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雑考録

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起きたこととその周辺への思考の跡
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最近読んで気になった本

最近読んで気になった本

・唯一見るとしたら、どういう字を書くかだけ
・練習すれば、ある程度はキレイな字を書けるようになる
・字が汚いのは、努力を放棄した証拠

ゆえに字が綺麗な主人公のことは信用に足る存在として雇用することができる。

という内容のセリフと場面が出てきたのが、やはりどうにも許せなくて。
許せないなあと思ったことをそのまま残しておこうと思います。気が済んだらそのうち下げます。気が済むまで残しておく。

ネグ

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青々とした空の下「あらあら」と笑った声が今も聞こえた

青々とした空の下「あらあら」と笑った声が今も聞こえた

僕の記憶に焼き付いている「あらあら」という声がある。

だれの声なのかは知らない。
当時もだれだったのか、知っていたかは記憶にない。

ただ、そのシチュエーションだけは覚えている。

かつて、
僕が通っていた幼稚園で、スカートめくりが流行ったことがある。

僕の過去の記憶を話すにあたって、少なからず必要な情報になるかもしれないので、ここで「僕」という人間の概要を説明しておく。
僕は、現在30代。8

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一人称のはなし

一人称のはなし

僕は、僕という一人称を好んで使う。日常的な会話の中でも使うのだけれど、文章中で使うそれが最も居心地が良い。(ちなみに日常的な会話の中ではありとあらゆる一人称を使う。子どもの頃からの癖で、まるで聞いてる側を惑わすかのようだが、そういう意識もどこかであるのかもしれない)

これから書く内容に少なからず影響するので、一応書いておくと、四四田は生物学上の性別としては、シスジェンダーの女性である。普段自分

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たとえば猫がいる。

たとえば猫がいる。

猫がいる暮らし、というのは猫ごとの性格があるにしても、往々にして可愛らしいレースのカーテンなんかかけられない。かけたカーテンも下の方が床についていると、そこでおしっこをされたり毛玉を吐かれたりして結局どうしようもなくなるから、カーテンの長さを床に触れないくらいの位置の長さにしたりする。
あるいはおしっこをされたり、毛玉を吐かれたりすること自体を覚悟と共に諦めて、その異臭と、もしかすると集まってしま

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永遠を約束されたくない話

永遠を約束されたくない話

絶対に離れないよ、だとか。
永遠に変わらないよ、だとか。

契約の見直しをはかるつもりのない未来の口約束をされると困ってしまうのです。

「変わることはない、だから安心してね」

きっと心から、良かれと思ってそんな言葉を優しくかけてくれるのでしょう。

僕は、「そうですか、ありがとう」
そう答えました。

君が、未だ来ぬ時間を決めつける言葉を口にする。
その胸の内にあるのは、僕に理解はできずとも、

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