記事一覧
全米男性会議 と フレッド・ヘイワード(1)【イントロダクション】
マスキュリズム(=男性に対する性差別の撤廃を目指す思想や運動)は、西欧と北米では普及しているようですが、残念ながら日本においては全くもって普及がみられません。男性の弱者性や被害者性にもきちんとスポットが当たることを望み、現状で生きづらさを抱えた男性が少しでも生きやすくなること(即ち《男性の解放》)を願ってやまない立場としては、大変悲しいことです。いつか、日本でも、マスキュリズムの広がりがあるといい
もっとみる《異性から裸身を眼差される男性の羞恥心》を無視するな ~男性の性的プライバシーも守られる社会に~
男性の性的羞恥心・性的プライバシーに関する記事は、これまでにも何本も書いてきました。この問題はとても根深いです。声は上がっていますがなかなか正対されることはなく、今もどこかで繊細な感受性を持つ男性が蹂躙されています。
筆者である私は、幼少の頃から性的プライバシーに敏感な男性でした。小5まで体育の更衣が男女同室で、女子の面前での更衣が本当に苦痛でした。
(逆に、平気でパンツ1枚になって見せつけ
女からの加害を受けた男を打ちのめす《4重の否認》 ~社会は女の加害にも正対せよ~
まず大前提として、女性から男性への加害はあらゆるところで現実に発生している。また、すべての男性が強靭な強者であるというのは誤りであり、並の女性よりも虚弱非力な男性も実在している。そして、自分よりも弱い男性をターゲットに選んで加害する女性が、この社会には実在する。
しかし、この社会で生きる多くの人たちが、無意識のバイアスに支配された偏った目で男性と女性を見ている。女性を "か弱い" "庇護すべき"
NHKのツイートが炎上 ~プライベートゾーンを露出する介助や看護について~
NHKハートネットのアカウントが、4月17日に行ったツイートが炎上しています。
入浴介助や排泄介助,清拭や陰部洗浄などは、プライベートゾーンを露出することになります。それゆえ、可能な限り同性の介護士や看護師が行うのが好ましいと考えます。私も、このような介助や看護はできる限り男性の介護士さんや男性の看護師さんにしていただけたらと願っています。ただ、人的資源に限りがあるため、どうしても難しいことも
兵役義務(徴兵制)は最大の "男性差別" である
この世に存在する最大の "男性差別" が、男性のみを対象とした拒否することの許容されない兵役義務(徴兵制)である。
大韓民国の場合、全ての男性に約2年間の兵役義務が課せられており、基本的に逃れることはできない。軍隊組織は極めて不健全で、理不尽ないじめ・シゴキや暴力が当たり前のように蔓延っているという。国家権力によって強制的にそのような組織へぶち込まれる。拒否することは許されず、もし兵役拒否を貫