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エッセイ集

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エッセイガッサイは「一切合切」をもじり名付けました。文字通り、全て出しきる想いで綴ります。 また、喜怒哀楽と心が動いた瞬間に文章として書き留めています。 宜しくお願いします!
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#言葉

エッセイ㊷ 『傘をさす』

エッセイ㊷ 『傘をさす』

どうも、シンスケです!

最近は九州地方にもよく雨雲が掛かり、あいにくの雨模様。いつしか桜も鈍色した花びらとなり、側溝の網に無残な状態で溢れております。

そんな笹船のように流される桜の花びらを、目で追いながら傘をさし、散歩しておりました。

「傘をさす」

当たり前ですが、傘を手に持ち(傘をさし)雨をしのぐ動作です。どんなに便利な時代になっても、未だアナログな手段だなと思ってしまいます。

これ

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エッセイ㊶ 『今でも覚えている贈るコトバ』

エッセイ㊶ 『今でも覚えている贈るコトバ』

どうも、シンスケです!

今年は暖冬の影響もあり、卒業の門出を祝うように桜の花びらがあちらこちらと、パステルカラーに染まっていました。そんな早咲きの桜を車の窓越しに見ていると、今年もまた思い出すコトバがあります。

なぜカタカナで書いたかというと、中学生だった私は、そのコトバを言葉という意味では理解が出来ていなかったのだと思います。

当時、卒業式が終わると卒アルを開いてクラス写真や、先生達の贈る

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エッセイ㊴ 「宜しくどうぞ」に感じる違和感

エッセイ㊴ 「宜しくどうぞ」に感じる違和感

どうも、シンスケです!

街中の色んな商業施設にて接客やサービスを受けると、つい気持ちが良くなってしまう事があります。

「いらっしゃいませ」と笑顔で受け入れられ
「ありがとうございました」と見送られる。

至極単純な事なのですが、改めて接客とは先手必勝の気持ちが大切なんだと気付かされます。

剣道で例える所の「出小手」です。剣先に緊張感を持って間合いを詰めます。我慢が出来なくなった相手が面を打っ

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エッセイ㉞ 「残念」と「無念」の違いって何だろう?

エッセイ㉞ 「残念」と「無念」の違いって何だろう?

どうも、シンスケです!

突然ですが、皆さん「残念」と「無念」の違いをうまく説明出来ますでしょうか?

直感的に念が「残る」と「無い」の両極端の意味がありそうな二つの言葉。あまり意識していなかったのですが、気になったので調べてみました。

実はこの二つの言葉。文字ヅラに似合わず、同じような意味があるのです。

ややこしや〜

失望や遺憾な気持ちを表現する際に使われますが、微妙なニュアンスの違いがあ

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人生の片手間に〜エッセイガッサイ㉔ 言葉選びに溢れる『オリジナリティ』

人生の片手間に〜エッセイガッサイ㉔ 言葉選びに溢れる『オリジナリティ』

どうも、シンスケです!

以前バラエティー番組を見ていた時の事です。

その時はクイズの企画をやっていたのですが、出演していたのはアイドルとお笑い芸人でした。

その中に、私の好きな『くっきー!』が出演していました。

アイドルが間違い探しに答えて、それを皆でツッコんでいる場面です。

アイドル「こんなの難し過ぎますよぉ。二つの違いが全然解らなかったですぅ」

みたいな事を言った後に、くっきー!は

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人生の片手間に〜エッセイガッサイ㉓ クレーム対応に役立つ「魔法の言葉」

人生の片手間に〜エッセイガッサイ㉓ クレーム対応に役立つ「魔法の言葉」

どうも、シンスケです!

『クレーム対応』

接客業をされている方なら、一度は経験したことがあると思います。

この言葉を聞くと、いい気持ちにはなりませんよね?

私も実際いくつかのクレームを対応した事があります。

殆どはこちら側の粗相なのですが、中には理不尽にも頭ごなしに怒ってくる人達がいます。

そうなれば、一日嫌な気持ちになってしまいます・・・

更にそれを引きずれば気持ちがふさぎ込みメン

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人生の片手間に〜エッセイガッサイ⑳ 『こだわり』を持つ事の大切さ

人生の片手間に〜エッセイガッサイ⑳ 『こだわり』を持つ事の大切さ

どうも、シンスケです!

皆さんは好きな言葉はありますでしょうか?

私は、

『世界は誰かの仕事でできている』

という言葉が大好きです!

何かこう「たとえちっぽけな仕事さえ誰かが見てくれている」と自分の仕事に誇りを持てますよね。

「あなたの仕事でできている」
ではなく
「誰かの仕事でできている」

というフレーズがまた、変にプレッシャーを感じずに想像力が膨らみ、仕事へのモチベーションが上が

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人生の片手間に〜エッセイガッサイ⑲ 『お天道様は見ている』

人生の片手間に〜エッセイガッサイ⑲ 『お天道様は見ている』

どうも、シンスケです!

『お天道様は見ている』

いい言葉ですね。

私が小学6年生の頃に、校長先生に教わった言葉です。

記事に書く内容では無いので割愛いたしますが、当時の私は、校長室に親と呼び出されました。

校長室の扉を開け椅子に座ると同時に、頭ごなしに叱られるんだろうな。
そう思いきや、そこには今でも記憶に残る優しい言葉でした。

「お天道様はいつでも見ているのだから、隠れて悪い事は出来

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人生の片手間に〜エッセイガッサイ⑯言葉は常に変化する生き物だ。

人生の片手間に〜エッセイガッサイ⑯言葉は常に変化する生き物だ。

どうも、シンスケです!

皆さんは会話の際、世代の違いで言葉を選んで話をしていますでしょうか?

最近、「ワンチャン」や「フェーズ」などといった言葉をよく耳にします。

どうでもいいのですが私の場合、毎回可愛い子犬の「ワンちゃん」が脳裏によぎります。

「フェーズ」にいたっては、浅い内容を意気揚々と話されている人程、「フェーズ」という言葉が気になり内容がはいってきません。

若い内は、いわゆる「若

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人生の片手間に〜エッセイガッサイ⑫教育で大切な事は〇〇である

人生の片手間に〜エッセイガッサイ⑫教育で大切な事は〇〇である

どうも、シンスケです!

突然ですが皆さんは『教育』について大切なものは何だと思いますか?
勿論、何を対象にするかで考え方も変わると思いますが

私は教育を

【何を】教わるかよりも【誰に】教わるか

が重要と考えています。

ここ数年、能動的に本を読み漁るようになり幾つかの自己啓発的な本も読みました。

そこで気付いたのは「あれっ?みんな大体同じ事言っているな」でした。

確かに、その人が話した

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人生の片手間に〜エッセイガッサイ⑩文章での「痛い」表現について

人生の片手間に〜エッセイガッサイ⑩文章での「痛い」表現について

どうも、シンスケです!

昨夜は以前から気になっていた「冷たい熱帯魚」を見た。最後まで見て、色んな意味で後味が悪かったので「推しの子」を見て帳じりを合わせた。

気が付くと時刻は夜中の2時。

私は布団の中で、映像ではなく言葉で「痛い」はどれくらい表現出来るのだろうと考え始めた。

「角に小指をぶつける」

「用紙で指をスパッと切る」
など
自分も経験がある日常での「痛い」

「指先と爪の間に安

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