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ライターを続けるための【逆転的発想】

AIの目覚ましさもあって、数々の職業で「不要論」が囁かれます。実際、昨今の生成系AIの技術は凄まじいものがあり、遠からず今ある仕事の一部か大部分は取って代わられそうな気配があります。そんな中でどうライターとして立ち振る舞うべきか。今回はそんなご質問をもとに書いてみます。


ライターを長く続けるために1番大事なことを教えていただきたいです。

ありがとうございます。僕も言うて10数年くらいの、道半ばな経歴ですが、がんばってみます。

🔸「書く人であり続けたい」の難しさ

まどろっこしい答えになってしまったら申し訳ないんですが、「ライター(文章を書く人)として長くい続けようと思わないこと」が大事なんじゃないかなと思います。

「ライター」というとやっぱり「テキストコンテンツを書くのが仕事」というアイデンティティが強くなってくると思うのですが、これからの環境ではこのアイデンティティだと、本質を見誤るんじゃないかなという気もしていて。

昨今テキストコンテンツを取り巻く環境って大きく変わってきていて、ネット媒体やSNSが盛り上がっていることもそうですし、最近は動画や音声コンテンツなどの非テキスト系コンテンツ、さらにはAIが出てきたりして今後も目まぐるしく環境が変わっていくことが想定されます。

そういう中でご自身の可能性を「今あるテキストコンテンツの延長線上」だけで捉えるのではなく、広く「物事を分かりやすく伝えるためなら手段は問わない」くらいの意気込みで、読者にとって一番良いとその時思えるような方法を試し続ける。そういう姿勢がとても大事なんじゃないかなと思います。

そういう姿勢で臨んだ結果として、ライティングスキルも時代に適応したものになっていく気もしますし、たとえば台本作成とか、SNS運用とか、コミュニティ運営とか、ライティングスキルを土台にした次のチャンスにも前向きに取り組めるんじゃないかなと。

🔸チャンスを得るための長期的な視点を持っておく

かなり概念的な話になってしまいましたが、長期的なキャリア形成に必要な要件をもうちょっと具体的に言うなれば、やっぱり以下の三つを持っておくことかなぁと。これはリンダグラットンさんの『LEFE SHIFT(ライフ・シフト)』でも言われていることですが。  

1️⃣生産性資産ー短期的に稼ぐ力(執筆、企画、取材力etc…)
2️⃣変身資産ーチャンスを運んでくれる人脈、情報を得られる環境
3️⃣活力資産ーその名の通り、健康に働き続ける力

特に変化が激しい今は2️⃣の重要性が高まっているように思っていて、だからこそ上述のように「テキストコンテンツにこだわりすぎないこと」について強調してみました。
そのほか仕事を通じて出会った人たちとの長期的な関係ができればさまざまなチャンスを呼び込めるようにもなってくるので、「信頼」を得られるような働き方をすることも変身資産蓄積の一つで、長期的にとても重要になってくると思います。

なんだか求められた答えになってないかもしれないですね。より具体的なノウハウ系で何かご質問あれば、それはそれでマシュマロをぜひ!!!

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