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腫瘍のマーカー検査 いま始めたいこと 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 1ヶ月の入院では学ぶことが多く有りました。

[経緯]
 医学部の方が中心となってた医療から介護までの連携医療の普及を、実証実験の段階から参画させて頂きました。情報セキュリティを基盤にしたITプラットフォームのキラーアプリケーションの1つとして経済産業省さんがマッチングし、予算を用意して下さいました。

 その御縁も有って治験を手伝ったのですが、偶々治験薬が私には合わず期間の途中で副反応が顕著にでて約1ヶ月の入院ということになりました。

 そこで先ず学んだのは、ミニマムの知的生活の具体例とその生活経験。

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 そして今回の話題は、血液の重要性です。


 生まれて初めての入院でした。入院時は静脈に注射針が刺さりっぱなしでした。常に点滴をしていて、トイレでもガラガラとキャスターの付いた医療器具に点滴液をぶら下げて行くという生活でした。

 驚いたのは、この点滴のシステム。針を静脈に挿しっぱなしなのに何も問題が起きないんです。詰まり常に血管にアクセスできる環境が有ることが入院の最大の美点の1つのだと理解しました。

 輸液チューブには、注射針を刺せる分岐が有り静脈内投与が簡単にできるようになっていました。これが凄い。
 
 先ずは投与経路に関する整理


[投与経路]

 主に①経口投与と②非経口投与に分けられます。

①経口投与

口腔内投与
舌下投与
など

 経口投与の場合、口腔粘膜、胃壁、腸壁などから薬理物質が体循環血液に到達するまでには投与錠剤の溶解(脂溶性の変化による)、膜吸収を経て血液中に取り込まれて患部に送られる。ただし、腸壁から吸収された物質を含む血液は最初に肝臓に送られるため代謝による影響を受けることになる。肝臓の代謝能力は高く、薬理物質が患部に届くまでに肝臓で代謝を受けることを初回通過効果と呼ぶ。投与された薬理物質が体内循環血液中に取り込まれる量の割合をバイオアベイラビリティと呼ぶが、経口投与では初回通過効果などにより一般的にバイオアベイラビリティは低く、また、同量の投与でも体内での吸収部位や吸収量が当初の想定とはバラツキの出る結果が惹き起こされやすくなってしまう。

 ということで服の上から背中を搔く感じかなぁ
しかも連立方程式を解く感じで例えば上述の代謝の影響も勘案するなどの配慮が必要。

②非経口投与

静脈内投与
筋肉内投与
皮下投与
経皮投与
経鼻投与
経肺投与
など

 こちらの内静脈内投与は結構直接的。
出典

 ということで、静脈注射ってのは直ぐに効くという感覚を病院生活で経験しました。

 また、血液検査もツールの1つとして有効で、各臓器の全体的な状況を先ずは血液検査で俯瞰、より精密な検査で狙った臓器の状態を精査する感じだとお見受けしました。

 その時の経験から、血液ってのは体内の管理には重要だという認識に至りました。

 翻れば当たり前過ぎて意識しなくなって居たことなんですが…

 今回、思い立って定期的に腫瘍マーカー検査を受けて行くことにしました。血液検査の1つです。自費検査の価値有りとの判断。日進月歩の検査技術の進歩に身を任せてみようかと…

 限界も充分理解した上での決断でした。元癌研のドクターが開業されていて、私のホームドクターなのですが、仔細に相談した結果検査をしてみることになりました。

 まぁ、色々な考え方がありますが、

プロトコルの合うホームドクターを信じる感じでしょうか。

 ということで、検査は完了。

自費検査

つづく

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