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編集人材との往復書簡

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#ライター

「成功するライターはごく一部」は本当か

「成功するライターはごく一部」は本当か

ありがとうございますっ!鋭いご質問ですね。

確かに昨今、ライター業は「参入しやすい仕事」のように語られはしますし、単価を選ばなければ実際にそうなのかもしれませんが、経験が一巡するとそれ以上成長・待遇アップさせるのに戦略や運が求められる側面はあるとは思います。中級者以上になって、巷にあふれるノウハウだけでは通用しなくなったときの、成長・待遇の踊り場が割とつらい、というか。どの業界でもそうだとは思

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「狭い専門領域」でどう生きるか

「狭い専門領域」でどう生きるか

ありがとうございます! どのくらいのニッチさにもよりそうですが、「そのジャンルのウェブメディアが存在する」ということは、ニッチとは言えまぁまぁの規模(そのテーマでメディアが存在しえるくらい)だと判断し、その前提でお話しします。 僕自身も割とニッチな専門分野でやってきましてので、実体験ベースのお話でもあります。

まず、どんな媒体が存在するのかをマッピングしてみよう。

その専門ジャンルを扱うメデ

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ライター編集者「実績なし」からのキャリア戦略は

ライター編集者「実績なし」からのキャリア戦略は

再度のご質問ありがとうございます。

実績を重ねたほうが活躍しやすい、というのはそうですよね。あとおっしゃる通り、有名企業の名前や実績が有利に働くことは現実問題あると思いますし、その方の努力もあってのことだと思うので否定はできないかなと思いました。

ただ、それが難しい状況というのもあるとは思いますし、それ「だけ」がキャリアを開く唯一の方法か?と言われるとそういうわけでもないとは思います。

スク

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SGEを前に、ライターがすべきことは

SGEを前に、ライターがすべきことは

ありがとうございます!

僕個人としてはSEO界隈のトピックにあまり明るいわけではないため、周囲の様子を踏まえたうえでの考えレベルでしかない点あらかじめ申し上げておきます!

■SGE、割と衝撃的。。

本格実装はこれからとはいえ、すでにSGEをめぐっては、ユーザーの検索行動を大きく変えるとも言われています。Googleが回答を生成してくれるので、そもそも個別のページまで見に行く必要は減りますし、

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ライターを続けるための【逆転的発想】

ライターを続けるための【逆転的発想】

AIの目覚ましさもあって、数々の職業で「不要論」が囁かれます。実際、昨今の生成系AIの技術は凄まじいものがあり、遠からず今ある仕事の一部か大部分は取って代わられそうな気配があります。そんな中でどうライターとして立ち振る舞うべきか。今回はそんなご質問をもとに書いてみます。

ありがとうございます。僕も言うて10数年くらいの、道半ばな経歴ですが、がんばってみます。

🔸「書く人であり続けたい」の難

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意外と難しい「短い文章」。端的にわかりやすく書くコツ

意外と難しい「短い文章」。端的にわかりやすく書くコツ

新入社員時代よく、「で、何が言いたいの?」と言われる場面ってあると思うのですが、言いたいことを端的に伝えるのってめちゃくちゃ難しいですよね。。今回も過去にいただいたご質問について、僕なりの見解をお伝えしたいと思います!テーマは、「端的にわかりやすく伝えるコツ」についてです。

ありがとうございます。短く端的に文章を書くのって、それはそれで、非常に難しいですよね。
僕自身は雑誌での経験はほとんどない

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編集部立ち上げ期…「一人編集部」を大きくするには?

編集部立ち上げ期…「一人編集部」を大きくするには?

お世話になっております。寒かったり暑かったり大変ですね。今回もネタをいただいたので、ご紹介します!

ありがとうございます。オウンドメディアや広報に力を入れようと編集人材を迎える企業はちらほらありますが、その結果として「自分1人が社内唯一の編集人材」みたいな場面、結構多いように思います。そうなると社内に相談相手や理解者がいなくなりがちですし、割と大変ですよね。。

僕自身もそういう経験があり、他人

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「記事の書き方が変わった…」AI活用でnoteの更新頻度をぐっと上げる方法

「記事の書き方が変わった…」AI活用でnoteの更新頻度をぐっと上げる方法

2月から本格的に始めたnote。昨月は皆さんの反響がうれしくて、15本も記事を書いていたようです(すごく短いものも含む)。いやー楽しいですね。今回もTwitter経由でいただいたネタを紹介していきたいと思います。

非常にホットなトピックだと思います。チャットGPTなどのツールには僕も大変興味があり、日々試行錯誤を繰り返しているさなかです。まだまだ「これ!」といった活用法に至っていないのですが、実

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情報過密社会における「すごい創作者」

情報過密社会における「すごい創作者」

大変ありがたいことにTwitterでまたもご質問をいただきました。今回もひねり出したいと思います。※質問はこちらまで

ご質問いただきありがとうございます。

なるほど、どんな創作者に魅力を感じるか。

あまり考えたことのない視点でした。自分自身がニュース記者出身ということもあって、日々、「何かを創作している」という感覚が鈍かったからかもしれません。ちょっとひねり出してみます。






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ライター/編集者の強みのとがらせ方

ライター/編集者の強みのとがらせ方

Twitter経由で以下のご質問をいただいたので、自分なりに考えてみたいと思います。 ※質問はこちらまでお寄せください!ネタ不足なので歓迎です

ご質問いただきありがとうございます。
私自身もまだ編集者としては道半ばに過ぎず、明快な答えは持っていませんが、現時点で自分的にしっくりしていることをお伝えします。

意識すべきは、ライターとして「いつ」やりがいを感じるか
ライターとして長く活躍していく上

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編集者に大事な3つのことを考えてみた

編集者に大事な3つのことを考えてみた

引き続きTwitter経由で質問をいただきましたので、ご紹介したいと思います。皆さんこんな僕に、ありがとうございます。
 ※質問はこちらまでお寄せください!ネタ不足なので歓迎です

面白い質問をどうもありがとうございます!

ううむ。なんでしょうね。

「編集者」という職種をどう定義するか、あるいは短期で考えるのか、長期で考えるのかなどによって答えが変わってきそうだな……など小難しく考え、しばらく

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ウェブメディアの成長には、3つのステップがある

ウェブメディアの成長には、3つのステップがある

今回もTwitter経由でご質問いただきました!いやーありがとうございます。今回のテーマは「ウェブメディアのたどる3つの成長ステップ」についてです。

以前つぶやかせていただきました。こちらのツイートですね。ありがとうございます。

私自身、これまで企業のオウンドメディアや一般的なメディアサイトを複数回立ち上げてきた中で、ゼロから編集体制を構築する機会が何度かありました。

そうした中で試行錯誤し

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「いいライターがいない」と嘆く編集者が、まずすべきこと

「いいライターがいない」と嘆く編集者が、まずすべきこと

先日掲載した「すごいライター」の記事に、たくさんの反響をいただきありがとうございました。会社の枠を超えて「編集人材のキャリア形成」や「仕事のあり方」についてディスカッションする機会は僕にとっても本当に貴重なので、感想やご意見など、「なるほど」と思いながら拝読しています。

さて今回は「すごいライター」の記事にいただいた反響の中で「まさにそこ!!」と思ったポイントがあったので、記事にさせていただきま

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「人の原稿を直すとき」の心得-編集者に求められる2つか3つの視点

「人の原稿を直すとき」の心得-編集者に求められる2つか3つの視点

Twitterでの編集人材とのやりとりを企画にするこの企画。予想だにせぬ反響で、、ありがとうございます。「教えることこそ一番の勉強」という通り、僕自身が多くの気づきをいただいておりありがたい限りです。ありがたや、ありがたや。Twitterなどでご感想いただけると励みになるので、ぜひいろいろ教えてください。
さて今回もご質問をいただきましたので、取り上げさせていただきます!


おっしゃる通り、編

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