オイ・ワンキンス

婚活報告のために作ったアカウントだったが、宗教研修にぶち込まれたり家出旅行したりネカフ…

オイ・ワンキンス

婚活報告のために作ったアカウントだったが、宗教研修にぶち込まれたり家出旅行したりネカフェ生活したり就活したりしてたら雑記アカウントに成り果てた。

最近の記事

イソップ童話『金の卵を産むガチョウ』と大谷翔平の年収比較

 皆さんは金の卵を産むガチョウをご存知だろうか。  その名の通り、イソップ童話に出てくる金の卵を産むという伝説の家禽である。  大谷翔平氏をご存知だろうか。  米国の人気球団「ドジャーズ」と1050億円で10年契約を交わした伝説の岩手県民である。  ということで金の卵を産むガチョウと大谷翔平の年収を比較しようと思う。  先に断っておかねばならないが、これは休みの日に昼間から酒を飲んで書いている。更に情報ソースは全てネット上で拾った。  その上で卵の体積を鶏の卵重と体積比

    • 牛のエサから出てきたビデオテープを再生する話

       私の数ある趣味のひとつ、牛のエサに混ざっているゴミを収集すること。  そして拾ったビデオテープにまつわる話。  12月の頭、牛舎の見回りをしているときに黒いテープを見つけた。  牧草に混ざっているのだから鳥除けのテープだろうと思い、軽トラに特設した餌から出土ゴミ集積コーナーへ入れておいた。  しかしよく見ると鳥除けテープにしては芯のプラスチック部品が複雑である。  鳥除けテープの芯などというものはセロハンテープの芯と同じような、紙製の芯が妥当だろう。  そんな疑問を抱

      • 文章が書けなくなったことと、書けるようになったこと

         人生とは日々変化と成長に満ちている。だが、それはあまりに遅く、目を凝らしても気付くことは出来ない。  朝から晩までタケノコを眺めたとして1㎝の成長に気が付く人間はいるだろうか。自分の身長が0.1mm伸びたことに気付く小学生は居るだろうか。いないだろう。低速の変化に人間の知覚は弱い。  気が付けば私は文章を書くのが好きになっていた。自分の綴る言葉がどうも馬鹿馬鹿しく滑稽で、読み返すだけでも少し楽しい気分になれたのである。いつのまにか、気付いたころにはそうなっていた。  そし

        • フルメタルという単語が持つポテンシャルについて

           フルメタルジャケットという映画がある。万人に勧められる映画ではないがFPSをやっている諸兄姉におかれましては中々刺さる映画だろう。物語は海兵隊訓練所から始まり、過酷な訓練を経て戦場へ至る。  「時計仕掛けのオレンジ(原作:アンソニーバージェス)」や「シャイニング(原作:スティーブンキング)」などの傑作を手掛けた名監督スタンリーキューブリック氏の監督作品であり、ひたすらに兵士の苦しみと血泥にまみれた戦争を描いた傑作である。  題名であるフルメタルジャケットというのは被覆鋼弾

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          ワンキンス転職記~内定編~

           自慢ではないが私は学生の頃に一度だけバイトに応募して落とされている。  面接の時に「長く続けて欲しいな~」と言われたのに対し、「車買ったらすぐ辞めるつもりです」と答えたのだから当たり前だろう。  そして就活はせずに実家へ流れるように吸い込まれていった。もともと実家を継ぐつもりだったのでそれについては何の問題もない。しかしその後についてはご存じの通り、祖母が他界し狂った父と一戦交えてスピード勘当、里を追われた抜け忍びである。  人生初の就活は金も車も健康も失った状態で臨み

          ワンキンス転職記~内定編~

          ワンキンス退職記~弊社罵倒編~

           最澄は人を殺さずにいるのは善人だからではなく、殺さずに済む環境で過ごしているからだと説いた。  最澄じゃなかったかもしれない。いや多分最澄だ。  このことから得られる教訓は善でありたければ環境を変えるべきだということだろう。  ブラック企業に骨髄まで黒く染められバイオレンスな気分になっている諸兄姉におかれましても最澄理論を持ち出して上司の口へと退職届をねじ込んでいただきたい。  だが目鼻口へ退職届をねじ込むだけでは恨み冷めやらぬという人々も多いであろう。かくいう私もその

          ワンキンス退職記~弊社罵倒編~

          ワンキンス転職記~弊社編~

           オイ・ワンキンス・エビルメイ・サミティ。  私の名である。  私の人生はいつも右の頬をビンタされた後、左の頬へ湿布を貼られるような人生である。つまり幸福と不幸のバランス感覚が少しズレている。  例えば彼女が出来るとその一週間後には家を追い出されてカカトの骨を折ってネットカフェ暮らし、杖を突きながら一時間ほど歩いてハローワークへ通うような生活になるわけだ。  ビンタが痛すぎる。  では、運よく見つけた良い感じの求人に応募して面接に行ったらその場で採用され、住居も社宅を使っ

          ワンキンス転職記~弊社編~

          ワンキンス転職記~牛転がし編~

           夜な夜な牛がもがいている。  野生を失ったネコがひっくり返って眠るように、飼育下の牛もしばしばひっくり返る。そして牛の肉体はひっくり返って眠るように出来ていないため、自分で起き上がれなくなる。  とはいえ完全に上下反転するわけではない。例えるなら立っている状態のフィギュアをコロッと転ばせたような状態になるのだ。  牛は胃の中で草を発酵させている。その際にガスが発生するのだが、寝たままだとガスを排出できない。  そして発生するガスが徐々に肺を圧迫して呼吸が止まるらしい。

          ワンキンス転職記~牛転がし編~

          エンジョイ・焼き肉ホリデイ

          どうも、オイ・ワンキンスです。 今日はヤキニクについて書いていきましょう。 諸兄姉におかれましては焼き肉と聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか? BBQ? 宴会? 人の金で食べるヤツ? 確かに、一般的なヤキニク像は団体戦が殆どだと思います。 しかしこんなページを開いたヤキニク・ジャンキーの方々が求めている焼き肉はきっと違うはず。 もっと、もっとだ。 もっと高みを――― そんな声が聞こえてきます。 覚悟が、伝わってきます。 そんな皆様のために「東洋のBB級ヤキニク

          エンジョイ・焼き肉ホリデイ

          映画『LAMB』の感想

          羊頭の女の子が出てくる映画、LAMBを見ました。 斜に構えた感想を書きます。 舞台はアイスランド、何者かの荒い鼻息にざわつく羊舎、焦って逃げる羊たち。実に不穏な始まり方です。動物が騒ぐというのは実に胸がざわつくもの、きっとこれは人類共通なのではないでしょうか。 ここで第一の見どころとして挙げられるのが狭いゲートをギチギチになりながら突き進む羊たちのシーン。 この場面自体がかなり不気味な雰囲気を漂わせているのですが、ギチギチ羊が画面いっぱいにババァーーーンと出てきたところで

          映画『LAMB』の感想

          映画『LAMB』の耳標番号、3115について思うところ

          さて、映画LAMBにて描かれた問いの一つ、家畜について(ざっくり)。 子供を失った夫婦が異形の羊を我が子として育てる物語。 子供を奪われた親羊は窓越しに子を呼び続ける。 やがて人間の母親は親羊を撃ち殺し、自身も異形により夫を殺される。 そして子供を奪われた人間は立ち尽くすのみ。 殺された親羊が装着していたタグのナンバーが3115。 これの意味するところは聖書31章15節。 主はこう仰せられる、「嘆き悲しみ、いたく泣く声がラマで聞こえる。ラケルがその子らのために嘆くのであ

          映画『LAMB』の耳標番号、3115について思うところ

          怖い話をすると幽霊が寄ってくるという話、それに関わる下らない体験

          度々耳にするのだが怖い話をするとオバケが寄ってくるらしい。 確かに怖い話を聞くと少々胸中がざわつくように感じる。 しかし最近たくさんホラーなコンテンツを摂取した結果、このざわつきについて少し違った見方が生まれた。 まず、怖い話を聞いて怖くなる。 すると普段は無視する家鳴りがやけに大きく感じられるだとか、つい暗い場所に目を凝らしてしまうだとか、そんな感じになってしまう。つまり恐怖を受信するアンテナが立ってしまうのだ。 恐らく人間は、少なくとも私は普段恐怖心に蓋をしている。

          怖い話をすると幽霊が寄ってくるという話、それに関わる下らない体験

          異常と正常、正論ビンタ

          「あなた変わってますね」という多数派の脅迫と、 「あなた普通ですね」という没個性の軽蔑にもはや耳を貸す必要が無いのは明らかなのだが、あえてこれを考えてみようと思う。 何故かというと何か考えたかったからだ。 これは金魚が小石を口に含んで吐き出す行為に等しい。 全くもって無味乾燥、コンニャク級に栄養のない駄文になるであろうがnoteの淀みに流れ着いた金魚の皆様においては是非一緒に小石を食ったり吐いたりしてほしい。私とともに無駄な師走を駆け抜けようではないか。 こと思春期の少年

          異常と正常、正論ビンタ

          悪夢の話

          久しぶりに実家の夢を見た。 たいして面白くもない夢の話である。 月一回ある宗教の行事が実家で行われていた。神棚がある座敷の一室、信者らが十数名あつまって父と祖父が騒いでいる。 現実に何度も起きていたことであり、私の記憶が混ざって出来た夢だったのかもしれない。 「早く連れてこい」 祖父がわざとらしく大声を上げる。無論、私を連れてこいという意味だ。 虚無にも似た不快感を煮詰めながら隣室で吸殻の入った空き缶を掴んでいる。 「お前もやらなきゃダメなんだぞ」 やって来た父に言わ

          自炊クッキングバトル ~子牛の睾丸編~

          去勢というものがあります。 身も蓋もなく言えば睾丸を除去するものです。 家畜、こと肉牛においては非常に重要な処置で、これをしないと仕事になりません。 牛を去勢すると肉が柔らかくなって大人しくなるとは言いますが、個人的には「大人しくなる」方が断然重要です。 分かりやすく例えるなら、人の頭を金属バットで思い切り殴れる人がオス牛、ちょっとためらってしまう人が去勢牛です。 肉の味がどうという以前に生き死にが関わってくる、それが去勢なのです。 去勢方法は何種類かあり、バルザック

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          アニメ『Do It Yourself!!』 激推し感想文

          チェンソーとガンダムが各々火花を散らし、モルカーとクソ漫画が暴れ回る2022秋アニメ。 その陰で静かに繰り広げられる日常系アニメがあります。 Do It Yourself!!-どぅー・いっと・ゆあせるふ- まず初めに説明すべきことがあるんですが、落ち着いて聞いてください、このアニメは主人公の名前が 「結愛せるふ」 です。 いやそうはならんやろ。 なっとるやろがい。 DIYアニメにYourselfちゃんが居るならDoちゃんとItちゃん、或いはDo itちゃんが居るのか

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