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夢猫シロ
2020年7月29日 21:05
「何かあったのかい?」優しい香りをまとわせて心地よい白い湯気が立ち上るカチャッカップの取っ手に手をかけそのままそっと口に運ぶこくん「良かったら話してみなよ」「話を聞くくらいしか出来ないけど」ふぅ、と突き抜ける薫りあたたかいものがのどを通っていく────にがい…ふふ、と笑みが零れるあたたかさが、香ばしい薫りが、胸の中に広がる程よい苦味が、辛い気持ちに寄
2020年7月29日 00:13
ふわふわゆっくり形を変えながら空を流れる雲のように悩みも、苦しみも、悲しみも全て乗せて風に乗ってどこまでもふわふわ形を変えながら流れてゆきたい辛いことも全部ゆっくりゆっくり形を変えてふわふわいつかは幸せに変わるように
2020年7月28日 03:24
突然降り出した雨慌てて軒下で雨やどり小さなからだフルフル震わせ雨が止むのをじっと待つ君ホントはカバンに折りたたみ傘入ってるけど少しでも君の傍にいたくて少し距離おいて君の隣りで雨やどりからだ震わせる度チリンチリン鈴の音が響くきっと君にはもう君の帰りを待つ愛してくれる人がいるんだね雨は当分やみそうにない僕はもう行くよカバンの中から折りたたみ傘を
2020年7月23日 02:55
夏の陽射しよりもキラキラ眩しくて直視出来ない君の笑顔手の届かない太陽のようなだけど僕にとってかけがえのない大切な君の存在声を聞くだけで僕の心は空を翔る鳥のように羽ばたいて話しかけられたら頭の中が台風のように荒れ狂って上手く会話が出来なくて夏の空のようにキラキラ晴れ渡る爽やかな君の笑顔果てしなく広い海のようなだから僕にとって誰よりも深く愛おしい君の存在
2020年7月21日 20:45
突然降り出した雨さっきまで晴れていたのに地面を叩きつけるような土砂降りついさっきそこで遊んでいた子供たちや野良猫のはどこかに消え傘を持たず走る人や雨宿りする人室内に入ると天井を打ちつける音が響くどうしてそんなに荒れているんだい僕は空に問いかけた悲しい歌が聴こえたからみんなが泣けない代わりにこうして時々涙を流すのさ悲しい音が降り続くそうかいじゃあ今日は僕も泣
2020年7月20日 01:56
まぁるいシャボン玉ふわふわキラキラ蒼い空に誘われて白い雲とたわむれて息を早く吹くと ぽぽぽぽぽ 小さな泡がたぁくさんゆっくり吹くと、ぽわぁあん大きな泡がふわぁりとふわふわキラキラ風にいざなわれて太陽に導かれて小さな女の子がキラキラ輝く泡を捕まえようと追いかけてパンッキラキラはじけて消えるそれは儚くそれは美しく掴めそうで掴めない夢
2020年7月17日 01:00
花がほころぶようにあなたが笑うと鳥がさえずるように川がせせらぐように空がひろがるように世界は輝いてそれを幸せというのならあなたがここにいることで世界は輝きをましてそれは空に、川に、鳥に、全てに広がって花がほころぶようにあなたの笑顔で私の心は幸せで満たされる
2020年7月17日 00:38
ふと私は立ち止まったはてここはどこだろう見渡すとそこは全てが暗くてでも足元は明るくて行く先を示しているようそれは安心感でもあり急に不安にも感じられたこのまま進むのは正しいのだろうかこの先には何があるのだろうかもし違う方へ進めばどうなるのだろうか「すみません誰かいませんか」私以外、なにも見えない 問い掛けても、返事もないどうしたのだろう今まで何の疑いも
2020年7月16日 02:31
届かなかったあの頃夏の日の思い出サワサワ風に揺られてたなびく黄色い花空に浮かぶ大きな光にむかって背を伸ばす姿はまるでお母さんに手を伸ばす子どもたちのよういつしか大人になり久しぶりに会う彼らは思っていたよりも身近に感じて届かなかったあの頃夏の思い出キラキラひまわり畑の中隙間から漏れる太陽の光空から差す光を覆いそれはまるで届かない地上の太陽のよう「
2020年7月15日 21:41
音が弾む流れる止まるそして紡いでゆく広がってゆく音と音そして音から人へ紡いだ音は人と人を結び人から人へ、人へ、人へ…広がる広がる広がる紡いだ音は笑顔をつくる笑顔は幸せをつくる幸せは広がってまた笑顔をつくる時に寄り添い時に慰め、励まし音はあなたの傍にいる音は繋ぐ音はつくる音は寄り添うそして広がる音から音音から人人から人色々な
2020年7月13日 03:57
月明かりが優しく包み込むように星明かりが優しく微笑みかけるように穏やかな輝きであなたに語りかける落ち込んだ時は寄り添い慰めるように優しく瞬き嬉しい時は寄り添い讃えるように美しく輝き世界を覆い隠す漆黒の闇は見方を変えるだけであなたを守る優しい光となる星の見えない夜も月の見えない夜もそこにはあるからあなたからは見えなくても星も月もそこにはあるからいつ
2020年7月15日 01:02
「見てみて〜でっかいねこ‼」「いや、あれはキツネだ‼」小学校低学年くらいだろうかワイワイ楽しそうに空を指さしているふと空を見上げるといびつな形の雲が広がっていたああそう言えば、いつからだろう空を見上げることをしなくなったのは広がる雲を気にしなくなったのは忘れていた、あの頃の自分色々なものに、ワクワクして、毎日が新しくて、新鮮だったどんな些細なことだってな
2020年7月12日 02:30
じわ…心の中に、小さな、黒いものが広がるいいな、羨ましいな、じわり、じわり、、いいな、ずるいな…じわり、じわり、、、心の中に、黒いものがだんだん大きくなってゆく自分であって、自分でないもの認めたくない、自分の闇それは最初は小さくてほんのわずかな濁りでも一瞬で心を侵食して広がってゆく例えば、水の中に、ほんの一滴、毒をたらすとじわぁと一瞬で広がるよう
2020年7月9日 21:35
真っ白なキャンパスを前にしてどんな色を重ねたらいいのか分からない描きたいものが分からない何も出来ず立ちすくむとりあえず何かしなきゃと周りを見る 描きたいものが決まっていてもう完成する人自分の意思がなく言われるままに描く人色々な色を使って綺麗に仕上げている人や混ぜすぎて訳が分からなくなっている人一つの色だけで描く人描くことすら放棄している人描く世界は人