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2018年1月の記事一覧

奨学金が「就職するための借金」になっている

1~2月は受験シーズンということもあり、教育に関する話題が多めです。例によって心の友とやりとりをしていて、「大学は(いい会社に)就職するために行くだけになっていて、奨学金は実質就職するための借金みたいなもんだよね」という話になりました。大学や教育といったものも資本主義の原理に取り込まれてお金!お金!となり、本来的ではなくなっているのではないかという考察をしていました。

人々が大して勉強する気もな

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軽視されすぎな「家庭科」「保健体育」

「もうセンター試験か、そろそろ受験か」と高校生の頃の勉強状況を思い返してみて、いくつか気づいたことがありました。高校の授業で今でもやたら印象に残っている授業は、家庭科と保健体育であったということです(笑)。私の高校は進学校でしたが特に受験対策もなく、文理問わずすべての教科を履修していました。あらゆる教科の授業があった中でも、主要科目以外の家庭科と保健体育の授業は強く記憶に残っています。

家庭科で

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勉強嫌いを量産する「比較」「テスト」

世の中の人々に勉強が好きかどうか、アンケートを取ったらどのような結果になるのでしょうね。多くのお父さんお母さんが「子どもが勉強しなくて…」と嘆いているという状況(それも本当かどうか…)を考えると、勉強大好きで学習意欲に満ちた人というのは割と少数派のような気がします。「勉強」とひとくくりにしてしまいましたが、学校の勉強は嫌いだけど好きなことに対してはすごく熱心に学ぶとか、逆に受験や資格試験の勉強には

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試験勉強は作業、本当の勉強は独学

明日はセンター試験。私も12年前は受験生でした。中学受験、高校受験、大学受験を経験し、公務員試験を受け、宅建試験も受けたりと、受験勉強や試験勉強に随分と時間と労力を割いてきた人生だったと思います。noteにおいても勉強や賢さ、知識や教育といったことを話題にすることも多く、私にとって「NO勉強、NO LIFE」(古い?)と言ってもいいくらい、非常に重要な関心事です。

親しい人や初めて会った人に「普

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貧困が他人事でない時代に学ぶこと

2018年、年が明けて一本目の記事です。今年はどんな1年になるのでしょうか。新年早々暗いことを言いますが(笑)、これからますます人々が貧しくなり、生活が苦しくなってくるものと思われます。これまで大きな反乱や暴動などが起きてこなかったのは(起きてたけど報道されていないというのもあるかも)、日本人のおとなしい国民性もあるけれど「不景気だ、お金がない」とは言っても、人々がそれなりに生活することができてい

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