オイ・ワンキンス

婚活報告のために作ったアカウントだったが、宗教研修にぶち込まれたり家出旅行したりネカフ…

オイ・ワンキンス

婚活報告のために作ったアカウントだったが、宗教研修にぶち込まれたり家出旅行したりネカフェ生活したり就活したりしてたら雑記アカウントに成り果てた。

最近の記事

ワンキンス婚活紀~結婚編~

 どうも、カトゥスウォ・カ・メイ・サミティです。  オイ・ワンキンス・・・? 知らない名前ですね。  でも、なぜでしょう。  そう呼ばれると・・・ 少し懐かしい感じがします。  去る9月18日、私は結婚を目前にしてのたうち回っていた。  同棲が始まったのである。  今まで一人暮らしに適応し過ぎたのだろう。それはもう川魚を海に放り込むようなもので、中々に壮絶なものだった。人とは多様なもので、群れる者も居れば孤独を好む者も居る。私はといえば暗く湿ってひんやりした場所で孤独に

    • ワンキンス婚活記~マリッジブルー編~

       ここ数日、夢見が悪い。  家族の夢を見る。もう二年以上顔を合わせていない、恐らくどちらかが死ぬまで会うことはないであろう家族の夢である。  私は父と仲が悪い。良い父ではなかった、しかし全く悪い父かというと、そうでもないのである。  あまり多くはないが、父と共に過ごした楽しい思い出も少しだけ覚えている。釣りであったり、仕事であったり、そんなささやかな家族との思い出の中、夢の中の父は一人で立っていた。  あの場所に行けば楽しかった時間が戻ってくるのではないか、そ

      • 引っ越しチキンレース

         十分な時間があったはずなのに、気が付けば崖際に追い詰められている。船越英一郎と戦っている気分だ。  新居の契約をしたのは7月の中頃であったし、引っ越しの話が出たのはもっと前である。では荷造りを始めたのは?  それは2トン車をレンタルする4日前であった。  人は2千年そこらで進化しないということは現代人が如実に物語っている。進化したのは社会、技術、倫理であって、人間自体は同じ過ちを繰り返しているのだ。そうに決まっている。もし進化しているのであれば、もっと上手に生きている

        • 疑心暗鬼食事会

           人前で話すのが苦手な人間は逃げるか挑むかの選択を強いられる。  神経質な人間の緊張癖とでも言うべきか、人前で話すときの無意識的な反応というのは困ったもので、ヤギが話してるのかと思うほど声が震えたり、話すことに集中しすぎて呼吸を忘れ意識が飛びそうになったり、そういうのが意識せずして起こるので話せば話すほど話すのが嫌いになるという悪循環が起こる。  随分詳しいな、そう思った方はお察しの通り、私の苦い思い出から引用しただけである。しかしまあ、小動物が毒を持ったりトゲを生やしたり

        ワンキンス婚活紀~結婚編~

          ワンキンス婚活紀~近況報告及びご両親ご挨拶編~

           ご無沙汰。  最後に婚活の報告をしたのはいつだったか。  世界の不条理(実家や宗教)との激しい戦いを経て流れ着いたブラック企業、そこで牛を転がしていたところまでは書いた気がする。  毒親、宗教、KFC(Kuso Fuckin' Company)、今や社会問題となったそれらと連戦した精神は当然無傷では済まなかったようで、転職して落ち着いたころに精神活動を停止、婚活報告どころか彼女へのライン返信すら困難な状況に陥った。  もはやこれまで、本格的にうつ病コースかと思われたが、

          ワンキンス婚活紀~近況報告及びご両親ご挨拶編~

          久々の自炊、ジャガイモ炒め

          久々に自炊をしてその美味さに慄いた。 ジャガイモの戦慄焼き 材料 ジャガイモ 沢山 油     ビャっと 水     60ml~100ml 塩     心が満ちるまで 醤油    ビャっと 作り方 1、フライパンに並べた時、イモたちの頂点が似たような標高になるように切る。 2、フライパンにイモたちを並べ、食用油をビャっとかける。 3、イモたちに塩を沢山かける。味が濃くなったらイモを足せばいい。恐れるな。 4、フライパンに水を入れる。 5、蓋をして強火にかける。 6、溜ま

          久々の自炊、ジャガイモ炒め

          やる気が出ない私はまるでガス欠の車を手押しする北海道観光客のようだ

          やる気を出すのも技術だというのは有名なプロレスラーの言葉である。 私は熱血漢と根性論に触られるとストレスで弱ってしまう小魚みたいな男なのだが、この言葉は好きでよく思い出している。 生まれながらに料理のコツみたいなものを身に着けている人間がいるように、やる気の出し方のコツを身に着けている人間がいる。 持って生まれた者がいるということは、そうでない者もいるということだ。 やる気を出す、これは先天的な才能の有無があり、後天的に技術として取得することが出来る。 だが、壊滅的に料

          やる気が出ない私はまるでガス欠の車を手押しする北海道観光客のようだ

          イソップ童話『金の卵を産むガチョウ』と大谷翔平の年収比較

           皆さんは金の卵を産むガチョウをご存知だろうか。  その名の通り、イソップ童話に出てくる金の卵を産むという伝説の家禽である。  大谷翔平氏をご存知だろうか。  米国の人気球団「ドジャーズ」と1050億円で10年契約を交わした伝説の岩手県民である。  ということで金の卵を産むガチョウと大谷翔平の年収を比較しようと思う。  先に断っておかねばならないが、これは休みの日に昼間から酒を飲んで書いている。更に情報ソースは全てネット上で拾った。  その上で卵の体積を鶏の卵重と体積比

          イソップ童話『金の卵を産むガチョウ』と大谷翔平の年収比較

          牛のエサから出てきたビデオテープを再生する話

           私の数ある趣味のひとつ、牛のエサに混ざっているゴミを収集すること。  そして拾ったビデオテープにまつわる話。  12月の頭、牛舎の見回りをしているときに黒いテープを見つけた。  牧草に混ざっているのだから鳥除けのテープだろうと思い、軽トラに特設した餌から出土ゴミ集積コーナーへ入れておいた。  しかしよく見ると鳥除けテープにしては芯のプラスチック部品が複雑である。  鳥除けテープの芯などというものはセロハンテープの芯と同じような、紙製の芯が妥当だろう。  そんな疑問を抱

          牛のエサから出てきたビデオテープを再生する話

          文章が書けなくなったことと、書けるようになったこと

           人生とは日々変化と成長に満ちている。だが、それはあまりに遅く、目を凝らしても気付くことは出来ない。  朝から晩までタケノコを眺めたとして1㎝の成長に気が付く人間はいるだろうか。自分の身長が0.1mm伸びたことに気付く小学生は居るだろうか。いないだろう。低速の変化に人間の知覚は弱い。  気が付けば私は文章を書くのが好きになっていた。自分の綴る言葉がどうも馬鹿馬鹿しく滑稽で、読み返すだけでも少し楽しい気分になれたのである。いつのまにか、気付いたころにはそうなっていた。  そし

          文章が書けなくなったことと、書けるようになったこと

          フルメタルという単語が持つポテンシャルについて

           フルメタルジャケットという映画がある。万人に勧められる映画ではないがFPSをやっている諸兄姉におかれましては中々刺さる映画だろう。物語は海兵隊訓練所から始まり、過酷な訓練を経て戦場へ至る。  「時計仕掛けのオレンジ(原作:アンソニーバージェス)」や「シャイニング(原作:スティーブンキング)」などの傑作を手掛けた名監督スタンリーキューブリック氏の監督作品であり、ひたすらに兵士の苦しみと血泥にまみれた戦争を描いた傑作である。  題名であるフルメタルジャケットというのは被覆鋼弾

          フルメタルという単語が持つポテンシャルについて

          ワンキンス転職記~内定編~

           自慢ではないが私は学生の頃に一度だけバイトに応募して落とされている。  面接の時に「長く続けて欲しいな~」と言われたのに対し、「車買ったらすぐ辞めるつもりです」と答えたのだから当たり前だろう。  そして就活はせずに実家へ流れるように吸い込まれていった。もともと実家を継ぐつもりだったのでそれについては何の問題もない。しかしその後についてはご存じの通り、祖母が他界し狂った父と一戦交えてスピード勘当、里を追われた抜け忍びである。  人生初の就活は金も車も健康も失った状態で臨み

          ワンキンス転職記~内定編~

          ワンキンス退職記~弊社罵倒編~

           最澄は人を殺さずにいるのは善人だからではなく、殺さずに済む環境で過ごしているからだと説いた。  最澄じゃなかったかもしれない。いや多分最澄だ。  このことから得られる教訓は善でありたければ環境を変えるべきだということだろう。  ブラック企業に骨髄まで黒く染められバイオレンスな気分になっている諸兄姉におかれましても最澄理論を持ち出して上司の口へと退職届をねじ込んでいただきたい。  だが目鼻口へ退職届をねじ込むだけでは恨み冷めやらぬという人々も多いであろう。かくいう私もその

          ワンキンス退職記~弊社罵倒編~

          ワンキンス転職記~弊社編~

           オイ・ワンキンス・エビルメイ・サミティ。  私の名である。  私の人生はいつも右の頬をビンタされた後、左の頬へ湿布を貼られるような人生である。つまり幸福と不幸のバランス感覚が少しズレている。  例えば彼女が出来るとその一週間後には家を追い出されてカカトの骨を折ってネットカフェ暮らし、杖を突きながら一時間ほど歩いてハローワークへ通うような生活になるわけだ。  ビンタが痛すぎる。  では、運よく見つけた良い感じの求人に応募して面接に行ったらその場で採用され、住居も社宅を使っ

          ワンキンス転職記~弊社編~

          ワンキンス転職記~牛転がし編~

           夜な夜な牛がもがいている。  野生を失ったネコがひっくり返って眠るように、飼育下の牛もしばしばひっくり返る。そして牛の肉体はひっくり返って眠るように出来ていないため、自分で起き上がれなくなる。  とはいえ完全に上下反転するわけではない。例えるなら立っている状態のフィギュアをコロッと転ばせたような状態になるのだ。  牛は胃の中で草を発酵させている。その際にガスが発生するのだが、寝たままだとガスを排出できない。  そして発生するガスが徐々に肺を圧迫して呼吸が止まるらしい。

          ワンキンス転職記~牛転がし編~

          エンジョイ・焼き肉ホリデイ

          どうも、オイ・ワンキンスです。 今日はヤキニクについて書いていきましょう。 諸兄姉におかれましては焼き肉と聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか? BBQ? 宴会? 人の金で食べるヤツ? 確かに、一般的なヤキニク像は団体戦が殆どだと思います。 しかしこんなページを開いたヤキニク・ジャンキーの方々が求めている焼き肉はきっと違うはず。 もっと、もっとだ。 もっと高みを――― そんな声が聞こえてきます。 覚悟が、伝わってきます。 そんな皆様のために「東洋のBB級ヤキニク

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