津籠睦月

自作サイトや投稿サイトなど、いろいろな所で小説を書いています。 新しいことに挑戦するの…

津籠睦月

自作サイトや投稿サイトなど、いろいろな所で小説を書いています。 新しいことに挑戦するのが好き過ぎて、気づけば実験的な小説ばかりになってしまっています…。 あと、8割方の小説に猫が出てきます。

マガジン

  • こんなこと考えながら小説書いてます~我流小説執筆法~

    小説を執筆する上で、どんなことに気をつけて書いているか、目標や、狙いについてetc…小説執筆活動の記録です。 他の方の参考になるかどうかは分かりません…。

  • 小説の見つけ方・見つけられ方(web小説の検索方法研究)

    「小説投稿サイトで『小説を探す』のが大変!難しい!」と思ったことはありませんか? そんな小説検索の欠点・難点を「個人レベルでどうにか改善できないか」ゆるっと研究しています。 小説を「探す」方だけでなく、投稿している方も、検索方法をもっとよく知ることで役立つことがあるのではないかと。

  • チャレンジャー過ぎる創作活動の記録

    初めてのホームページで「今までにない小説サイト」を作ろうという野心を抱いてしまった管理人の、七転び八起きな創作活動の記録。

  • Webサイト デザイン試行錯誤

    自作サイト(小説サイト)制作の、特にWebデザイン面での試行錯誤の記録です。素人が初めて作ったホームページですが、気づけば異常に多機能になっています。 (別マガジン「チャレンジャー過ぎる創作活動の記録」にも関連記事を載せています。)

記事一覧

「オリジナリティーの高い小説」だけが持てる価値&投稿サイトでのサバイバル術

前回の記事の中で「投稿サイトではオリジナリティーのある作品よりテンプレ作品の方が人が集まる」ということを書きましたが… なぜそうなってしまうのかと言うと、1つに…

津籠睦月
2週間前
19

ゼロから小説の設定を作る【実例その2:オリジナルファンタジー編】

前回の記事は「資料を調べてファンタジー設定を創る」でしたが… 今回は「ボンヤリしたアイディアを膨らませてファンタジー設定を創る」パターンについて語っていきます。…

津籠睦月
1か月前
4

ゼロから小説の設定を作る【実例その1:和風ファンタジー編】

前回の記事の中で「ゼロから作品を生み出すスキルを磨く」というのを書きましたが… 今回はその辺を、実体験を元にもっと詳細かつ具体的に語っていきます。 前回記事で触…

津籠睦月
2か月前
6

「小説投稿サイトで有利なスキル」を育成する

「習作」を通して苦手を克服し、新たなスキルを獲得する(&新たなジャンルを開拓する)…というのを前回の記事で書きましたが… せっかくなら「自分の活動にプラスになる…

津籠睦月
3か月前
16

書けないモノを書けるようになるための「習作」

物書きの皆さん、苦手なジャンルや苦手な描写、苦手な執筆過程ってありませんか? 自分の「得意」なモノだけで小説を書けるなら、こんなにラクなことは無いのですが… そ…

津籠睦月
3か月前
5

「読者のニーズ」との向き合い方(ニーズのある場所に如何に作品を届けるか)

小説界隈のみならず、あらゆる活動・商売事の基本中の基本に「需要と供給」という言葉がありますが… 「ヒット」するために必要なのは「需要(ニーズ)」のある所にモノを…

津籠睦月
4か月前

読者に刺さる小説の書き方(ターゲットに合わせた作風を)

皆さん、小学校に上がる前に好きだった本って、覚えていますか? あるいは小学生、中学生、高校生の頃に好きだった小説って、覚えていますか? 思い出せた方は、その作品…

津籠睦月
4か月前
35

小説執筆スキルを「計画的」に育成する(まずは小説作りの基本から)

基本的に自分は「書きながらスキルを上げる」というスタンスで常にスキルアップを図っているのですが… そんな中でも「育てるべき執筆スキル」に優先順位をつけ、物書きと…

津籠睦月
6か月前
45

小説投稿サイトをめぐる3つの立場(作者だけに努力を課しても意味が無い)

「投稿サイトで小説がヒットするまでを時系列順に追うと、そこには6つの壁がある」と以前の記事で書きましたが… この「小説投稿サイトに立ちふさがる壁」を「時系列」で…

津籠睦月
6か月前
5

理想のレビューは「作品の愉しみ方」を教えてくれるレビュー

他者の感想やレビューを「読者目線」でどう活用しているのか…↓ 「物書き目線」でどう役立てているのか…↓ というのは、過去記事で書いてきましたが… それを踏まえて…

津籠睦月
7か月前
1

他者のレビューから「賢く」作品を選ぶコツ(役立つレビューとアテにならないレビュー)

皆さん、他の読者のつけた評価やレビューを見て作品を選んだことはありますか? それで「ダマされた!」と思った経験はありませんか? 小説投稿サイトのみならず、Amaz○…

津籠睦月
7か月前
2

「パクリ」と「カブリ」の違いって、気づけていますか?(「カブリ」の生まれるメカニズム)

小説投稿サイトを巡る問題で「あるある」なのが「パクった」「パクられた」問題です。 ですが皆さん、「パクリ」とは何なのか、深く考えてみたことはありますか? 自分は…

津籠睦月
8か月前
1

「おもしろそう」と「おもしろい」は別物なので…

皆さん「おもしろそう!」と思って読み始めた小説が「期待外れ」だったことって、ありませんか? 逆に、読む前は特に「おもしろそう」と思わなかった小説が、読んでみたら…

津籠睦月
8か月前
16

「アクション(評価)のしやすさ」と「不正防止」のジレンマ

(投稿サイトで)小説がヒットするまでには6つの壁がある、その6つ目の壁が「アクションの壁」だ…ということを、以前の記事で書きましたが… この「アクションの壁」、…

津籠睦月
9か月前
5

小説を書くのに、どれくらいの知識があれば良いのか?

学生時代の自分には「完璧主義」的なところがあり… よく「この程度の知識ではこの小説は書けない」「もっと知識を集めてからでないと、書いてはいけない」と、自分で自分…

津籠睦月
9か月前
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「ためになる取り組み」は積極的に紹介する

これまでに過去記事で投稿小説界隈の問題点、投稿サイトの弱点などを挙げて来ましたが… もちろんサイトの運営さんも手をこまねいているわけではなく、その欠点を補うべく…

津籠睦月
9か月前
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「オリジナリティーの高い小説」だけが持てる価値&投稿サイトでのサバイバル術

「オリジナリティーの高い小説」だけが持てる価値&投稿サイトでのサバイバル術

前回の記事の中で「投稿サイトではオリジナリティーのある作品よりテンプレ作品の方が人が集まる」ということを書きましたが…

なぜそうなってしまうのかと言うと、1つには「オリジナルな世界観は、まず設定を理解することから始めなければいけない」という理由があるかと思われます。

「テンプレートな世界観」――つまり「オリジナリティーが低い」ということは「どの作品を読んでも、だいたい設定は一緒」ということです

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ゼロから小説の設定を作る【実例その2:オリジナルファンタジー編】

ゼロから小説の設定を作る【実例その2:オリジナルファンタジー編】

前回の記事は「資料を調べてファンタジー設定を創る」でしたが…

今回は「ボンヤリしたアイディアを膨らませてファンタジー設定を創る」パターンについて語っていきます。
 
それも、いわゆる「テンプレなファンタジー設定」ではなく、世界観からしてガッツリ「オリジナル」な「本格的なハイ・ファンタジー設定」です。
 
今回も著者本人の実体験を元にまとめていきますので、人によって合う部分・合わない部分があるかと

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ゼロから小説の設定を作る【実例その1:和風ファンタジー編】

ゼロから小説の設定を作る【実例その1:和風ファンタジー編】

前回の記事の中で「ゼロから作品を生み出すスキルを磨く」というのを書きましたが…

今回はその辺を、実体験を元にもっと詳細かつ具体的に語っていきます。

前回記事で触れたものは「ライトなコメディ」で「異世界転生もの」だったため、「ゼロからの創作」でも「元から頭の中にあった知識や小ネタの組み合わせ」といった感じのものだったのですが…

今回は完全なるゼロからの創作――「企画を元に資料を集め、自分の中に

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「小説投稿サイトで有利なスキル」を育成する

「小説投稿サイトで有利なスキル」を育成する

「習作」を通して苦手を克服し、新たなスキルを獲得する(&新たなジャンルを開拓する)…というのを前回の記事で書きましたが…

せっかくなら「自分の活動にプラスになるスキル」を育成できた方が「お得感」がありますよね?

実際に自分も「こんなスキルを持っていた方が小説投稿サイトでは有利なのでは?」というのを考察し、小説執筆をしながらの育成を試みています。

■一定のペースで「連載」するスキル

小説投稿

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書けないモノを書けるようになるための「習作」

書けないモノを書けるようになるための「習作」

物書きの皆さん、苦手なジャンルや苦手な描写、苦手な執筆過程ってありませんか?

自分の「得意」なモノだけで小説を書けるなら、こんなにラクなことは無いのですが…

それ「だけ」では、いずれ限界が来ます。

創作活動をただ「やる」だけでなく「続けていく」ためには、どうしてもどこかで「苦手を克服する」ことが必要になってくるのです。

■新しい「何か」にチャレンジするなら、それが「習作」

「習作」と言っ

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「読者のニーズ」との向き合い方(ニーズのある場所に如何に作品を届けるか)

「読者のニーズ」との向き合い方(ニーズのある場所に如何に作品を届けるか)

小説界隈のみならず、あらゆる活動・商売事の基本中の基本に「需要と供給」という言葉がありますが…

「ヒット」するために必要なのは「需要(ニーズ)」のある所にモノを「供給」することなのです。

たとえば「納豆嫌い」な人にどんなに「納豆」をアピールしたところで、高評価はおろか口にしてすらもらえません。

それがどんな大変な試行錯誤の末に生まれた画期的な新商品であろうと、嫌いな人にとっては「納豆な時点で

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読者に刺さる小説の書き方(ターゲットに合わせた作風を)

読者に刺さる小説の書き方(ターゲットに合わせた作風を)

皆さん、小学校に上がる前に好きだった本って、覚えていますか?

あるいは小学生、中学生、高校生の頃に好きだった小説って、覚えていますか?

思い出せた方は、その作品を「今現在、一番好きな作品」と比べてみてください。

「いつの間にか、だいぶ好みが変わったな」と感じませんか?

もしも「今現在好きな本」と幼い頃に出逢っていたとして、好きになれたと思いますか?

あるいは「昔好きだった本」と今初めて出

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小説執筆スキルを「計画的」に育成する(まずは小説作りの基本から)

小説執筆スキルを「計画的」に育成する(まずは小説作りの基本から)

基本的に自分は「書きながらスキルを上げる」というスタンスで常にスキルアップを図っているのですが…

そんな中でも「育てるべき執筆スキル」に優先順位をつけ、物書きとしてのスキルを「計画的」に育成しています。

特に大切にしているのが「小説の基礎力」を身につけること。

なぜなら、どれほど面白いアイディアが頭の中にあったとしても、その面白さを小説として「表現」できなければ意味が無いからです。

1.ま

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小説投稿サイトをめぐる3つの立場(作者だけに努力を課しても意味が無い)

小説投稿サイトをめぐる3つの立場(作者だけに努力を課しても意味が無い)

「投稿サイトで小説がヒットするまでを時系列順に追うと、そこには6つの壁がある」と以前の記事で書きましたが…

この「小説投稿サイトに立ちふさがる壁」を「時系列」ではなく「立場ごと」に整理すると、そこには3つの壁が存在することになります。

図にすると、以下のような感じです。

ヒットは作者の努力だけで成立するものに非ず。小説投稿サイトには「投稿サイト(の運営)」「作者」「読者」の三者が関わっていま

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理想のレビューは「作品の愉しみ方」を教えてくれるレビュー

理想のレビューは「作品の愉しみ方」を教えてくれるレビュー

他者の感想やレビューを「読者目線」でどう活用しているのか…↓

「物書き目線」でどう役立てているのか…↓

というのは、過去記事で書いてきましたが…

それを踏まえて、結局「理想のレビューとは何なのか?」――自分の中には、ぼんやりとした1つの答えがあります。

■自分の知らない「独自視点」ほど面白く役立つものはない

実を言うと自分は「まだ読んだことのない本」の感想・レビューより、「既に読んだこと

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他者のレビューから「賢く」作品を選ぶコツ(役立つレビューとアテにならないレビュー)

他者のレビューから「賢く」作品を選ぶコツ(役立つレビューとアテにならないレビュー)

皆さん、他の読者のつけた評価やレビューを見て作品を選んだことはありますか?

それで「ダマされた!」と思った経験はありませんか?

小説投稿サイトのみならず、Amaz○nさんなどの小説レビューを見ていても思うのですが…

他の読者の「高評価」に釣られて作品を読み、後悔したという読者さん、結構多いんですよね…。

また、逆に「低評価が付いていたけど、むしろ自分は良いと思う」という意見も結構よく見かけ

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「パクリ」と「カブリ」の違いって、気づけていますか?(「カブリ」の生まれるメカニズム)

「パクリ」と「カブリ」の違いって、気づけていますか?(「カブリ」の生まれるメカニズム)

小説投稿サイトを巡る問題で「あるある」なのが「パクった」「パクられた」問題です。

ですが皆さん、「パクリ」とは何なのか、深く考えてみたことはありますか?

自分は以前から「パクリ」とは別に「カブリ」という言葉を使い、両者を区別しています。

■「パクリ」は意図的な盗作、「カブリ」は偶然似てしまうこと

そもそも「パクリ」という言葉は、創作以外でも「物を盗む」という意味で使われている言葉ですよね?

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「おもしろそう」と「おもしろい」は別物なので…

「おもしろそう」と「おもしろい」は別物なので…

皆さん「おもしろそう!」と思って読み始めた小説が「期待外れ」だったことって、ありませんか?

逆に、読む前は特に「おもしろそう」と思わなかった小説が、読んでみたら意外と「おもしろい」ことって、ありませんか?

「おもしろそう」と「おもしろい」って、実は別物なんですよね。

なぜなら「おもしろそう」は小説を読む前に抱く感情。

「おもしろい」は実際に読んでいる最中に抱く感情だからです。

■読者は「

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「アクション(評価)のしやすさ」と「不正防止」のジレンマ

「アクション(評価)のしやすさ」と「不正防止」のジレンマ

(投稿サイトで)小説がヒットするまでには6つの壁がある、その6つ目の壁が「アクションの壁」だ…ということを、以前の記事で書きましたが…

この「アクションの壁」、投稿サイトの機能やシステムによっても厚さ(高さ)が変わります。

皆さん、気づいていましたか?

作品に星をつけたり、感想をつけたり、ブクマやお気に入りなどのアクションをするには「アカウントが必要」だということを…。

過去記事で紹介した

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小説を書くのに、どれくらいの知識があれば良いのか?

小説を書くのに、どれくらいの知識があれば良いのか?

学生時代の自分には「完璧主義」的なところがあり…

よく「この程度の知識ではこの小説は書けない」「もっと知識を集めてからでないと、書いてはいけない」と、自分で自分にストップをかけ、小説を書くのを躊躇っていました。

ネットで書評やブックレビューを見れば「作者の知識不足」をつつくコメントがあちこちに散見されます。

「商業で書籍化されたプロですらこの有様なのだから、自分なんてもっと駄目に決まっている

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「ためになる取り組み」は積極的に紹介する

「ためになる取り組み」は積極的に紹介する

これまでに過去記事で投稿小説界隈の問題点、投稿サイトの弱点などを挙げて来ましたが…

もちろんサイトの運営さんも手をこまねいているわけではなく、その欠点を補うべく、様々な取り組みを行っています。

欠陥がそのまま放置されれば「高クオリティーの作品がランキングに載らない・ポイントが上がらない」ということになり、評価の精度やサイトの信頼性にも関わってきますので、そこは運営さんにとっても放置できない問題

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