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古代アステカの雨の神さま

・アステカの古代神殿、出たってよ!

古代アステカのピラミッドの中から出てきた古代神殿!!


コロナ禍落ち着かない中、世界各地でも、日本各地でも、なにげに大地も揺れ続けている、今日この頃。

超巨大地震の一抹の不安がよぎりつつも、古代の不思議に触れられる、こういう遺跡が見つかると、沈む心もすこし、おお!?っと、揺さぶられてしまう。


・雨の神を祀った神殿

ココに出てきた遺構は、雨と雷を司る神さまを祀った神殿だったそう。
『メソアメリカ』と呼ばれる地域で見つかった。

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↑ メソアメリカとは、このへん(ざっくりすぎw (出典:Wikipedia)
これは、今のメキシコ~中央アメリカ北西部にあたる地域。

農耕民族文化と古代の高度な文明があったとされているエリア。
全部は知らなくても、いくつかは聞いたことがあるかな、と。

・定住農村村落の成立(紀元前2000年以後~)
・オルメカ文明(メキシコ湾岸;紀元前1250頃-紀元前後)
・テオティワカン文明(メキシコ中央高原;紀元前後-7世紀頃)
・マヤ文明(メキシコ南東部、ユカタン半島など;紀元前3世紀-16世紀)
・トルテカ文明(メキシコ中央高原;7世紀頃-12世紀頃)
・サポテカ文明(メキシコ・オアハカ地方;紀元前10世紀-16世紀)
・ミシュテカ文明(メキシコ・オアハカ地方;)
・タラスカ王国(メキシコ西部地域、ミチョアカン州など;)
・アステカ帝国(メキシコ中央高原;15世紀前半-1521年)

15世紀末に、コロンブス率いるスペイン人が突然の侵入
それによって、滅び去ってしまった。

だって、メソアメリカの土着信仰は、多神教だったからね。
『コンキスタドール』なんて言い方を聞くと、なにげにかっこよく聞こえるけど、結局、コロンブスは、一神教の世界からの『侵略者』なんだ。

だから欧米では、英雄として語られていても、多神教国に生まれ育った研究者達には、侵略者として捉えられて考えられている。

日本でも、恐らくコロンブスは新大陸を発見した功労者としての武勲を教えられているはず。
我々世代は、完全に西洋かぶれの欧米主義的教育だったし、しゃーないねw
んー、今もその辺はそんなに変わってないのかなぁ・・・しらんけどww


・アステカの雨の神様【トラロック(Tlaloc)】


トウモロコシの稲穂の形をしたクチと上唇、大きな歯。
メガネをかけているような大きな目玉。蛇のような形の稲妻をもっている。
ヌウアルピリとも呼ばれていて、山の中の洞窟に住んでおり、地下水脈なんかの水とも関係が深い。

アステカ神話では、太陽が複数あると考えられている。
トラロックは、その3番目の太陽を支配していた。
現在輝いているのは、5番目の太陽なんだそう。

雨だけでなく、雪や雹、旱魃なんかも司っていたと考えられているので、恵みの雨というよりは、天候全体を司る神さまだったと思われる。

というところから、天から降る雨=恵みの雨=豊穣、という図式も成り立つので、大地に含まれる水も司り、河や湖の水の増減なんかも担当。
要は、豊穣神としての側面も持っているということ。

子供を生け贄にしていたという話もあって、なかなかに生臭い感じもある神様。 と、言ってしまったら、メソアメリカ神話全般、血生臭いかw

結局、雨が降り続いて止まなくなってしまうと、川は氾濫するし、山も崩れてしまう。穀物は根腐れを起こして、結局人々が苦しむことになる。

雨による災害は、神話の時代から恐れられてきた。
だからこその、生け贄だったのだろうね。
選ばれる子は、神の子としての名誉が与えられたのだもの。

だけど、雨が降らないと今度は旱魃になって、大地は干上がり、植物は枯れ、人々はやはり苦しむ。
古代アステカ人たちは、自然を畏怖の念をもって神と崇めて信仰した

あ、この辺の感覚はやっぱり、古代日本人のDNAを受け継いでいる民族だからかも・・・?(・ω・)
むふふ、勘のいい人は、ピン!と来た??(ニヤリw

この辺の考察は、またそのうちに・・・w


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