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(手紙)【さまよえる夫くんへ】この手紙は地元の関東へ実家に受け入れて貰えるハズだと距離を置くために帰省した夫くんに気持ちが落ち着いた時に読んで貰いたい妻である私の素直な気持ちをつづったものです。
夫くんへ。
今、アナタはこの寒空の下をどうすごしてるのかな?
ここ2〜3日、急に冷えてきたので、薄着のアナタをとても心配してるよ。
あまり、長文になってしまっても、アナタは
困るだろうから、たくさん伝えたい事はあるけれど、はぶくね。
深夜の夫くんのお母さんからのお話しは、夫くんが聞いていて、どう思ったかな?
息子が可愛いのは当たり前なんだけど、あたしからすれば、あまりにも一方的だったよ。
(手紙)〜 夫君(オットギミ)へ 〜 【ここの所、すれ違いが多く、主人が私の話しを最後まて聞くことをしてくれないのでLINEてま伝えた事を記します。】
21.5.25
✨夫君(オットギミ)へ✨
夫君の考えてる事、思ってる事、気持ち。
それから、体調。
何もかもがコロコロと移り変わり過ぎて、
妾(ワラワ)は戸惑います。
口に出してくれないし、出しても声が小さく
モゴモゴと話すので、良く聞き取れません。
夫君はいつも「其方(ソナタ)さんは俺の愚痴ばかり」
と言ってましたね。
では、愚痴を言わずに済むように
何度も聞いた愚痴をなくす様に、努
(詩)〜 焼けつく砂漠 〜 【昼は灼熱、夜は冷え込む荒涼とした砂漠を彷徨う様は滑稽な過去の自身が綴ったものです。】
360度、見渡す限り砂。
灼熱の太陽が、容赦なく躰を灼く。
躰中の水分が蒸発し、喉が貼りつく。
私には躰を覆う物も、喉を潤す物も無い。
よく見ると砂以外のモノが在る。
白いモノだ。
太陽はその白いモノからさえ、水分を奪う様だ。
行く宛てもないまま、ひたすら足を動かす。
太陽は真上から、照りつける。
砂は何処までもサラサラで、足を捕らわれ、
私は頭から、砂に突っ込んだ。
砂も灼かれていて、
(詩)〜 ジャングル 〜【何もかもが色付いて、煌めいていた世界で自身もそう生きていると謳歌していたある日、世界は一変しました。その思い上がりと惨めさ、現実を過去に綴りました。】
歩いている。
極彩色の中を。
青々と茂る木々。
鮮やかな羽を広げ、舞い踊る蝶の群れ。
美しい旋律を奏でる鳥達に、芳しい香りを
放つ花々。
歩いていく。
極彩色の中を。
私も極彩色であり、光の中に在る。
美しく、瑞々しく、ジャングルの様に逞しい。
全てが目も眩むばかりに輝いている。
歩く。
極彩色の中を。
どんどん歩く。
極彩色の中を。
色と光にとらわれ、小石に毛躓いた。
転がる。
極彩
(詩)〜 井戸の底 〜【光さえ届かない深く、狭い井戸の底から、必死に登ろうと足掻く。枯れ井戸でなく、色々な恐怖が襲ってくる模様を過去に綴りました。】
足元が湿っている。
水が湧き出ているのだ。
ここは深い井戸の底。
光さえ届かない、深い井戸の底。
暗い。何も見えない。
寒い。躰の芯から冷えてくる。
狭い。手を左右いっぱいに伸ばせる空間はない。
暗く、寒くて、狭い場所に閉じ込められている。
井戸の壁が押し寄せてきて、私を推し潰そうと
している気がする。
足首まで水が満ちてきた。
濡れたくない。
井戸の石壁に掴まり、足を掛け、
水がつかない様
(詩)〜 果てしない壁 〜【色々な葛藤の壁に阻まれた過去にその葛藤にある何かを乗り越えたくて、乗り越えられないなら、壊したくて、悩みに悩んでいた想いを綴ったものです。】
私の前には壁がある。
見上げど、見上げど、
そびえ立っているその壁の上は見えない。
左右にも広がる壁。
回り込む事も無理な様だ。
どうしよう。
壁の向こうから、私を呼ぶ声が聞こえる。
行かなくては。
どうやって行こうか。
よじ登る?
壁には足がかりになるものは、何一つ無い。
左右は無限に続いている様だ。
とりあえず壁に手を付け、足を付け、
登ろうとする。
滑り落ちた。
痛い。
もの凄く
(詩)〜 出口のない迷路 〜【病むと思考回路が堂々巡りになり、それはまるで、出口のない迷路の様だと思い、過去に綴ったものですが、駄作だな。と自分でも思います。】
気がつけば、巨大な迷路の真ん中にいた。
どちらから来たのか、どこへ向かえば良いのか
判らない。
行けども、行けども壁だ。
さっきも通った気がする。
いや、違う道だろうか。
果てしない迷路。
色んな人が通っている。
壁に阻まれながら。
ある人は標識を見つけ、私の横をすぃ〜と
通り抜ける。
ある人は慎重に壁に沿って、歩いている。
ある人は諦め、座り込んでいる。
迷路の中に居る私には、その迷路の
(詩)〜 止まれない廻り 〜【四畳半の部屋、お嫁にいった後の姉の後に宛てがわれた部屋。別に目新しい物は何一つない部屋で、毎日、毎日、恨み辛みを嘆くルーティンが苦しく、止めて欲しいと願って、綴ったものです。】
私は檻の中のネズミだ。
くるくる、くるくる廻っている。(まわって)
同じ景色、同じ言葉、同じ思考。
くるくる、くるくる廻っている。
だいぶん、疲れてきた。
止まりたい。止まれない。
滑車は廻る。(めぐ)
意思とは関係なく廻っている。
その動きに足は自然に動く。
私の脳はイカレテいる。
疲れたのならば、止まれと命令すれば良いだけ
なのに。
私の脳は止まる事を知らない。
誰かが止めてくれ
(詩)〜 闇の中、闇になれない 〜【気分は最悪でなにもかもが闇の中から見ているように物事が見えていた過去、だけれども芯の闇には受け入れられず、いつまでも中途半端だからこそ、苦しい心境だった物を過去に綴りました。】
闇・闇・闇・闇・闇・・・・・・・・・・・。
何処を向いても闇があるのみ。
上を向いても、右を見ても左を見ても、
下を向いても、闇。
ただ、そこに闇があるだけ。
自分がどちらを向いているのか判らない。
見ているのか、見ていないのか。
目を開いているのか、閉じているのか。
ただ、そこに闇があるだけ。
独り、しゃがみ込んでいる。
躰を小さく、小さくする。
そうすれば闇に呑み込まれ、闇の一部に
な