「蒼い空のはなし」ー詩ー

蒼い空の　終わりには
虹の橋が　あるという
橋のたもとの　野原には
先に天へ昇った　犬猫が
飼い主　会いに来るのを
尻尾フリフリ　待っている

蒼い空の　向こうには
雨ふらし神が　いて
涙の枯れた　人たちに
葉っぱの　コップで
涙を　配る

蒼い空に　浮かぶ　雲の上
天使が　一人　住んでいる
不幸を嘆く　人みれば
星の粉を　ばらまいて
心の鏡を　輝かす

蒼い空の　真下には
利他の心の　持ち主だけが
穏やかに　住まう　街がある
街の人は　優しくて
悲しみくれる　人あれば
バラのネックレス　贈り
甘いチョコを　舐めさせる

蒼い空の　蒼い屋根
心を交わした　想い人
鶯をめでて　暮らしてる

屋根の上の　風見鶏　
クルクル　踊り
愛のベルを　鳴らす
そよ風は　あの人の歌声を
ウィンクしながら
届けて　くれる

蒼い空　海と　むかしは
兄弟　だった

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