記事一覧

雑記 徘徊について

ことしの4月、あまりにも精神状態が悪化しすぎて、もはや自分が何をやっているのかすらわからなくなった。 ふらふらと街中を徘徊して、ふとその状態に気がついて「ん………

俺
11時間前
4

月一ぐらいで「ライ麦畑でつかまえて」を読んでいる

14歳ぐらいの頃、施設にぶち込まれたことがある。虐待された子どもが保護されるような場所だ。 なかなかひどいところ(歪曲表現)だったのだが、俺が1番嫌だったのが小説…

俺
3日前
19

若いころの苦労は買ってでも「するな」 について

「若い頃の苦労は買ってでもしろ!」 なにやら、親戚のおっさん/おばさんやら職場の上司やらに、わけ知り顔でそう助言(?)された経験がある人は多々いるのではないだろ…

俺
6日前
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ものごとへの理解を深めれば深まるほど何も断言できなくなる現象について

何も言えない。 例えば、ある特定の出来事に遭遇しても、それに強くショックを受ける人と、たいして何も感じない人が存在するのはよく知られている。 これは高度な認知に…

俺
3週間前
7

「逃げ癖」という一度罹ると治らない「死に至る病」について

逃げるは恥だが役に立つとは、一時期話題になった某漫画原作かつ、某新垣結衣、某星野源主演の某人気ドラマのタイトルにも使われたことがあるハンガリーのことわざだが、…

俺
1年前
32

「人生論に大して意味はない」という話

人生論に意味はない。まず最初に、この文章を書くことに抵抗があることを記しておきたい。なぜならば「人生論に意味はない」と主張すること自体が人生論だからだ。つまり、…

俺
1年前
26

いつものように、精神科に行く。そして俺は負ける

これは俺の大いなる敗北の物語だ。 精神科に行くことについて「敗北」と表現することによって傷つく人がいるのは理解できる。しかし俺の中だけのローカルルールによればそ…

俺
1年前
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中学生の時に出会ったヤバいおっさんの話

当時、俺は山岡家というラーメン屋にハマっていた。 山岡家を知らない人も多いだろう。いわゆる油ギトギト味濃い目麺硬めという早死三段活用の権化のようなラーメンを提供…

俺
3年前
30

雑記 徘徊について

ことしの4月、あまりにも精神状態が悪化しすぎて、もはや自分が何をやっているのかすらわからなくなった。

ふらふらと街中を徘徊して、ふとその状態に気がついて「ん……?何やってんだ……?」と考える。
しかし、よくわからない。全くわからない。どれぐらいわからないのかすらわからない。
20代なのに徘徊老人みたいになっている。

俺は「完全におかしくなったら入院しよう」と思った。
しかしながら、当然のように

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月一ぐらいで「ライ麦畑でつかまえて」を読んでいる

14歳ぐらいの頃、施設にぶち込まれたことがある。虐待された子どもが保護されるような場所だ。

なかなかひどいところ(歪曲表現)だったのだが、俺が1番嫌だったのが小説が読めないことだった。
というのも、その施設は18歳以下の子供しかいないので、娯楽室(みたいな名前だった気がするが定かではない)には漫画とファミコン(当時はすでにPS4が出ていた時代である)しかなかった。

俺は職員(ロリコンが多かった

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若いころの苦労は買ってでも「するな」 について

若いころの苦労は買ってでも「するな」 について

「若い頃の苦労は買ってでもしろ!」

なにやら、親戚のおっさん/おばさんやら職場の上司やらに、わけ知り顔でそう助言(?)された経験がある人は多々いるのではないだろうか。しかしあえて私はこう言いたい。

「若い頃の苦労は買ってでも避けろ!」

「買ってでもしろ」は完全に嘘であり、誤りだ。
このような嘘くさい名言を打倒するため、この記事ではその根拠を示すこととしよう。

「若いころの苦労は買ってでもし

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ものごとへの理解を深めれば深まるほど何も断言できなくなる現象について

何も言えない。

例えば、ある特定の出来事に遭遇しても、それに強くショックを受ける人と、たいして何も感じない人が存在するのはよく知られている。
これは高度な認知に関する問題で、様々な文献や書籍を漁っても特に決まった答えはないのだと考えているが、結論から言えばこの問題に対して俺は何も知らないので、断言できないということに尽きる。

一方で、この問題について深く考えることをしなかった時の方が、はるかに

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「逃げ癖」という一度罹ると治らない「死に至る病」について

「逃げ癖」という一度罹ると治らない「死に至る病」について


逃げるは恥だが役に立つとは、一時期話題になった某漫画原作かつ、某新垣結衣、某星野源主演の某人気ドラマのタイトルにも使われたことがあるハンガリーのことわざだが、基本的に逃げ癖がついて良いことなどない。

「逃げ癖」はその名の通り、逃げる癖である。事前に記載しておくと、俺は逃げ癖罹患者である。

俺個人としては逃げ癖はもはや精神疾患レベルに悪質だと思っているし、重度の逃げ癖罹患者は高確率でなんらかの

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「人生論に大して意味はない」という話

「人生論に大して意味はない」という話

人生論に意味はない。まず最初に、この文章を書くことに抵抗があることを記しておきたい。なぜならば「人生論に意味はない」と主張すること自体が人生論だからだ。つまり、この文章は最初からナンセンスなのだ。

さて、そういう結論に至ったわけなので「人生論に意味はない」ということについて長々と書く気力は、もはやこの文章で「まず最初に」と書き始めた時点から消失していたと言っても過言ではない。
それなのでタイトル

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いつものように、精神科に行く。そして俺は負ける

いつものように、精神科に行く。そして俺は負ける

これは俺の大いなる敗北の物語だ。

精神科に行くことについて「敗北」と表現することによって傷つく人がいるのは理解できる。しかし俺の中だけのローカルルールによればそれは敗北に他ならない。もちろんこれは俺だけに適用される自己ルール(ハンターハンター的に言えば制約)なので、この記事を読んでいる人たちが精神科に行ったとしても全くもって敗北ではない。

これは俺だけで始まり、俺だけで終わる問題なのだ。

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中学生の時に出会ったヤバいおっさんの話

中学生の時に出会ったヤバいおっさんの話

当時、俺は山岡家というラーメン屋にハマっていた。

山岡家を知らない人も多いだろう。いわゆる油ギトギト味濃い目麺硬めという早死三段活用の権化のようなラーメンを提供する店なのだが、ハマる人はとてつもなくハマる。例によって俺は半端なくハマってしまい、毎日札幌中心街の山岡家に通っていたのである。

いつものように母親がテーブルに置いていった1000円で山岡家を食べ終わり、さてどうしようかと店を出たところ

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