【おしらせ】2022.01.22(土)20:00~「しのばZooゼミ」第2回読書会を開催します!
1月22日(土)20時より当方のtwitterスペース(アカウントID: @weiss_zoo)にて、「しのばZooゼミ」と題した読書会の第2回を開催します。
今回の読書会で取り扱う図書は溝井裕一さんによる『動物園・その歴史と冒険』(中公新書ラクレ,2020)です。
開催に先立ち、本編の概略をレジュメにまとめましたので掲載するとともに論点を共有します。
このレジュメは「しのばZooゼミ」のDiscordサーバーにも掲載しています(Discordをやっていない方向けの再掲です)。「しのばZooゼミ」サーバーは動物園史や動物園の財務分析にまつわるデータベースとしても運用していますので、ご関心のある方はお気軽にコンタクトして下さい。(下記リンクの有効期限:2022.1.20まで)
読書会当日は第1回同様、内容はかいつまんで紹介し、ハッシュタグ #不忍ゼミ にて寄せて頂いた感想やご意見を受け取りながら理解を深めていく形式での展開を考えています。
私から提示する論点は下記の2点です。
① ハーゲンベック動物園の「恐竜エリア」に着目しながら「いまの自然(文化)のみならず、過去の自然(文化)も展示対象となりうる」(144 頁)ことが指摘されているが、「現在の生物」と「過去の生物」との繋がりについて示した動物園・水族館内の展示の事例はどのようなものがあるか。
② 「世界のどこにでもあるような展示ではなく、ローカルな展示を前面に出すほうがオリジナリティを発揮できる」(291 頁)とあるが、「ローカルな展示」の魅力を感じることができた動物園・水族館の事例は何があるか。一方、発表者は釧路市動物園を訪れた際、地域の住民から「タンチョウは野生で普通に見かける鳥で、わざわざ動物園に会いに行く動物ではないと思っている」とコメントを貰っている。地域の人たちに「ローカルな展示の価値」はどのように再評価されうるだろうか。
ご関心のある方は是非お気軽にご参加ください。