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木の子のこの子

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随想、散文だけど、自分の指針
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2023年1月の記事一覧

「憧れの人」になった自分は、必死にあと19年を確保した冬の日

「憧れの人」になった自分は、必死にあと19年を確保した冬の日

それは、昨年の年末だった。

「年明けたら、どこかでお会い出来たら嬉しいなぁ…なんて思ってます」

とのメッセージだった。

非常に丁寧な文面をいただいたが、この2行だけしか目に入って来ず、他をいくら読もうとしても読めなかったのは残念でならない。

私は動悸を静め、深呼吸しながら念のため5回ほど読み直したが、間違いなく誘われている事を認識した。私の人生経験で同じ女性に二度誘われるなんていうのは、ほ

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僕達の矜持は翻弄される推し活。~中年の楽しみ方編~

僕達の矜持は翻弄される推し活。~中年の楽しみ方編~

お正月が明けると決まって僕達は、昨年めでたく社長になったばかりの男、ポップの仕事を手伝う。それは、顔見せだったり近況報告だったり、お互いのプライドをかけた推しの女子の話しだったりする。

高校時代からの同級生である僕達は、もう、40を越えた中年の集まりである。それを踏まえてこれから紡ぐ話しを心して聞いて欲しい。

毎年行われるその儀式は、どれだけ歳を重ねようとも全く実りのない話しなのだが、誰がどう

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贈られた「手作りカルタ」で僕は僕を知る。~自己紹介編~

贈られた「手作りカルタ」で僕は僕を知る。~自己紹介編~

「午前中に届くように郵送したので受け取ってください」

そう言われて待機していた僕に届いたものは、自分を見つめるにはタイミングが良すぎる理由になるものだった。これを贈り物と言わずに通過出来そうもない。

北九州からの贈り物は、明らかに僕への贈り物だった。それは厄年を迎える僕の躍年への願いが込められていた。中でも目を奪われずにいられない箱があった。そこに描かれていた文字は、

かるTAWA。

かる

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第8回《ふるさとと文学2022》「開高健の茅ヶ崎」に行ってきた。

第8回《ふるさとと文学2022》「開高健の茅ヶ崎」に行ってきた。

12月下旬一枚のハガキが家に届いた。

ハガキは、往復ハガキの返信用で少しでも市役所の方に上手く見せようと、若干細目に書いた見栄っ張りな字がバランス悪く中央より若干下に書いてしまっていた。

僕は、そのハガキが何を意味するかは知っていたが、裏を捲る心の準備をしてからハガキを覗いた。

入場整理券〈売買禁止〉
ふるさとと文学2022~開高健の茅ヶ崎

と目に飛び込んで来た。

当選に胸の高鳴りを覚え

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よき時間と思考の行方。生誕の躍年添えで一年が始まる。

よき時間と思考の行方。生誕の躍年添えで一年が始まる。

年末。自らの振り返りを急にしたくなったのは、空気が深く澄んで音が乾いて聞こえるこの季節特有の一人沁みた空間のせいかも知れない。

一年の締めくくりに呑みに出掛けたくなったのは、自分が納得出来たからなのか、それを誰かに話したかったのかそれはわからない。

昨年、自分の周りに起きた出来事は自分の立ち位置を明確にしてくれて今後どうすべきかを知れる事だった。40年を生きて来て先がどれくらいあるかは明確では

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