フリーライティング#23 書きやがれ
私とは何か、という問いについて以前はよく考えていた気がするが、最近めっきり遠ざかっていた。
それは多分「私とはこうだと分かった」でなく、「私について考える必要がなくなった」でもなく、おそらくは「私という存在の証明に、何かを為した証が必要なわけではない」ことに気付いたからなのだと思う。
個人は成果の集合体ではなく、体験の集合体である。よくよく考えれば当たり前のことなのだが、つい(さまざまなレベルでの)成果を求めてしまう。比較と競争の蔓延る現代の病。
今なら分かる。『マハーバーラ