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ダイエット哲学(考え方)

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「痩せたら幸せになる」「痩せた方が可愛い」というような、私たちが当たり前のように考えている常識に「こんな考え方をしてみたことはある?」と提案をしています
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#ホリスティック

「まじデブ」:鏡の自分に投げる言葉を他人にも投げられるか?

「もし自分に双子の妹(弟)がいて、今の自分と全く同じ生活・身体・性格をしてるとしたら、なんて声かけてあげる?」

これはよく私が「自分の太もも大嫌い」「もっと頑張らなきゃ」「自分でやると決めたこともできなくてだらしない」と言ってる人にする質問です。

ちょっと考えた後に、「そんなことないよ」「もっと休んでいいよ」「もっと自分に優しくね」みたいな答えが返ってくる。

自分には厳しく追い詰めるのに、

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【まとめ】体重を使ってダイエットをしてはいけない理由

「私の体重は60kg」という認識は実は間違い。正しい認識法は「今日は60kg」もしくは「いつも59〜61kgあたりをウロウロしてる」です。

1つの数字で表すのは、ウロウロする体重の「平均値」をとる時。これを知らずに不健康なダイエットにハマる人が多い。

体重は常に変動してます。

3食しっかり食べて、水も1.5Lくらい飲んでれば、朝と夜で2kg位は変わるもの。生理前後で3kgとか変わることもある

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【まとめ】体重やカロリーなどの「数字」が原因でダイエットにつまづく人が増えている

科学的根拠が重要視される一方で、「数字を使ったダイエット」で迷子になる人が多発してます。数字が目標達成の手段じゃなくて「ゴール」になってるケース。
体重、BMI、1日の目標歩数、カロリー、PFCなどを軸にダイエットしてる人につまづいてる人が多いです。

具体例↓

①体重
見た目が気になるからダイエットを始めたのに、体重計の数字ばかり見ては「見た目は少し変わったけど、体重が落ちない...」と進

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太ることが魅力的だった頃の広告

太ることが魅力的だった頃の広告

1930〜60年代の広告は「太って魅力的になろう」でした。時代が変われば美の定義は変わります。あなたが必死で追いかけてる今日の『理想』だって、やっとの思いで手に入れる頃には、また別の理想が生まれます。

そんな変わりゆく美の基準に振り回された先で、一体何になれるんだろう?

当時の広告を見てみると、現代のダイエット業界で使われるマーケティング用語とかも出てきて、「気づかされるものがあるなぁ」と思っ

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【まとめ】「痩せたその後の未来」まで考えてダイエットをしてるか?

私はよく「痩せたその後の未来まで考えてダイエットをしてるか?」という話をするようにしています。

「夏までに痩せる」「2ヶ月で○kg減」「即痩せ」という言葉が飛び交うこの業界。こうした言葉に飛びつく人は多く、それを狙った商品も多い。「即効性=いい方法」と勘違いさせる雰囲気があります。

実際、すぐ痩せることしか考えていなくて、「その後どうすんの?」の部分はぼんやりとしか考えていない人がほとんんどで

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結果が出ない人は努力の方向転換をしよう

結果が出ない人は努力の方向転換をしよう

情報だらけの世の中で「健康情報が溢れてて何が正解か分かんない!」「頑張ってるのに結果が出ない!」と混乱している人に紹介したい方法があります。

それが『ホリスティック・アプローチ』です。

今回の記事は、一点集中型の努力で失敗した経験のある私から、一歩下がってフィットネスを考える提案です。

◆ホリスティックとはカタカナで書かれると分かりにくいですが、ホリスティックとは健康を『総合的に』『全体を1

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『努力が空回りするタイプ』がするべき発想の転換

『努力が空回りするタイプ』がするべき発想の転換

「頑張ってるのに結果が出ない」
「他の人と同じくらい頑張っても自分は結果に繋がらない」

そんな悩みを抱えたことがある人は、なんだか他の人が羨ましくなったり、自分には才能がないんだと悲しくなったり、生まれた時から出来が違うんだと運命を責めたりしたくなりますよね。

今回は、ダイエットに限らず、勉強、スポーツ、仕事においても役立つ考え方、努力が空回りする人は「努力のタイプを変えたらいい」という話です

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あまり知られていない「30日チャレンジ」の裏事情

あまり知られていない「30日チャレンジ」の裏事情

「30日集中してやって結果を出そう!」
「スタートダッシュを切ろう!」
という目的できっかけ作りをするのが30日チャレンジ。

フィットネス指導者やジムが好んで使い、特に新年と夏前に広告などで頻出します。

似たようなもので、2ヶ月コミットという言い回しがあったり、海外でも8-week challengeみたいなものが普及しています。

一見、きっかけ作りにはピッタリのこの方法。実は、マーケティン

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太ももの隙間があなたを不健康にする

太ももの隙間があなたを不健康にする

『脚痩せ』は、現代人にとって関心の高いトピックですよね。

脚痩せ系のYouTubeや本がたくさん出たり、脚を強調した写真にたくさんいいねがついたり...。私たちは必死にあの隙間を追いかけてる。

でもね、ひとつ質問したいことがあります。

「そもそも、なんで太ももの間に隙間が欲しいと思うんだろう?」

どこの誰の言葉がきっかけで太ももの隙間を追いかけ始めたんだろう?あなたの欲や美意識の根っこの部

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くびれの仕組みと美意識のちぐはぐ

くびれの仕組みと美意識のちぐはぐ

「どうしたらくびれが出来ますか?」という質問を頻繁にいただきます。

私はいつも、具体的な答えと共に「くびれが欲しい」という価値観の疑問点について触れるようにしています。

今日の記事は、「くびれは作れるけど、そもそもあなたの身体はくびれがあった方がいい身体なの?」という問いかけです。

◆くびれの仕組み痩せたらくびれが出来るというイメージが広まっていますが、実際は、痩せても出来るとは限りません。

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スローモーション・マルチタスクで人生を取り戻す

スローモーション・マルチタスクで人生を取り戻す

フィットネスの専門家がこんなことを言うのもおかしな話かもしれませんが、自分磨きプロジェクトに集中しすぎると、自信を失います。

ボディメイクもダイエットも、頑張った分だけ結果が出るわけではないからです。

今日は、頑張ってるのに満足に結果を実感できない人に向けて、視野を広げる考え方『スローモーション・マルチタスク』を紹介したいと思います。

◆スローモーション・マルチタスクとはカタカナ語でピンとき

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あなたが浴びる言葉があなたの人生をつくるから

あなたが浴びる言葉があなたの人生をつくるから

「自分のためにいろいろやってるけど、一向に前に進めてる気がしない。」「いつまでたっても自分に満足できない。」「自分の嫌いなところばっかり探しちゃう。」

こういう悩みが尽きないのは、自分の身体や性格のせいだと思っていませんか?

はっきりと言いましょう。

どれだけ流行のダイエットを頑張って体重が減ったところで、自分の嫌いなところ探しはやめられません。あなたが自分の身体を責めたり、努力不足の自分を

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太るのが怖い人へ

太るのが怖い人へ

食べるたびにカロリーのことを考えてしまう。
毎日体重計に乗らないと不安。
細い人や芸能人を見るたび「痩せたい」と思う。
自分の身体が人にどう思われてるか気になる。
鏡を見るたび「もう少し痩せてたら」と思う。

「太るのが怖い」という恐怖感に追われている人に共通している思考です。気付かないうちに毎日のように考えてしまっていることもあるはず。

漠然としているけど、いつもそこにある恐怖感。
いつも脳裏

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腹筋バキバキ女子が「自分に自信がない」って泣いてた

腹筋バキバキ女子が「自分に自信がない」って泣いてた

これは、私が「いくら『身体』が変わったって『心』がゾンビじゃ、成功でも健康でも幸せでもなんでもないな」と考えるきっかけになった出来事。

たった数十分の出来事でしたが、いま振り返ってみれば、私のその後の考え方をひっくり返した経験となりました。

◆泣いていたある20代の女性がいました。

もともと筋トレ好きで、毎日ジムでトレーニングしていた人です。私はあまり近しい人ではなかったのですが、初めてボデ

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