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【おしらせ】2021.08.22(日)19:00~「しのばZooゼミ」第1回読書会を開催します!

しのばZooフライヤー


 ギリギリの日程ですが告知投稿です。

 8月22日(日)19時より当方のtwitterスペース(アカウントID: @weiss_zoo)にて、「しのばZooゼミ」と題し読書会を開催します。

 今回の読書会で取り扱う図書は川端裕人さんと本田公夫さんによる『動物園から未来を変える』(亜紀書房,2019)です。

  開催に先立ち、本編の概略をレジュメにまとめましたので掲載するとともに論点を共有します。

 このレジュメは「しのばZooゼミ」のDiscordサーバーにも掲載しています(Discordをやっていない方向けの再掲です)。「しのばZooゼミ」サーバーは今後動物園史や動物園の財務分析にまつわるデータベースとしても運用していくことを検討していますので、ご関心のある方はお気軽にコンタクトして下さい。(下記リンクの有効期限:2021.08.28まで)

 読書会当日は時間も限られますので内容を詳述するというより、2つ掲げた論点について寄せて頂いた感想やご意見を受け取りながら理解を深めていく形式での展開を考えています。

 レジュメにも記載していますが、私から提示する論点は下記の2点です。

①  「保全への門口」(本文116頁)とあるが、日本国内の動物園でもライチョウやツシマヤマネコの繁殖事業と、生息地域での保全活動が連動する動きが進展している。
 今後の保全活動・あるいは外来種問題・生物多様性保全において動物園や水族館が一層果たしていける役割はどのようなものがあるだろうか。「ソーシャル・マーケティング」(本文205頁)の考え方を生かせるのではないだろうか。
② 「動物園を超えた動物園」(本文249頁)とあるが、日本でも北九州市到津の森公園・岩野俊郎園長が「ノン・ズー」という概念を提唱するなど、「これまで自明視されてきた『動物園の4つの役割』を超えた動物園のあり方」が模索されていると感じる。国内外問わず、どのような「新機軸」の萌芽が見られるだろうか。

 なにぶんこうした形で読書会を開くのは初めてなので実験的な試みとなりますが、実りある時間を持てたらうれしいです。

 ご関心のある方は、ぜひ。