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孤独な散歩者になりたかった《ワタシ》の夢想

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生活・創作・労働の為のエスキス。 《ワタシ》が日々生きていく為のアウトプット。 エッセイ形式で読み易さを意識して綴っています。 《ワタシ》の為のエスキスが《アナタ》の慰めにも繋…
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記事一覧

これからやっていこうと思う事

この記事は、よく私のnoteを見てくれている人や、何か書いてみたいと思っているけど、尻込みしている人に向けて、お手紙を出すような気持ちで書きました。

* * *

「よく分からないことについては、やっぱり書けない」
というのが、この1か月間noteを毎日更新してきてわかった気がします。
もしくは、よく分からないことを想像力で補って書くにしても、更なるインプットが必要だな~としみじみ痛感しました。

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Mのこと。

Mのこと。

大学生のときに「上品な人間になりたい」と思ったのには理由があって、それは、ひとりの女の子との交流がきっかけだった。

その子を仮にMとする。

Mは、私と同じ女子高出身で、高校生の頃はさほど親しい間柄ではなかった。大学で同じ学部に進んだことから急速に距離が近くなった部類の友人だった。

Mは、おうちが工務店を経営していて、お姉さんがひとりいて、小さい頃からお茶やお花やピアノをみっちり仕込まれていた

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れもん。

れもん。

小さな小さな出来事に、死ぬほど驚いてしまう瞬間がある。
30秒後には忘れてしまうような、でも確かな手触りを持った驚き。

今日は、なんとなくいつもはあまり開けない窓を開けて、

あ。

と声が出た。

れもんの樹に、びっちり花がついてる。

ドキドキする。去年はこんなに咲いてなかったのに!

思わず植物に詳しい友人にLINEしたら、これはあんまり果樹にとって良くないらしく、摘花することを薦められた

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ロスジェネ女は氷河期の夢を見ない パート2

ロスジェネ女は氷河期の夢を見ない パート2

2週間ほど前にこんな記事を書いた。
感情を吐き出したかったので、わざと乱暴な言葉を多用したし、読み返すと赤面ものの恨み節だな、と素直に思う。

今回。もうちょっと心理的な距離を空けて、客観的に「あのころ(ロスジェネ)」を考えてみたくなった。

というのも、昨夜NHKで「事件の涙「たどりついたバス停で〜ある女性ホームレスの死〜」という番組を観てしまい、再び、どう生きたら正解の人生に辿りつけるのかな、

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それぞれの世界で生きること。

それぞれの世界で生きること。

自分に一生縁のなさそうな、荒唐無稽で突拍子もないことを考えるのが好きだった。

例えば、謎のエージェントがいきなりアポなしで家にやってきて、こう言う。
「お前には今から特殊な改造手術と訓練を受けてもらう。そしてF1レーサーかプロレスラーになってもらう」
「さあ、どちらか選べ」
いやー、どっちも無理っす!
でも、なんでわたしが?
「お前がどちらかにならないと世界が!滅ぶのだ!」
なるほど、世界が滅ぶ

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ポメラを買ってみたんだ ①

ポメラを買ってみたんだ ①

今更ポメラDM200を買った。
後発機が出るにしてももうちょい後だよね、と祈るような気持ちで。

買った理由は4つある。

①前から憧れていた
②書き物をする友人数名から薦められた
③労働や家事の合間に手軽に書きたかった
④買えた(家人からゴーサインが出たし、家計的に買えた)

④が一番大きい理由かもしれない。

10年前なら確実に買えなかった。でも、今ならば買えるのだ。
ハハッ。
人は買えないも

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何も書けない

何も書けない

何も書けない。

きのう、私としては力を入れて書いた記事を投稿してから、今日。

貧血気味なのもあるけど、なんにも書けない。
浮かんでこない。
文字から離れたい。

洗濯機に洗い終わった洗濯物を放置したまま、出さなきゃ干さなきゃと焦っているような状態だ。

せっかく買ったポメラも説明書さえ読んでいない。

でも、毎日やり通す、という意地だけで、この記事を、いま、書いている。

小さい頃からいままで

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2年前の日記が出てきたので、読んでみた。

2年前の日記が出てきたので、読んでみた。

タイトル通りです。
2年前の日記が出てきたので読んでみました。
小生意気にもpaperblanksの碧と金のアラベスク模様の日記帳を使っていたので、捨てるに捨てられなくて置いていたんでしょうね。

さて2年前の自分に再会。

まず、当たり前だけど、2019年の前半、少なくとも私の周りではCOVIDのコの字もなかった。
けっこう自由に、休みの度に友人に会いに行っていたな…そういえば。
文藝誌に参加さ

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乙女の教室

乙女の教室

……辛い時に妄想・空想の世界に逃げ込んでしっかりと鍵をかけ、
胡乱な者が誰ひとり入ってこぬようにするは乙女の嗜み。
その限定的で優雅で独り善がりな空間を汚さんとする不貞の輩は万死に値します………

独りになると、私はよく自分を取り戻す為に「乙女の教室」に講義を聴きに行くのですよ。
え?
何処で開講されるかって?
それは、私のこの頭の中で、に決まっています。
え?
行ってみたいですって??どうしても

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考え過ぎは良くないって本当なのかな?

考え過ぎは良くないって本当なのかな?

こんにちは。
関西は薄ぼんやりと明るいグレイッシュブルーの空が広がっています。
調子はいかがですか?
私は、今日は狂ったように本を読みたい日なので、表題の疑問を呈して、早めにお暇いたしますね。

さて、よく言われませんか。
「考え過ぎは良くないよ」
って。
どういうシチュエーションで?
そうだな、例えば…。
職場の人にキャリア相談をしたとき。
友人に恋愛相談をしたとき。
家族に抱えている不安につい

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「創作」って何だろう。

「創作」って何だろう。

こんにちは。
今日はお気に入りの下着を手洗いして干すことから1日がスタートです。
ちなみにHANROっていうところのブラキャミインナーです。
清水の舞台から少なくとも3回飛び降りながら購入しました。
それでも、全くへたらない、カタチ崩れない。
ずぼらな私は何回も下着を替えるのが面倒くさいので、これで5年はいきますよ…。

ヘッダーも固定のやつを作りました。
毎日変えていくのが面倒くさくなってしまっ

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からだをもっとだいじにした方がいい

からだをもっとだいじにした方がいい

ちょっと肌寒かったりして、秋かもしれない気候になってきました。

今日はあまり深く考え込まずに“行動”が出来た、ということについて書きたいと思います。

私は、まぁ、10人中100人から「真面目すぎ」
って言われてしまう性格。
家人も、家人の親戚も私と接すると肩が凝るんじゃないかな。

○○すべき、っていうのが強すぎて自縛フェチみたいになってしまうのです。

でもね、本来の私はこういう人間ではなか

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理想的天国

理想的天国

もう、この世界には一秒たりとも居たくないと思うとき、ぎゅっと両目を閉じて「理想的天国」に尽いて考えます。

それは、よくある死後の世界…みたいなものでは全然なくて、うまく言えないのですが、とりあえずこの地獄を生き抜くために、自分だけの聖堂を作って言語化しておくというようなものです。
そのなかには、何を入れてもよくて、社会的規範に反するようなものとか、他人から見たらきれいなものじゃなくても、いや、む

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崖通信

崖通信

あたたかいメールをくださった友人に向けて書いてます。

あと、Twitterで気にかけてくださった方もいて…。
ありがとうございます。
とりあえず生きています。

しばらく何も出来ない状態が続いていました。
金縛りにでもあったように身体が動かず、虚ろなきもちに支配され、生きる気力が微塵も湧かず、過去の亡霊に心身とも乗っ取られたような…。

ここ何週間も、そろそろこの世から離れるしかないと思い詰めて

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