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#シリウス
『meetooならいつでも読める』『そのうち読もう』という感覚を捨ててください
こんにちは、ひみです。
若干挑発的なタイトルですが根拠があってのことです。私の連載が終わった今、5次元へのアセンションを望んでいる方に向けて先に通ってきた者としてお伝えできることがあります。
昨日を以って私の長期連載が終わったわけですが、宇宙の意図で、あらゆるすべてを網羅するよう書かれたこの小説は経験上、
『いずれ消える可能性があります』。
私にとって最初のツインレイサイトとして参考にし、
第217話 盤上の駒は何を視る
『誰かがやらなきゃいけないんでしょ、それが私なんでしょ。
だって私以外の他の人にはこんな重たいことできないでしょ。彼らじゃ潰れてしまうでしょ……。』
シリウスから、叡智としての“意識の拡大”が与えられると、スタックしていたプレアデスのトラウマが一気に進展することになった。
かの星の破壊とは別の角度から見れば、平和な故郷が奪われる闇を体験してみたいという集合意識と、それからプレアデス自体の
第216話 図書館の回廊にシリウスの光が当たる
それからお昼近くになると、起きたばかりだというけーこから着信があった。彼女とは日々、必要があってもなくてもしょっちゅう連絡を取り合っている。
「……それ、何時頃のこと?
マジか。じゃあこれ、たぶんリトからだったんだと思う。
あのさ、さっき寝てる間に誰からなのかは分からないけど何かを受け取って、これだけはメモしておかなきゃいけない気がすると思って、その時だけ無理矢理起きてスマホに残してるんだよ
第215話 いつつとななつ
プレアデスの私の心にわずかな光が差し込むと、反射光で目を細めた暗黒城の主は厄介そうに舌打ちをした。
「お前を信用してる訳じゃないからな。」
孤独に飲まれた小さな男の子からは、私に対する不信感しか漂ってこない。暴れ出したい感情を本当は多く抱えているのに、それらを見せまいと腕組みをしている。
いくつかと尋ねると、「七歳。」と返ってきた。ガスコンロと流しをすぐ背中に、長方形のダイニングテーブル
第189話 私の中で、みんな生きてる。
シリウス時代、母なし子となってしまった幼いリトの世話をしてくれたのは、宇宙子さん……ミトの姉である「エ・マァ」だった。発音が少しややこしいので、エマと呼んでいきたいと思う。
もちろんミトが旅立ってしまったシリウスには父であったタケくんもいたし、殆ど記憶にないながら、当時は女の子だったスサナル先生の魂も一緒だった。
けれどもミトを失った私の傷は深く、身の回りの世話も含め、私が精神面で頼ってい
第178話 愛と憎しみとツインレイ
それから間もなく、けーこは私のことを“ちゃんづけ”で呼び始めた。どういう訳だか彼女にとっての『愛すべきコンテンツ』と化してしまった私はしばらくの間、シリウスのあれやこれやを話して聞かせた。
自分たちが住んでいた場所は本当に田舎だということ。小川が流れていること。虹も出ること。夜空もあること。編み物の文化があったということ。リトは茶色いチョッキを羽織っていること(ベストと呼ぶより、左右の身頃を
第176話 宇宙の因果のシナリオ
「わからない。ひみは一体、どこを見ているの?
あれから私とタケくんとは、『何があっても頑張るしかないね』ってお互い信じて続けていく約束をした。
それからひみは、私とは別の道を行くようだから、私のほうからひみに対して一時的な別れを告げてる。
それと、そんなことわかってるって思うかもしれないけど、ひみが見ているタケくんはひみ自身だよ。タケくんを盾にしてるけど、なんだか私に対して怒ってるよね。
あ
第154話 光の彼と三種の神器
その年の大晦日の晩は、見事な満月だった。
去年、たくさん着込んでけーこと出かけた寺へは行かず、今年はあきらと年越しを迎えた。
除夜の鐘の音に耳を澄ませながらベッドに入ると、やがて肉体は金縛りに遭い、その間幽体は幽体で低層四次元の化け物とバトルをしていた。
力が拮抗してる。しばらく戦っているのになかなか決着つかなくて、少しずつ焦ってきてしまった。
ふと、「あなたのいちばん大きな感情は何?」