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人前で幸せな話ができない私と、全世界に公開できる友人

人前で幸せな話ができない私と、全世界に公開できる友人

充実した日常を惜しげもなく発信する友人仕事の成果をSNSで定期的に投稿する友人がいる。

彼女は、ウェブ制作会社のクリエイティブ担当だ。作った広告が一般公開されると、それにまつわる苦労話やこだわりポイントが投稿される。

とてつもなく大きな仕事を終えたタイミングでの報告でもなく、高頻度でそのような投稿をする。しかも同業の人たちに向けたアカウントではなく、学生時代から社会人までで知り合った友人達をフ

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ライフステージという言葉に阻まれたくない

ライフステージという言葉に阻まれたくない

「結婚することが全てじゃないからね」と、アラサー女たちの集まる会では必ず言われる。    
結婚することが女性の使命という固定概念は若者の間では消えた。

そんな環境でのアラサー女性の状況は様々だ。
結婚し、新婚期間、妊活、妊娠出産育児という怒涛のイベントがある人もいる。
仕事に打ち込む人もいるし、もちろんそうでない人もいる。
皆がそれぞれ自分なりの人生を生きている。

「アラサーになると友人と話

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大事なものを選択できるようになりたくて、結婚式を断った

大事なものを選択できるようになりたくて、結婚式を断った

私は選択がとても苦手だ。
慎重で、最適なものを選び取りたいという場合もあるのだが、
単純に何が欲しいのか、何がしたいのかわからず選択ができないのである。

その状況にまずいなと思うようになったのは、人生設計について考え始めたからだ。
将来をちゃんと考えて生きていたいし、かと言って今を大事にもしたい。
同世代が、転職をしたり、家庭を持ったり、自分の生き方を選択している中で、
「私が大事にしたいものっ

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人生の柱は自分で支えていく

人生の柱は自分で支えていく

「精神的にも経済的にも自立した女になりたい」と、ずっと思っている。
パートナーとは、対等で尊敬しあえる関係こそがベストなあり方だと思っている。

私の実家は、「家事は母、仕事は父」のような、古風な価値観の家庭だった。
その上、母は「男を立てるべき」「一家の柱に従え」といういつの時代なのか?と思うような教えに盲目的に従っていた。
いわゆる根っからの家父長制家族だった。
母は圧迫されているように見えて

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誰のために「自分の機嫌は自分でとる」のか

誰のために「自分の機嫌は自分でとる」のか

最近、パートナーに期待をしすぎていることに気づいた。
仕事で疲れた帰り道、モヤつきが生まれてしまっている日などは尚更、このしんどさを受け止めてほしくなってしまうのだ。労いの言葉をかけてもらいたい。優しい気持ちに包まれたい。
今後の付き合いをしていく中で、しんどい時に優しい言葉をかけてもらえなくて病んだらどうしようという気持ちもあり、満点に近い応答を望み、その対応がなされないと勝手に嫌な気持ちになる

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婦人科の診察室で気付かされた「自由と引き換えに意志が必要」ということ

婦人科の診察室で気付かされた「自由と引き換えに意志が必要」ということ

人生のライフイベントをどのタイミングでどう迎えるべきか?を日々考える。

子どもは欲しい気もするし、欲しくない気もする。仕事は頑張ってはいるけど上を目指すのか、サポート職にいくのか。色々考えるが、どんな生き方をしてもいい今は「全てアリ」なのだ。

そんな中、最近婦人科に定期検診に行った。
なんとなく最近生理痛が重くなってきた気がして、調べると「子宮内膜症の可能性」の文字が目に入る。急に怖くなった。

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単にサプライズが素敵なのではない

単にサプライズが素敵なのではない

察してくれることが愛情だと信じていた大人になって分かったことの一つとして、
「自分で伝えなきゃ相手はわからない」ということがある。
文字にすればそりゃそうだと思うのだけど、どうやら私は普段から言葉が足りないらしい。

私が「あれがさぁ、」と言えば、瞬時に何について何を言いたいか理解してくれる。
私がなんとなく口数が少なくなれば、「あなたの好きなあのお店に行こうか!」と、落ち込んでいることをわかって

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