「花嫁行列」ー詩ー

両手を大きく　空に伸ばし
思い切り　風を　吸い込めば
春色に　染まる

春は　薄紅色の小袖を　羽織って
花嫁行列に　加わる

花嫁は　文金島田に
白無垢姿で　
綿帽子の下から
さざ波のような　笑顔をうかべる

時代は　タイムスリップして
江戸の昔が　あでやかに蘇る

傘持ちは　朱色の
野点（のだて）傘をかざす

門出を祝う　長持ち歌が　
春の　沿道に流れ
大空の　ひばりも　
高らかに　さえずり祝う

行列は　長持ちの列と　
縁者が従い
ゆるゆると　陽ざしが眩しい
街を　練り歩き
新郎の家にと　向かう

子供たちは　歓声をあげる
「花嫁さん　きれい」
「花嫁行列　ついてゆこう！！」

普段は　静かな街並みは
この日は　祝いの声が
満開の　桜花のように
満ち溢れる

花婿は　門前で
紋付き袴姿を　固くして
行列を　迎えようとしている

#詩 #言葉 #人間関係 #ポエム #現代詩 #自由詩 #人間 #愛 #短編小説　#詩人　 #詩集 #花嫁行列 #恋 #文金島田 #毎日note #小説 #スキしてみて　 #人生 #日常 #生き方 #夢 #note初心者 #家族の物語　 #涙 #立山 剣　 #毎日note #コラム #毎日更新 #長持ち #毎日投稿 #つぶやき #創作 #ライフスタイル #コミュニケーション #家族 #生活 #考え方 #習慣 #振り返りnote　 #気づき #チャレンジ　 #スキ #花嫁 #拡散希望 #結婚式の思い出