赤旗」と表記)」の勧誘である事は明白です。
 筆者はかつて、千葉市の赤旗出張所

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なぜ日本は「衰退国家」になったのか

なぜ日本は「衰退国家」になったのか

 日本が「衰退国家」と少なからぬ人に呼ぼれるようになりました。
 自分もそう思っています。
 経済指標を見ても、2000年に世界2位だった一人当たりGDPは現在38位まで落ちています。
 もちろん、その間、日本で暮らしていた身としても、様々な形で凋落を実感しています。
 一例を挙げると、現代社会において必需品となった携帯電話(スマートフォン)です。
 携帯電話が普及し始めた頃には、日本の主な家電メ

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日本共産党は掲げている政策を実現する気がない

日本共産党は掲げている政策を実現する気がない

 2023年5月に「日本共産党中央は、選挙で勝つ気がない」を書いたとき、末尾に「次回は、選挙のみならず、共産党が発表している政策に関しても、中央は本気で実現する気などない事を書く予定です。」と書きました。
 ところが、その後、仕事が超多忙になったり、党大会での田村新委員長パワハラ問題などを書いていたこともあり、「予告」を実行できていませんでした。
 というわけで、大変遅くなりましたが、日本共産党(

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差別を作って拡げる政治家と、それに煽られ差別扇動発言(ヘイトスピーチ)をする差別主義者の末路

 自民党や維新の議員による差別扇動発言(ヘイトスピーチ)が頻発しています。
 もちろん、かつての故・中曽根首相のように、昔から差別発言をする政治家はいました。
 最近になって、それが急速的に増えたように思えます。中には、差別発言が「看板」である杉田水脈議員のような政治家まで現れました。
 そして、SNSが普及した現在、「炎上目的」とでもいうような感じで、差別扇動発言(ヘイトスピーチ)を行う政治家が

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日本共産党大会におけるパワハラについて

日本共産党大会におけるパワハラについて

田村氏による「パワハラ結語」 2024年1月に行われた、日本共産党(以下共産党と表記)の第29回党大会の「結語」で、田村智子副委員長(当時)がパワハラ発言を行った事が話題になっています。
 その発言について、ちょっと長いですが引用します(結語全文)。

 直球ど真ん中のパワハラです。しかし、2022年11月には、小池書記局長による田村副委員長(当時)へのパワハラを認めた共産党ですが、今回はパワハラ

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「日本共産党を批判する事は権力を利する」という言説について

「日本共産党を批判する事は権力を利する」という言説について

 日本共産党(以下共産党と表記)の党の最高機関である党大会の「結語」を報告する田村新委員長が特定の党員に対しパワハラを行いました(動画)。
 当然、大きく批判されましたが、その批判に対し、「これは権力側を利するものだ」と反論する人を見かけました。
 これは今に始まったことではありません。これまでも、共産党が問題を起こすたびに「共産党を批判することは、権力側を利する」という言説が党外の人も含め、何度

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「個別的自衛権」は必要なのか

「自衛戦争」の名のもとで一般市民を虐殺 イスラエルがガザで虐殺を始めてから2ヶ月以上経ちました。
 住宅のみならず、病院まで攻撃しています。
 多くの一般市民が命を落としました。さらに、ジャーナリストや国連関係者も標的になっています。
 しかし、この虐殺もイスラエルにとっては「自衛戦争」なのです。
 10月7日に「テロ」が起きたから、それに対する「自衛」というわけです。
 イスラエルの主張としては

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ジェンダー不平等な政党が「ジェンダー平等の党」を僭称した結末

ジェンダー不平等な政党が「ジェンダー平等の党」を僭称した結末

日本共産党埼玉県議団の申し入れでイベントが中止となり、損害が発生

 日本共産党(以下、共産党と表記)埼玉県議団が、県営公園での水着撮影会を中止に追い込んだ、という事例がありました。
 2023年6月8日に、6月23・24日に県営公園で行われる予定の水着撮影イベントを中止すべき、という申し入れを行いました。

 すると、県営公園を運営する指定管理業者は、そのイベントのみならず、全ての水着撮影イベン

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日本共産党中央は、選挙で勝つ気がない

日本共産党中央は、選挙で勝つ気がない

 前回の記事「日本共産党に入って良かったこと」の最後に、

 と書きました。
 残念ながら、筆者が長年信じていた「日本共産党(以下は共産党と表記)は資本主義を終わらせる事を目的にする政党」という考えは間違っていたのです。
 こんな事を書くと、「そんな事はない。綱領にもそう明記しているではないか」という反論する人もいるでしょう。
 確かに、共産党の綱領には長々と「未来社会」について書いてあります。

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日本共産党に入って良かったこと

日本共産党に入って良かったこと

 何度か書いているように、2023年2月に離党届を提出し、9年8ヶ月ほど続けてきた日本共産党(以下共産党と表記)の党員をやめました。
 うち2016年1月から2022年10月までは専従職員を務めました。
 今となっては、党中央の酷さに呆れています。しかし、だからといって、党員や専従になったこと自体は後悔していません。
 色々と良かったこともありました。今回は、それについて書いてみます。

1.パワ

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「北海道にミサイル落下」と虚偽を煽ったJアラートについて

「北海道にミサイル落下」と虚偽を煽ったJアラートについて

 2023年4月13日の朝、政府による「Jアラート」が発信されました。内容は、「朝鮮民主主義人民共和国(以下北朝鮮と表記)が発射したミサイルが北海道周辺に落下すると見られているから、北海道においては、ただちに建物のなか、もしくは地下に避難せよ」というものでした。
 その結果、札幌をはじめとする北海道各地では、電車が止まるなど、多大な影響が発生しました。
 その結果、時給で働く人々は、収入が減ってし

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選挙カーは必要か?

選挙カーは必要か?

 約10年間所属していた日本共産党(以下共産党と表記)を離党し、久々に、フラットな立場で、2023年の統一地方選挙を迎えることになりました。
 そこで改めて思ったのは「選挙カーはいらないよな」ということでした。
 党員時代に、選挙カーの製造などを家業にしている方々に大変お世話になりました。その方々には大変申し訳ないのですが、今回は、選挙カー不要論を述べます。

聞く側にとっての選挙カー

 今回の

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「敵が攻めてきたらどうするのか」論について

「敵が攻めてきたらどうするのか」論について

 歴史をみればわかるように、日本は、幸運にも、「敵」が攻めてくる事が極めて少ない国です。
 数少ない例外は、相手が派遣した外交官を殺害したために発生した「元寇」と、真珠湾攻撃という「敵基地攻撃能力」を行使して、アメリカに反撃されたアジア太平洋戦争くらいなものです。
 にも関わらず、何かあるごとに、「敵が攻めてきたらどうするのか」などという言説が出てきます。
 そして、日本の政治家の多くは、「敵が攻

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離党後に書いたnote記事を理由に、日本共産党から、除名の次に重い「処分」を受けました

離党後に書いたnote記事を理由に、日本共産党から、除名の次に重い「処分」を受けました

離党してから約1ヶ月後に日本共産党からメールが届く

 3月8日に、日本共産党(以下共産党と表記)千葉県中部地区委員会のT委員長からメールが届きました。内容は以下のとおりです。

 共産党の内部事情が知らない方には、何を意味する文章なのかわからないと思います。また、「処分」の理由については、極めて非論理的かつ支離滅裂で、理解不能でしょう。
 そこで、端的に解説をします。
 まず、筆者は、2022年

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得票につながるツイッター活用法

得票につながるツイッター活用法

はじめに

 簡単に自己紹介します。
 2017年の千葉市長選挙と衆院千葉1区、2021年の千葉市長選挙に、日本共産党の推薦・公認で立候補した経験があります。いずれも当選できませんでしたが、得票を増やしました。
 その際、特に意識したのはツイッターの活用でした。
 その経験について、本稿を書きました。
 なお、所属についてですが、2023年2月に、日本共産党を離党しています。
 本記事では、政治的

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2月9日志位発言の問題点など

2月9日志位発言の問題点など

読んだ直後に離党届を提出

 2023年2月9日に、日本共産党(以下共産党と表記)の志位和夫委員長が記者会見を行いました(志位氏の会見全文)。内容は、「シン・日本共産党宣言」を出版したことなどを「党攻撃」として除名した松竹伸幸氏に関することと、その除名を批判した朝日新聞社説に対する反論でした。
 読み終わったあと、愕然としました。
 自分は、3ヶ月半前である2022年10月末に6年10ヶ月続けた日

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