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編集人材との往復書簡

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「成功するライターはごく一部」は本当か

「成功するライターはごく一部」は本当か

ありがとうございますっ!鋭いご質問ですね。

確かに昨今、ライター業は「参入しやすい仕事」のように語られはしますし、単価を選ばなければ実際にそうなのかもしれませんが、経験が一巡するとそれ以上成長・待遇アップさせるのに戦略や運が求められる側面はあるとは思います。中級者以上になって、巷にあふれるノウハウだけでは通用しなくなったときの、成長・待遇の踊り場が割とつらい、というか。どの業界でもそうだとは思

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「狭い専門領域」でどう生きるか

「狭い専門領域」でどう生きるか

ありがとうございます! どのくらいのニッチさにもよりそうですが、「そのジャンルのウェブメディアが存在する」ということは、ニッチとは言えまぁまぁの規模(そのテーマでメディアが存在しえるくらい)だと判断し、その前提でお話しします。 僕自身も割とニッチな専門分野でやってきましてので、実体験ベースのお話でもあります。

まず、どんな媒体が存在するのかをマッピングしてみよう。

その専門ジャンルを扱うメデ

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自分にしっくりくるロールモデルが、見当たらないときは

自分にしっくりくるロールモデルが、見当たらないときは

ふと立ち止まってキャリアについて考えると、「この頑張り方でいいのかなぁ」とか、「このキャリアの先に何があるんだろう」と不安になること、誰でもあるんじゃないかなあと思います。身の回りの、5年、10年上の先輩が将来の自分を反映しているかと言われても、不思議とあまりそうは思えない。かといって、SNSできらきらと活躍しているような人にも、あまり自分を投影できない、みたいな。今回はそんな、「ロールモデル」に

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専門分野を決めた後の、編集人材のキャリア形成術

専門分野を決めた後の、編集人材のキャリア形成術

ふとnoteの下書きフォルダを見ていたら、書きかけのものがちらほら。うわースイマセン。いただいた質問を放置していました。

ということで、放出します。

ありがとうございます。

いやーー相変わらずいいトピック。しびれます。
もはやライターの市場も何かしら強いジャンルを持って発信していくこと方が求められる今、重要な指摘ではないかと思います。わかる。

とても今更ながら、僕自身のライター編集者として

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編集部立ち上げ期…「一人編集部」を大きくするには?

編集部立ち上げ期…「一人編集部」を大きくするには?

お世話になっております。寒かったり暑かったり大変ですね。今回もネタをいただいたので、ご紹介します!

ありがとうございます。オウンドメディアや広報に力を入れようと編集人材を迎える企業はちらほらありますが、その結果として「自分1人が社内唯一の編集人材」みたいな場面、結構多いように思います。そうなると社内に相談相手や理解者がいなくなりがちですし、割と大変ですよね。。

僕自身もそういう経験があり、他人

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編集者に大事な3つのことを考えてみた

編集者に大事な3つのことを考えてみた

引き続きTwitter経由で質問をいただきましたので、ご紹介したいと思います。皆さんこんな僕に、ありがとうございます。
 ※質問はこちらまでお寄せください!ネタ不足なので歓迎です

面白い質問をどうもありがとうございます!

ううむ。なんでしょうね。

「編集者」という職種をどう定義するか、あるいは短期で考えるのか、長期で考えるのかなどによって答えが変わってきそうだな……など小難しく考え、しばらく

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ウェブメディアの成長には、3つのステップがある

ウェブメディアの成長には、3つのステップがある

今回もTwitter経由でご質問いただきました!いやーありがとうございます。今回のテーマは「ウェブメディアのたどる3つの成長ステップ」についてです。

以前つぶやかせていただきました。こちらのツイートですね。ありがとうございます。

私自身、これまで企業のオウンドメディアや一般的なメディアサイトを複数回立ち上げてきた中で、ゼロから編集体制を構築する機会が何度かありました。

そうした中で試行錯誤し

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「編集者=文章のプロ」って、誰が決めた?

「編集者=文章のプロ」って、誰が決めた?

往復書簡シリーズ、とりつかれたかのように毎日書いておるまむしです。なんかよく分からないけど100キロマラソンみたいになってきました。さて、今回もネタをいただいたので、書いてみたいと思います。ぜひ、サライでも歌いながら読んでください。

ありがとうございます。いや、すげえマニアックですね。笑

ただ実際、事業会社でオウンドメディアを運用する編集者にとって、マーケッターとの関係性って非常に難しいところ

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「人の原稿を直すとき」の心得-編集者に求められる2つか3つの視点

「人の原稿を直すとき」の心得-編集者に求められる2つか3つの視点

Twitterでの編集人材とのやりとりを企画にするこの企画。予想だにせぬ反響で、、ありがとうございます。「教えることこそ一番の勉強」という通り、僕自身が多くの気づきをいただいておりありがたい限りです。ありがたや、ありがたや。Twitterなどでご感想いただけると励みになるので、ぜひいろいろ教えてください。
さて今回もご質問をいただきましたので、取り上げさせていただきます!


おっしゃる通り、編

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原稿料を上げたくなる「すごいライター」はここが違う

原稿料を上げたくなる「すごいライター」はここが違う

なんだか連日、いろんな方からの反響をいただきありがとうございます。ほくほくしております。お金ライターの三浦さんから、引き続き熱いネタをいただいているので、取り上げたいと思います。ほくほく。

なるほど。ありがとうございます。

僕の編集部では現在進行形でたぶん50人くらいのライターさんと契約しており、過去やり取りをした方々まで含めると、結構な人数のライターさんとご一緒しています。今回はその中でも「

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原稿への赤字が怖いあなたへ「次に生かすポイントの見極め方」

原稿への赤字が怖いあなたへ「次に生かすポイントの見極め方」

Twitterで出会った編集人材とのやり取りから生まれた企画をnoteに掲載する往復書簡シリーズ。前回取り上げた以下の記事の反響が大きく驚いています。ありがとうございます!

「このライターへの依頼もうやめよう。。」クライアントが思うとき|まむし|note

前回は「継続依頼されにくいライターの特徴」を考察しましたが、「クライアント側だって大概だろう」ということで、今回は「クライアント側」に関する

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編集人材との往復書簡、やります

編集人材との往復書簡、やります

あまりにnoteを更新できていなくて恐縮です。お尻にしっぽがつかないと動けない性格なのでちょっとこのたび「編集人材の方々との往復書簡」をやってみようとつぶやいたところ、数人の方から「一緒にやるよ」とお声がけをいただきました!

今後は、お声がけいただいた方とインタビューをやりあったり、企画アイデアいただいたものを順繰り記事にしながら、のんびりと更新していこうと思います。

もし、「このテーマもいい

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「私、編集に向いてますか?」と言う人にいつも伝えていること

「私、編集に向いてますか?」と言う人にいつも伝えていること

編集人材との往復書簡シリーズ。初回の今回は、ばぶさんに良いパスをいただいたのでネタにさせていただきます!

ありがとうございます。なるほど面白そう。さすが、ばぶさん。

この問いをいただいて気づいたのですが、僕自身、あまたの編集人材のキャリア相談に応じてきたものの、「あなたは編集に向いていません」と言った経験はありませんでした。

それは決して相手に気を遣っていたからではなく、「編集職」という概念

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「このライターへの依頼もうやめよう。。」クライアントが思うとき

「このライターへの依頼もうやめよう。。」クライアントが思うとき

Twitterでのやり取りから企画を立て、noteに記事を上げる企画、第3弾。今回は、お金ライターの三浦さんから着想いただいたテーマをもとに、書いてみます!

僕からはすごく出ししづらい、クリティカルなネタをありがとうございます(笑)
言うまでもなくライターとクライアントの関係は対等なので、ライター側の姿勢だけを一方的に論じるのは好きではないのですが、「またご相談したい案件があったらご案内します」

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