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牛のエサから出てきたビデオテープを再生する話
私の数ある趣味のひとつ、牛のエサに混ざっているゴミを収集すること。
そして拾ったビデオテープにまつわる話。
12月の頭、牛舎の見回りをしているときに黒いテープを見つけた。
牧草に混ざっているのだから鳥除けのテープだろうと思い、軽トラに特設した餌から出土ゴミ集積コーナーへ入れておいた。
しかしよく見ると鳥除けテープにしては芯のプラスチック部品が複雑である。
鳥除けテープの芯などとい
ワンキンス転職記~弊社編~
オイ・ワンキンス・エビルメイ・サミティ。
私の名である。
私の人生はいつも右の頬をビンタされた後、左の頬へ湿布を貼られるような人生である。つまり幸福と不幸のバランス感覚が少しズレている。
例えば彼女が出来るとその一週間後には家を追い出されてカカトの骨を折ってネットカフェ暮らし、杖を突きながら一時間ほど歩いてハローワークへ通うような生活になるわけだ。
ビンタが痛すぎる。
では、運よく
エンジョイ・焼き肉ホリデイ
どうも、オイ・ワンキンスです。
今日はヤキニクについて書いていきましょう。
諸兄姉におかれましては焼き肉と聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか?
BBQ?
宴会?
人の金で食べるヤツ?
確かに、一般的なヤキニク像は団体戦が殆どだと思います。
しかしこんなページを開いたヤキニク・ジャンキーの方々が求めている焼き肉はきっと違うはず。
もっと、もっとだ。
もっと高みを―――
そんな声が聞こえ
映画『LAMB』の感想
羊頭の女の子が出てくる映画、LAMBを見ました。
斜に構えた感想を書きます。
舞台はアイスランド、何者かの荒い鼻息にざわつく羊舎、焦って逃げる羊たち。実に不穏な始まり方です。動物が騒ぐというのは実に胸がざわつくもの、きっとこれは人類共通なのではないでしょうか。
ここで第一の見どころとして挙げられるのが狭いゲートをギチギチになりながら突き進む羊たちのシーン。
この場面自体がかなり不気味な雰囲気を
映画『LAMB』の耳標番号、3115について思うところ
さて、映画LAMBにて描かれた問いの一つ、家畜について(ざっくり)。
子供を失った夫婦が異形の羊を我が子として育てる物語。
子供を奪われた親羊は窓越しに子を呼び続ける。
やがて人間の母親は親羊を撃ち殺し、自身も異形により夫を殺される。
そして子供を奪われた人間は立ち尽くすのみ。
殺された親羊が装着していたタグのナンバーが3115。
これの意味するところは聖書31章15節。
主はこう仰せられる
怖い話をすると幽霊が寄ってくるという話、それに関わる下らない体験
度々耳にするのだが怖い話をするとオバケが寄ってくるらしい。
確かに怖い話を聞くと少々胸中がざわつくように感じる。
しかし最近たくさんホラーなコンテンツを摂取した結果、このざわつきについて少し違った見方が生まれた。
まず、怖い話を聞いて怖くなる。
すると普段は無視する家鳴りがやけに大きく感じられるだとか、つい暗い場所に目を凝らしてしまうだとか、そんな感じになってしまう。つまり恐怖を受信するアンテ
自炊クッキングバトル ~子牛の睾丸編~
去勢というものがあります。
身も蓋もなく言えば睾丸を除去するものです。
家畜、こと肉牛においては非常に重要な処置で、これをしないと仕事になりません。
牛を去勢すると肉が柔らかくなって大人しくなるとは言いますが、個人的には「大人しくなる」方が断然重要です。
分かりやすく例えるなら、人の頭を金属バットで思い切り殴れる人がオス牛、ちょっとためらってしまう人が去勢牛です。
肉の味がどうという以前に生