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ヨーロッパ旅行記24〜マクドナルドでの出来事〜

マルセイユのホテルを出発し駅を目指す。この日の目的地はスペインのバルセロナだった。前日に続いてこの日も移動日だった。

駅に行き掲示板を見る。ヨーロッパの駅にはこのような高速鉄道の掲示板があるところが多い。日本のように出発到着ホームが決まっていないので、この掲示を見てどこのホームに行けばいいかを確認する。

この日は泊まっていたホテルの最寄りのマルセイユの駅から大きなマルセイユの駅へ移動しており、次の目的地はアヴィニョンだった。フランスにある街で、なんとなく聞いたことがある名前の街だった。

名前を聞いたことがあるだけあって立派な駅舎だった。乗り換えまで1時間ほど時間があったので、街へ出てみることにした。目的地はあそこだ。

みんな大好きマクドナルド。前日と同じような動きをしている気がする。
フランスのマクドナルドで印象的だったことがある。それは、注文した商品が完成し呼び出される時に番号を言われるのだが、店員さんがフランス語でしか番号を言ってくれなかったことである。番号が掲示板に出るタイプのお店なら数字が読めれば分かるのだが、ない場合は口頭でしかアナウンスされない。この時の店員さんは若い女性だった。番号をアナウンスしても、明らかにアジア人だと分かる僕がよく分かっていないことに店員さんは気づいていたはずだ。僕が日本のマクドナルドでバイトしていたとして外国人客が同じような振る舞いをしていたらどうするか。僕は英語で数字を読み上げると思う。これはおそらく多くの人がそうすると思う。しかし、彼女はそうしなかった。僕がこの時真っ先に思い浮かんだ理由は、彼女は英語を知らないのではないかというものだった。そうじゃなければ、舐められているか、フランス人は本当にフランス語しか話さないということになってしまう。教育格差のことなどを考えながら僕はハンバーガーを食べていた。

マクドナルドを出て少し街を歩いてみた。おもしろい店を見つけた。Superdryの上に極度乾燥(しなさい)とルビが振ってある。このお店はヨーロッパで何度か見かけた。

ヨーロッパらしい建物もあった。教会は日本のお寺や神社の感覚でたくさんあるし、それぞれが違う外観をしているのでおもしろい。

出発の時間が近づいたので駅に戻り、電車に乗り込んだ。次の目的地はポルトボウというスペインとフランスの国境に位置する街だった。ここからスペイン入りである。

ここでは乗り換え時間があまり長くなかったので駅内で待つことにした。
この日最後の電車の乗った。

ようやく到着した本日の目的地バルセロナである。サッカー好きの人なら幼い頃から聞き馴染みのある街だ。19時前の到着だった。
バルセロナはヨーロッパの駅では珍しく改札があった。おそらくスペインは日本のように改札があるのだろう。僕はユーレイルパスで旅していたので有人の窓口を探さなければならなかった。少し時間がかかったが無事に見つけて改札を抜けられた。もう19時前だったので、ホテルへと向かった。

25へ続く。

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