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おらんうーたんになりたい。
2022年9月3日 13:45
皆さんこんにちは。「しのばZooゼミ」事務局です。 前回、前々回の読書会で取り上げた『動物園を考える』。最終章まで読み、議論を深めてみたいと思います。今回、第11回となる読書会でも前回に引き続き佐渡友陽一『動物園を考える』(東京大学出版会,2022)を読みます。 日時は9月10日(土)の19時から2時間の枠です。もし議論が白熱した場合は別枠で「二次会」を開催するかも知れません……!今
2022年7月30日 14:34
皆さんこんにちは。「しのばZooゼミ」事務局です。 前回第9回の読書会で取り上げた『動物園を考える』は多くの論点を含んでいますが、深夜の開催にもかかわらず、2時間の枠を超えて活発な議論が行われました。 事務局のミスによりアーカイブを残せなかったことが悔やまれますが、様々な意見に触れることができ、良い時間だったと感じています。今回、第10回となる読書会でも前回に引き続き佐渡友陽一『動
2022年6月30日 12:35
皆さんこんにちは。「しのばZooゼミ」事務局です。前回第8回の読書会は土曜日の日中の開催だったにもかかわらず、盛況でした。皆さんありがとうございました。次回、7/9(土)からは3回に渡り佐渡友陽一『動物園を考える』(東京大学出版会,2022)を読み込んでいきます。分量のある本なので、第9回読書会ではまず第1章と第2章を範囲とします。今回も事前に作成したレジュメに沿って進行する形としまし
2022年2月13日 20:09
2月12日(土)にtwitterスペースで開催した「しのばZooゼミ」第3回読書会以降読み込んでいる信岡朝子さんの『快楽としての動物保護』(講談社選書メチエ,2020)。来週19日(土)にtwitterスペースで開催する第4回読書会、そして26日(土)にtwitterスペースで開催する第5回読書会でも読み進めていきます。 2月26日(土)は、19時から第3章「快楽としての動物保護」と《おわり
2022年2月12日 22:08
本日2月12日(土)の「しのばZooゼミ」第3回読書会では白熱した議論をありがとうございました。 来週19日(土)も引き続き、信岡朝子さんによる『快楽としての動物保護』(講談社選書メチエ,2020)を読み進めます。 この課題図書を扱う第2回にあたる2月19日(土)は、第2章「ある写真家の死」(121頁~235頁)を取り上げます。続く2月26日(土)19時~の部で第3章「快楽としての動物保
2022年2月6日 19:54
2月12日(土)20時より当方のtwitterスペース(アカウントID:@weiss_zoo)にて、「しのばZooゼミ」と題した読書会の第3回を開催します。 今回の読書会で取り扱う図書は信岡朝子さんによる『快楽としての動物保護』(講談社選書メチエ,2020)です。 課題図書の分量が多く論点が多岐にわたることを踏まえ、今後2月19日(土)20時〜、2月26日(土)19時〜と3回に分けて課題図
2022年1月13日 21:27
1月22日(土)20時より当方のtwitterスペース(アカウントID: @weiss_zoo)にて、「しのばZooゼミ」と題した読書会の第2回を開催します。 今回の読書会で取り扱う図書は溝井裕一さんによる『動物園・その歴史と冒険』(中公新書ラクレ,2020)です。 開催に先立ち、本編の概略をレジュメにまとめましたので掲載するとともに論点を共有します。このレジュメは「しのばZooゼ
2021年8月21日 03:24
ギリギリの日程ですが告知投稿です。 8月22日(日)19時より当方のtwitterスペース(アカウントID: @weiss_zoo)にて、「しのばZooゼミ」と題し読書会を開催します。 今回の読書会で取り扱う図書は川端裕人さんと本田公夫さんによる『動物園から未来を変える』(亜紀書房,2019)です。 開催に先立ち、本編の概略をレジュメにまとめましたので掲載するとともに論点を共有
2020年4月19日 09:51
『思考の整理学』(ちくま文庫,1986)はとても長く読み継がれており、発想の入門書として高校や大学でもしばしば推薦される好著です。私が大学に在籍していた頃にも「東大・京大に最も読まれた!」という帯を付けられて、学生生協にずらり並んでいたのを覚えています。 この本の中に、「セレンディピティ」ということばを紹介した一節があります。 思いもかけない偶然から、まったく別の新しい発見が導かれること
2020年2月8日 16:48
"言葉を持つことだ。オランウータン、自分自身の言葉を持つことだ、そう私は繰返したのである" 豊島与志雄(1890〜1955)という作家がいる。 大正〜戦後にかけて活躍し、芥川龍之介や太宰治とも親交を結んだ。太宰が玉川上水で自死した時は葬儀委員長も務めている。ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』や、ロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』といった大長編
2020年1月21日 19:31
0.個体とナラティブ動物園の動物を、「かけがえのない個」と見て物語(ナラティブ)を紡ぐこと。ハード面での変化と並行して、ソフトの面でも動物園は変化している。 園の発信の方向も私たち観客の関心も「『個』のライフヒストリー」に向かいつつある状況は、コミュニティの輪の中にいない人にはひょっとしたらなかなかイメージしにくいことなのかも知れない。しかし、着実に輪は広がっている。 本稿では動
2020年1月20日 21:21
0.動物園史はいいぞ 「動物園史」と聞いて、ほとんどの人は「なんじゃそりゃ」と戸惑うだろう。動物園は、「今、ここ」に生きているいのちたちに会える場。過去ではなく現在に関心が集まる場だ。しかし、動物園にも歴史はある。 いま、動物園は過渡期にある、と言われる。ポジティブな意味でも、ネガティブな意味でも。 かつての動物園に比べ現在の動物園は何が変わったのか、そしてこれからどう変
2019年10月27日 13:11
デジャ・ヴュ〔以前に見たことがあるという錯覚〕の記述は、しばしば行われてきた。いったい、この名称そのものは成功しているのであろうか?むしろ、流れ去った人生の暗闇のなかでいつの時か鳴りはじめたらしい音響が、こだまを呼び起こし、そのこだまにいまわたしたちが驚かされている、とでもいった出来事をさしているはずではないか。――ベンヤミン『ベルリンの幼年時代』より「ある訃報」 先日投稿したnoteで、わた
2019年12月1日 21:24
2017年、秋。唐組の紅テントが雑司ヶ谷・鬼子母神の境内に姿を現しました。月明かりに照らされたカバのポスターの前で、思わず足を止めたのを覚えています。 この芝居を観る前から頻繁に動物園に足を運ぶようになっていたものの、「動物園が消える」というフレーズに、私はそれまでピンと来たことがありませんでした。 芝居は、石川県金沢市でかつて栄華を極めながら、経営難により閉園することになった民