見出し画像

【おしらせ】2022.02.12(土)20:00~「しのばZooゼミ」第3回読書会を開催します!

2月12日(土)20時より当方のtwitterスペース(アカウントID:@weiss_zoo)にて、「しのばZooゼミ」と題した読書会の第3回を開催します。

しのばZooフライヤー3

 今回の読書会で取り扱う図書は信岡朝子さんによる『快楽としての動物保護』(講談社選書メチエ,2020)です。

 課題図書の分量が多く論点が多岐にわたることを踏まえ、今後2月19日(土)20時〜、2月26日(土)19時〜と3回に分けて課題図書を読み込み論点をシェアします。

 第1回目の2月12日(土)は序章と第1章「忘れられた作家シートン」(15~120頁)を取り上げます。
 開催に先立ち、本編の概略をレジュメにまとめましたので掲載するとともに論点を共有します。

 このレジュメは「しのばZooゼミ」のDiscordサーバーにも掲載しています(Discordをやっていない方向けの再掲です)。「しのばZooゼミ」サーバーは動物園史や動物園の財務分析にまつわるデータベースとしても運用していますので、ご関心のある方はお気軽にコンタクトして下さい。(下記リンクの有効期限:2022.2.13まで)


 当日は第1回、第2回の読書会同様、内容はかいつまんで紹介し、ハッシュタグ #不忍ゼミ にて寄せて頂いた感想やご意見を受け取りながら理解を深めていく形式での展開を考えています。

 私から提示する論点は下記の2点です。

①  平岩米吉が夢想しついに果たせなかった「動物文学」(65 頁)について、近現代の動物を主題にした文学作品で「思春期」(48 頁)を経た大人にも訴求力を持つ作品はどのようなものが挙げられるか。ノンフィクションの場合はどうか。それらの作品は「科学的な」動物理解の助けとなるか。
②  ネイチャースタディー運動について、「感傷的である、あるいは非科学的である」(53 頁)とされ衰退していったが、動物園が子どものためだけの施設だと捉えられることがある背景にも自然教育と科学教育との断絶が横たわっているのではないかと考えさせられた。両者を架橋する役割を未来の動物園は果たせないか。水族館の場合はどうか。


ご関心のある方は是非お気軽にご参加ください。またスペースの録音機能を活用し最長30日間アーカイブを保存しますので、参加できない場合も内容に関心があればお聴き頂けたら幸いです。