シンスケ@筆先案内人(フォロバ100)

自称:西海市の筆先案内人🌊【心が躍動する「言葉」や「文章」の探求】をテーマに移住して感…

シンスケ@筆先案内人(フォロバ100)

自称:西海市の筆先案内人🌊【心が躍動する「言葉」や「文章」の探求】をテーマに移住して感じた独自の観点で西海市の魅力を紹介いたします。 (📚毎週金曜日18:00頃〜短編小説『西海freak story』)他 フォロー宜しくお願いします🙇

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皆さま初めまして、シンスケと申します!あなたの感性に少しでも触れる事が出来たら幸いです。

  二人の子供と猫一匹、そしてmy wifeを愛する、誰が呼んだか『平凡で陽気な口下手マン』参上!!! 以下プロフィールになります。是非、ご一読下さい ◆シンスケ 生年月日:1985年4月6日生まれ。現在39歳。 職業:文章を書いているサラリーマン 趣味:洋服 音楽 筋トレ 読書 妄想                                        ・好きな言葉:「一期一会」 ・好きな格言:「世界は誰かの仕事でできている。」ジョージアCM ・好きな映画

    • エッセイ#51 『今夜の我が家は、うどんカレー』

      どうも、シンスケです! よく「カレーは二日目の方が美味しい」といいますね。はい、確かに納得です。二日も経てば、カレーに入っている具材達はグツグツと時間を掛けて熟成されていきます。 そして、あら不思議。あのカチカチだった人参やジャガイモ達は、いつしかトロトロになっているのです。 更にトロトロになった具材達が、カレーのルーと混ざり合ってあの深みが出るのですね。 二日目よりも三日目。 我が家は、四日目からは更に変化しカレーうどんへと変貌をとげます。 世の中にある家庭の、

      • エッセイ㊿ 『愛と値上げの果てに』

        どうも、シンスケです! はじめに 皆さん、シュリンクフレーション(ステルス値上げ)をご存知でしょうか? これは先週の話。 奥さんから「仕事帰りに卵1パック買う」というクエストを受注した私は、帰り道に近所のスーパーへと立ち寄った。 さっそく店内に入り、卵を手に取る。そして周囲を一切振り向かず一目散にレジへと向かった。我ながら無駄のない動き。最後のコーナーを曲がりクエストを難無くクリアしようとした時、彼女が目に留まった。 彼女は、期間限定というパッケージに身を包みこみ

        • エッセイ㊾ 『卵と私どっちが大切?』

          どうも、シンスケです! ソファーに横になり、スマホ片手にフォルダ内の写真を整理している。ある日のフェリーに乗船している私と奥さんの写真が出てきた。名門太陽フェリーだったかな?それにしても、二人とも首回りがシュッとしている。 2013年。振り返ると早いもので結婚10年を過ぎ、11年目を迎えていた。その間、夫婦間で特に大きな喧嘩などもなく日々穏やかに過ごしている。 そんな私達にも何年かに一度、決まって奥さんからチクリとある話を繰り出される。 同棲を始めて間もなかったあの頃

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          エッセイ㊽ 『鍬(くわ)を手にした俺』

          どうも、シンスケです! 九州地方を絶讃通過中の台風10号。この辺一帯も、いつ停電になるかと心配しながらの執筆でございます。 「台風一過」という言葉があります。最近まで「台風一家」と本気で思って過ごしていましたが、改めて意味を調べてみると納得。 それはさておき、台風一過後には楽しみにしている事があります。 それは家庭菜園です。 新居には、猫の額ほどの広さではございますが、畑があります。引っ越した当初は、畑に草がボーボー生い茂り、土もカッチカチでした。 この乾燥しきっ

          エッセイ㊽ 『鍬(くわ)を手にした俺』

          エッセイ㊼ 『通販生活』

          どうも、シンスケです。 仕事が終わって自宅に帰ると、リビングに何やら用途不明の物体を発見した。早速、奥さんに「なにこれ?」と聞いてみると、待ってました!と言わんばかりに 「ストレッチボード」 と、ドラえもんにも引きを取らないほどの商品紹介。 聞く所によると、この角度のついた踏み台に毎日90秒立ち続けると、ふくらはぎの筋が伸びてストレッチ効果があるとの事。 ただ、この「毎日」というワードを聞いた時に、瞬時に思った。 この子(ストレッチボード)もまた、忘れ去られて倉庫

          フォロワー800人到達記念作品 800文字ショートショート『Y字路に佇む家』

          坂道を登りきると見えてきた。私の散歩コースである。 その土地は、高台に佇む海が一望でき、とても素晴らしい立地だ。家主もきっとこの風光明媚な景色が気に入り、ここに家を建てたのだろう。 水色がかった板張りの外壁には、ツタがからまりレトロさを醸し出している。更に、二階建ての一階は吹き抜けのガレージとなっていて、なんともお洒落な家だ。 スケッチブックを広げて絵の具を使い、お洒落を描いたような家だ。 しかし、その家はY字路のど真ん中に建っている。 ケーキを6等分に切り、そのま

          フォロワー800人到達記念作品 800文字ショートショート『Y字路に佇む家』

          エッセイ㊻ 『時事ネタのあれこれ』

          先日、会社のパソコンを開くとトピック欄に『佐々木希 〜』とう記事が目に留まった。眠気まなこにも瞬時に、佐々木朗希関連の記事だと思った。 しかし、クリックすると『女優の佐々木希が金銭トラブル』という内容だった。昨日、深夜までぶっ通しで『地面師たち』を見ていた為なのか、朝から意思がボーッとしたまま取り敢えず、記事を読む。 相変わらず、自分と直接関係も無い内容なのに、どうしてこうも罵詈雑言と盛り上がれるのか?皆暇なのか?と読み進めた。 しかし、読み進めていくと全く違う角度か

          エッセイ㊻ 『時事ネタのあれこれ』

          エッセイ㊺ 『浮立に参加した話』

          どうも、シンスケです! 突然ですが、皆さん『浮立』(フリュウ)という言葉を聞いた事がありますでしょうか? 私も最近知った言葉で、もともと雨乞いや収穫への感謝、子供の安全、豊作祈願、諸病退散などを目的として、地元の神社に奉納されていたそうです。 浮立の起源は、1530年頃に神埼郡田手畷(佐賀県神埼市)で戦があった際に、龍造寺家の豪将、鍋島平右衛門が一族郎党とともに鬼の面を着けて戦い、勝利を納め、そのままの姿で踊ったことが始まりと言われています。            

          エッセイ㊺ 『浮立に参加した話』

          エッセイ㊹ 『今宵も寝室は熱帯夜。ようやく雨が降りそうだ』

          どうも、シンスケです! 先日の台風7号は、関東地方の沿岸部を撫でる様に通過して太平洋沖へと消滅していきました。 九州地方にも20日に、台風9号が最接近するとの事です。 私の住んでいる長崎県では、梅雨明けからまともな雨が降っていません。ここらで一つ恵みの雨でも降ってくれないでしょうか? そして、庭先で育てている黄色く葉焼けしたお野菜ちゃん達に潤いを与えて欲しいものです。 それにしても連日暑いですね。 ゲバブ屋さんのお肉みたいに、頭からお尻に一本の串を通してクルクルと

          エッセイ㊹ 『今宵も寝室は熱帯夜。ようやく雨が降りそうだ』

          西海Freak Story④ 「趣味嗜好」

          「お母さんテントは?」 僕は、拾ったペグ打ちに丁度良さげな岩石を右手に持ちながら言った。 「えぇ・・・うそぉ。お父さんからLINEで来た準備リストを何度も見て確認したのに」 お母さんは、車のトランクに両膝をつきガサゴソと何度も見ていた。トランクにあるボックスの中には、メスティンと鮮やかな色をした赤青黄の家族分のマグカップ。おまけにお父さんが特別な時に飲んでいるという、瓶詰のハワイアンコーヒーまでと用意周到だった。 ここまできちんと準備できているのに、肝心なテントを忘れ

          西海Freak Story④ 「趣味嗜好」

          なぜ起きる?『ウンちゃん、こんにちは』事件の解明にせまる

          どうも、シンスケです! 皆さんも一度は経験があると思います。 ※WARNING ここからは、う〇ちという言葉が沢山出てきます。食事中の方はごめんなさい。便秘ぎみの方は手助けになればと思います。 なお、このエッセイは、便器に座りこんで用を足している間に読み切れる長さとなっております。 おっと、最後はちゃんと流してくれよな! ある日、用を足そうとトイレに入り、便器を開くと突如として現れる。そう、アレが流れていない・・・という異常事態。 この決して開けてはならないパンドラの

          なぜ起きる?『ウンちゃん、こんにちは』事件の解明にせまる

          エッセイ㊸ 『マイホームのクロスの色をどうするか死ぬ程悩んでいる話』

          どうも、シンスケです! 選択て悩みますよね。現に目の前に転がっている鉛筆だけでも、4Bから6Hまでと種類が豊富です。 現在、わが家では絶賛マイホームのクロスの色を選択中であります! 皆さん『アクセントクロス』て聞いた事ありますか? わが家のリビングに、このお洒落なアクセントクロスというものを取り入れたいと思い、最近はあれでも無いこれでも無いと悩まされながら過ごしております。 一概にクロスと言っても種類は豊富です。例えば、白色だけでも何種類もあり、ベージュよりの暖色系

          エッセイ㊸ 『マイホームのクロスの色をどうするか死ぬ程悩んでいる話』

          エッセイ㊷ 『傘をさす』

          どうも、シンスケです! 最近は九州地方にもよく雨雲が掛かり、あいにくの雨模様。いつしか桜も鈍色した花びらとなり、側溝の網に無残な状態で溢れております。 そんな笹船のように流される桜の花びらを、目で追いながら傘をさし、散歩しておりました。 「傘をさす」 当たり前ですが、傘を手に持ち(傘をさし)雨をしのぐ動作です。どんなに便利な時代になっても、未だアナログな手段だなと思ってしまいます。 これがいつか未来では、傘を全く使用せずに雨をしのぐ事が日常となるのでしょうか? 頭

          西海Freak Story③ 「西海橋」

          橋の袂から海面に落ちる手のひらサイズの葉っぱを見ていた。 ひらひら。ゆらゆら。 ふさわしい畳語(じょうご)を考えている間にも、その葉っぱは海面についた。そして次の瞬間、渦潮に飲み込まれた。 ゴォォォー 飲み込まれた葉っぱを再び吐き出す事は無い。それどころか、まだ食べ足りないと言わんばかりにヤツ等は唸っている。荒々しい渦潮がグルグルと。気が付けば所々で渦を巻いていた。 このウネウネとした躍動感は、ゴッホの『星月夜』に描かれた夜空のようにも見えた。 そして更に、高架下の袂

          西海Freak Story②「大島大橋」

           200メートル程度の短いトンネルを抜けると、心地よい南の風(はえのかぜ)が出迎えてくれる。   通勤中の佐々木は、物憂げな気持ちを紛らわす為に車の窓を少しだけ開けた。そして、その風を肌で感じながら車を走らせた。 中途採用として、この島にある造船所で働く。今日がその初日である。      緩やかなカーブを過ぎて直線に差し掛かると、立派な白い橋梁が姿を現した。二体の巨人がつり橋を引っ張り上げているようなこの迫力。『斜張橋』という構造をしており、開通したのは24年前の平成11年