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ヨーロッパ旅行記

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2018年8月31日から2週間ヨーロッパを1人電車で旅していた頃の記録です。
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ヨーロッパ旅行記29〜ルーブル美術館〜

ヨーロッパ旅行記29〜ルーブル美術館〜

ようやくチケットを手にしてルーブル美術館に入った。チケットを手売りしていたのは、あの入り口が人気だから混雑しないようにあそこにいたのだろうという僕なりの答えになっていた。

美術館の下には地下街が広がっていた。ここには逆ピラミッドがあった。

機械でチケットを購入していよいよ中へ入る。僕はルーブル美術館といえばモナリザくらいしか知らなかった。だけど美術館で絵を見るのは好きなので楽しみだった。

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ヨーロッパ旅行記28〜ルーブル美術館入館〜

ヨーロッパ旅行記28〜ルーブル美術館入館〜

パリに到着しホテルのチェックインを済ませた。とてもフレンドリーなおじさんが対応してくれた。荷物を置き一休みしたら外へ出かけた。目的地が決まっていた。

パリの街並みは思っていたよりもずっときれいだった。天気にも恵まれて青空の下初めての土地を楽しんでいた。

街並みを見ながら目的地へと向かっていく。

青空に青白赤の国旗がよく映えている。この写真で目的地がどこか分かった人もいるだろう。
さらに進んで

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ヨーロッパ旅行記27〜フランスの電車のアナウンス音〜

ヨーロッパ旅行記27〜フランスの電車のアナウンス音〜

この日はパリを目指すことにしていた。ここまで急ぎで来ていたので旅のスケジュールにも少し余裕が生まれていた。すぐにパリに行くこともできたが少しリヨンの街を歩いてみることにした。

朝の準備を済ませチェックアウトをしようとしていたらサマースクールの成績が送られてきていた。Sに該当する点数がつけられていたので安心した。ペアでの口頭試験は緊張したがうまくいっていたようだ。

気持ちのいい気分で街へ繰り出し

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ヨーロッパ旅行記26〜バルセロナからリヨンへ〜

ヨーロッパ旅行記26〜バルセロナからリヨンへ〜

朝起きて駅を目指す。この日は完全に移動日だった。バルセロナを出発してフランスのリヨンを目指す。乗り換え地はフランスのCerbère、そしてAvignonである。
今回の旅でフランスという国は思っているより大きな国だということを知った。朝バルセロナを出てフランス中部に位置するリヨンに着くのは夜の予定だった。

マップで見るとこのような位置関係である。
フランスの国鉄は高速列車だと予約が必須だった。僕

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ヨーロッパ旅行記25〜憧れのサグラダファミリア〜

ヨーロッパ旅行記25〜憧れのサグラダファミリア〜

ホテルでチェックインを済ませてすぐに外に出る。

目的地はサグラダファミリアだ。サグラダファミリアとの出会いは中学生の頃だった。中学の美術の教科書の裏表紙かどこかに載っていた。僕は建物の独創性と未だに未完であるということ、そしてサグラダファミリア聖家族贖罪教会という名前にやられてしまった。この頃からサグラダファミリアはいつか行きたい場所の一つだった。
その願いが約5年越しに叶うのである。もともと次

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ヨーロッパ旅行記24〜マクドナルドでの出来事〜

ヨーロッパ旅行記24〜マクドナルドでの出来事〜

マルセイユのホテルを出発し駅を目指す。この日の目的地はスペインのバルセロナだった。前日に続いてこの日も移動日だった。

駅に行き掲示板を見る。ヨーロッパの駅にはこのような高速鉄道の掲示板があるところが多い。日本のように出発到着ホームが決まっていないので、この掲示を見てどこのホームに行けばいいかを確認する。

この日は泊まっていたホテルの最寄りのマルセイユの駅から大きなマルセイユの駅へ移動しており、

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ヨーロッパ旅行記23〜世界の車窓から〜

ヨーロッパ旅行記23〜世界の車窓から〜

チェックアウトを済ませてフォッサーノに別れを告げた。この日はフランスのマルセイユまで行く予定だった。マルセイユといえばサッカー日本代表の酒井宏樹選手が所属しているクラブがある街だったし、マルセイユルーレットというサッカーのドリブル技の名前にも付いている街だった。

フランスはドイツと並んで大陸ヨーロッパの中ではいろいろな意味で2強のイメージがあったので楽しみにしていた。

電車に乗り込み窓から景色

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ヨーロッパ旅行記22〜最高のディナー〜

ヨーロッパ旅行記22〜最高のディナー〜

ミラノを出発して乗り換え地のトリノを目指す。

ミラノ中央駅は本当に大きい駅だった。

マップアプリを開くとこの旅の出発地であるハンブルクからかなりの距離を進んでいることが分かった。赤いピンがハンブルクである。この旅はハンブルクを出発地と到着地として東から円を描くように一周する予定だった。チェコ、オーストリア、イタリアと来て、だいたい半周が終わるところだった。

この日は朝から移動してミラノ観光を

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ヨーロッパ旅行記21〜ミラノとの別れ〜

ヨーロッパ旅行記21〜ミラノとの別れ〜

逃げるようにドゥオーモを離れ、僕はミラノのサッカーショップに向かっていた。ミラノにはACミランとインテルミラノという世界的にも有名なサッカークラブが2つある。その両クラブのオフィシャルショップが近くにあるということで訪れてみることにした。
なんといっても僕は本田圭佑選手が昔から好きだった。小学校の卒業文集も彼を題材に書いたほどだ。できれば彼のプレーをヨーロッパで生で見たかったがそれは叶わなかった。

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ヨーロッパ旅行記20〜ミラノ観光③騙される〜

ヨーロッパ旅行記20〜ミラノ観光③騙される〜

ハトとたわむれて平和を謳歌しているところに笑顔の素敵な男性が声をかけてきた。彼はまずハトのエサを僕にくれた。たくさんのハトが僕の手に集まってくる。oh~センキューセンキューとか言いながら僕は自分の手に乗ったハトをドゥオーモを背景にして写真に収めていた。とても素敵な瞬間だった。それが今回の記事に設定されている写真だ。

1人で写真を撮っていたら彼が写真を撮ってあげるよと言ってきた。僕はこのときかなり

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ヨーロッパ旅行記19〜ミラノ観光②〜

ヨーロッパ旅行記19〜ミラノ観光②〜



街を歩いていたらとても大きくてきれいな建物が現れた。ドゥオーモである。ドゥオーモとは街を代表する教会堂のことらしい。だからミラノで他に見た教会よりもずば抜けて荘厳な佇まいなのだろう。
観光客もかなりの数の人がいた。いろんな言語の言葉が聞こえてくる。

正面側から見てみるとさっきの角度とはまた違った表情を見せてくれた。それにしてもみんなオシャレだ。シンプルな服がよく栄えている。

ドゥオーモの隣

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ヨーロッパ旅行記18〜ミラノ観光〜

ヨーロッパ旅行記18〜ミラノ観光〜

ミラノ中央駅に到着した。これまでヨーロッパで訪れた駅の中でもかなり大きな駅だった。

外に出てみた。振り返って駅舎を見てみて驚いた。ものすごい建物だ。存在感が半端ない。この写真を見てなんの建物か当てろと言われても駅とは答えられないだろう。

巨大なリンゴのオブジェもあった。
写真には映っていないがリンゴの奥の方に複数の軍人さんが軍の車と共にいた。シンプルに怖かった。日本で暮らしているとライフルなん

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ヨーロッパ旅行記17〜Trento出発〜

ヨーロッパ旅行記17〜Trento出発〜

目が覚める。今日はいつもよりも早めの起床。死んだように眠っていたが寝坊することなく無事に起きることができ安心した。準備を済ませホテルを出発する。

昨日は真っ暗だったのであまり分からなかった街並みを見ながら駅を目指す。駅前には公園があった。

周りを見たらTrentoの街も結構山に囲まれているということに気づいた。山を見ていると遺跡のようなものが見えた。

のどかだし雰囲気もいいし歴史も深そうな街

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ヨーロッパ旅行記16〜Trento到着〜

ヨーロッパ旅行記16〜Trento到着〜

Brenneroを出発し本日の宿泊地Trentoを目指す。寒い中ずっと外にいたので電車を心待ちにしていた。
2回目の乗り換えを済ませ約2時間電車に揺られる。今日は乗り換えがあったので今までのようにめちゃくちゃ長い時間同じ電車に乗っているということはなかったが、乗り換え駅が大きくなかったこともあり今までとは別のしんどさがあった。
だがあと少しすればホテルで休める。駅に着くのは21時を過ぎるがTren

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