2020年8月の記事一覧
〘異聞・阿修羅王15〙行き違い
目の前に立った者たちを、インドラは順に見渡した。
その神妙な顔つき、また、四天王まで連れていることからも、インドラにとって面倒な話を持って来たことは明らかである。かと言って、話も聞かず、無下に追い返すことも出来ぬ錚々たる顔ぶれ。
インドラは如何にも面倒くさいと言わんばかりの、それでいて、半分は面白いことを期待するかのような笑みを浮かべた。
「揃いも揃って、辛気くさい面(つら
日本人を護る守護神獣たち
今、本格的には、まだやってないので、たま~になのですが、頼まれてイヤイヤ・・・ゴフォゴフォ・・・ もとい、しっかりと有料鑑定させて頂くことがあります。 web講座の合間に、なんですけどね 笑
で、今日また新たに、鑑定師の肩書きに『神獣鑑定師』ってのが加わりましたん。 でもまだ落とし込めてないので、鑑定はしません。
というか、出来ません。 ごめんねw
・日本人を護る日本神話の神々日本って、本
The Latest Mythology vol.37-(note神話部週報)
【今週の神話部活動報告】今週 #note神話部 に投稿された作品をシェアします。ぜひ元記事にリアクションをお願いします。そのワンクリック・ワンコメントが神話部の原動力となります!
投稿期間:2020/8/23〜2020/8/29
今週の作品:10点(ストーリー4、コラム5、絵画1)
今週の部員:浜田さなさん、なえさん、笹塚心琴さん、すーさん、悠凛さん、矢口れんと
皆さま、いつもたくさんご投
〘異聞・阿修羅王14〙前触れ
須彌山には平和な時が続いていた。
摩伽(まか)がインドラとして立ち、須彌山(しゅみせん)を統べるようになって幾星霜。これと言って、深刻な問題は起きていない。
周囲が気をもんでいるのは、未だ正妃不在の一点、ただそれのみである。こればかりは、幾度促しても、どのような娘を推挙しても首を縦に振ることはなく、進展しないままだった。
一方、阿修羅王(あしゅらおう)と妃・雅楽(がら)の
3. 名射手の記憶【花の矢をくれたひと/連載小説】
不定期連載の『花の矢をくれたひと』
インド神話をベースにした小説です。
【登場人物】
愛神カーマ(悪魔マーラ)
マーラは愛欲の力をもって釈迦族王子(後のブッダ)の解脱を妨げようとした。しかし王子の瞑想に跳ね返され、愛神カーマであった頃の記憶の世界に飛ばされる。シュカと共に東方の地を訪れ、クベーラからある宿命を告げられる。
シュカ:カーマのお供であり乗り物となる鸚鵡(オウム)。緑色の躯体をして
創作未来神話「ガーディアン・フィーリング」10話 絵美とジョニーと周りのひとびと
9話のあらすじ
ジュピターにアドバイスをしてもらいながら、バレンタインデーのメッセージカードを完成させたジョニーは、さっそく「グレイ宅急便」に頼んでカードを絵美のもとへと届けてもらった。この先は、絵美の記録。
10話
日時: 2222年2月14日 バレンタインデー(火星自然創生コロニーにて)
記録者: 絵美(エミ) マイジェンダー: やや女性 16才
出身地: 日本 趣味: ネコとた
さいはてキッチン12【無意味】
←11【雨】
ゼロイチは、アオにされるがまま何度もしたたかに体を浴室の壁面に打ち付けられていた。背中の羽が何本も無残に散って、その場の空気を乱すようにふわりふわりと待っている。
「やめるんだ、アオ」
僕の制止に対し、アオはぎろりとこちらを睨みつけるだけで言葉を発しない。
「ゼロイチ、どうしてだい」
僕は彼女に声をかける。
「きみの力なら、アオをのけることなんて朝飯前のはずだろう」
「
【note神話部お知らせ】
毎週日曜日に発表している「The Latest Mythology(note神話部週報)」ですが、今週末は部長が出先のため明日以降の発表とさせて頂きます。いつもご投稿頂いている皆さま、また読んで下さっている皆さまにはまことに申し訳ありませんm(__)m