矢口れんと

詩と小説。BL×ファンタジー『葬舞師と星の声を聴く楽師』連載中。世界各国の神話・伝説を…

矢口れんと

詩と小説。BL×ファンタジー『葬舞師と星の声を聴く楽師』連載中。世界各国の神話・伝説をもとにした作品を集めた「#神話創作文芸部ストーリア」の主宰をしています。毎週月曜日にまとめ記事をあげていますので、ぜひ遊びに来てください!

マガジン

  • 蓮の門〔はすのと/俳句〕

    自作の俳句、フォローしてる方々の素敵な俳句をまとめています

  • レントよりゆったりと〔随想録〕

  • RIPPLE〔詩〕

  • My-Mythology〜新しく綴りあげる神話の世界〜

    • 1,051本

    My-Mythology〜新しく綴りあげる神話の世界〜 #note神話部 投稿用マガジン 参加方法についてはこちらの記事をご一読下さい。 → https://note.com/lentoy/n/n773cd85063ff  注)note神話部の趣旨にそぐわない作品に関しては、マガジンへの追加や週報でのシェアを行わない場合もございます。 ☆部活動目次 → https://note.com/yuurin/n/ne323b9d9163b / 個人活動目次 → https://note.com/yuurin/n/nc242835d88a9 ☆https://note.com/yuurin/n/n43349265d098 ←リンク先の画像はご自由にお使いください。ヘッダー等に最適です。アレンジ可です。

  • ティータイム〔コラボ作品〕

    お菓子を持ち寄ってお茶でもしませんか?

最近の記事

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8年目の自己紹介と自選作品

まずはご挨拶として、牧歌的雰囲気の漂うパンケーキと、牛飼いの少年たちの物語を。 こんにちは。矢口れんとです。馴染みの方も初めましての方も、お越しいただきありがとうございますm(_ _)m 先日、note運営より7周年のバッジを頂き、晴れて8年目に突入しました。毎年、1年間の活動報告も兼ねて自己紹介記事を更新しています。 冒頭の掌編小説『賛歌と鼻唄』は、本来は活動時代地域の全く異なるふたりの宗教者が、牛飼いとして出逢っていたら?という歴史フィクションです。 始めにこの物語

    • 月と雲と碧海の皿 【地元の二句】

      9月17日は中秋の名月でした。多少雲がかかっていたものの、時間によっては見事な月が顔を出してくれて、心が洗われるような時間を味わえました。 詩詠みとしては「ここで一句、名月や……」 と、いきたいところですが、「名月や」は非常にハードルが高いのです。畏れ多いのです。 なんせ俳句も短歌も、何百年とずっと月と花を詠んできたんですよ。そんなものを題材にして、俳句のもっとも代表的な詠嘆の切れ字「や」を使って句作なんてできます?? これ喩えるなら、食パン齧りながら「遅刻遅刻ぅ〜」っ

      • 秋興のUNO 【六句】

        荷解きって絶対に全部できない The UNO has been left In the forgotten box Autumn fun 眠る少年の心 これはガッツポーズした句 あり?なし? 版画の月っていいですよね 色みも味も 現代の景、現代の事を詠みたい 情はきっと古今変わらず #俳句 #季語 #ポエム #詩 #haiku #kigo #poem

        • AIに変な俳句を読ませたら(五七五)

          驚くべきAIの短詩鑑賞能力。 ChatGPT4oでのやりとりを一切の粉飾なしにお示しします。 * 次の俳句を批評してください TGC A/Wの竜田姫 ↓ ↓ ↓ この俳句「TGC A/Wの竜田姫」は、現代的な要素と伝統的な要素を巧みに融合させた作品です。 **「TGC A/W」**は、東京ガールズコレクション(Tokyo Girls Collection)の秋冬(Autumn/Winter)コレクションを指していると考えられ、現代のポップカルチャーとファッションシ

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        記事

          狙撃犯か下着泥棒 【短詩みっつ】

          子どもにはあらゆるものが脅威 作者が黙れ 黙るならこれくらいしろ #俳句 #季語 #ポエム #詩 #haiku #kigo #poem

          狙撃犯か下着泥棒 【短詩みっつ】

          心地よい痕 【ショートBL1500字】

          《ATTENTION》 Xにて別名義(ハルニレ律)で始めたBLのショートストーリーです。性的描写の著しくない作品はnoteにも掲載していく方針です。ご理解のほどよろしくお願いします。 『心地よい痕』 「……なんかズルい」  朔哉はソファに横並びに座る恋人の左腕を眺めながらそうぼやいた。右側にいる男は太い首から続くいかった肩に、良い色に焦げた腕を垂らしていた。綺麗に切れた肩の筋肉の下に、うっすらとBCGワクチンの痕があり、そこだけ日焼けせずに白い点となっていた。 「何が

          心地よい痕 【ショートBL1500字】

          Under a starry night【haiku 4 poems】

          俳句の英詩化にも挑戦しています。画像は補助的に、AIに作成してもらってます。 ◆ 静物画の前に置きたる有りの実よ Oh! a pear, placed in front of a still-life painting appears vividly. ◆ 去りし日に未だ傅くよ星月夜 Under a starry night, I remain faithful to the past. ◆ 似たような不揃いの日々吾亦紅 As Waremoko blooms

          Under a starry night【haiku 4 poems】

          沖縄と精霊の名 【写真日記】

          夏休みをいただいて沖縄に来ています。 実はわたくし矢口れんと、沖縄と関東のハーフでございます。 そのくせして沖縄には観光でしか来たことがなく、今回もなんと20年近くぶりの来訪。 僕の祖母にひ孫を見せるためにやってきたのです。(そのイベントは明日、ドキドキ) 沖縄の海ってどうしてこんなに綺麗なんでしょうね? 極彩色なのに海が背景にあるだけで目に優しい気がします。 長〜い橋を渡ってきました。 柄にもなくパリピ風ドリンクを。 沖縄料理居酒屋でしこたま呑んでます。 もちろ

          沖縄と精霊の名 【写真日記】

          生活のポエジー 【短詩みっつ】

          暮らしのサイクル トリックアート 机上の星座 #俳句 #季語 #ポエム #詩 #haiku #kigo #poem

          生活のポエジー 【短詩みっつ】

          ノスタルジア 【破調2句】

          俳句をつい二段切れの破調にしてしまうのは本当に悪い癖だと思っている。 ただやっぱり自分のルーツは詩で、特に定型詩や歌詞が好きなものだからどうしても対句的な表現に引き寄せられてしまうのだ。韻も踏みやすくなる。 いちおう奇数文字数で終わればそこまでリズムは崩れないとのことらしいので、そこだけは意識して守るようにしている。 八・九 七・十(五・五) 対句とか韻とかいうと、僕が神の詩のように崇めている一節がある。 歌詞なので、時間の流れの中で言葉が明確に一文字ずつ現れてくるの

          ノスタルジア 【破調2句】

          しずけさと覚悟 【初秋の三句】

          大人の階段 勝負の前のしずけさ 達観とは #俳句 #季語 #ポエム #詩 #haiku #kigo #poem

          しずけさと覚悟 【初秋の三句】

          熱・昂・雷・無 【短詩よっつ】

          煩わしい 未完成のまま とおいおもひで にがいおもひで #俳句 #季語 #ポエム #詩 #haiku #kigo #poem

          熱・昂・雷・無 【短詩よっつ】

          愚痴る気楽さで詩を吐く 【雑記】

          ヘッダーは新しくSNS用アイコンを作っていた際に上がってきた没作。AIにキーワードを伝えて作成を依頼したのだが、なかなかに強烈。笑 採用作はいずれお目見えできたらと思っている。 去年の夏頃まではコンスタントに創作をできていたのが、すっかり遠ざかってしまっていた。仕事と育児で疲弊しきって、単純に創作に時間を当てられなかっただけ。とはいえ時間を割けなかっただけなのに色々と考えてしまった。もうネタが尽きたんじゃないかとか、才能がないからではないかとか、そもそも自分に必要なかったの

          愚痴る気楽さで詩を吐く 【雑記】

          リィンカーネーション 【短詩よっつ】

          音あそび 解夏 拙い恋 拙かった恋 #俳句 #季語 #ポエム #詩 #haiku #kigo #poem

          リィンカーネーション 【短詩よっつ】

          往復書簡19 ◯△□

          前回お手紙をもらってからほぼ1年が経ってしまいました。遅くなってごめんなさいと思いつつも、いつか絶対に返信するという気持ちは揺るがなかったので、どうかご容赦くださいm(_ _)m Twitter改めXは、気を抜くと殺伐とした話題が次々流れてきます。差別や陰謀論や炎上袋叩きなど。ポストの物々しさに魅入られてひとたび開こうものなら、おすすめ欄は秒で絡め取られてしまいます。これらに抵抗するには、ひたすら好きなものにアクションをしていかなければなりません。それはそれで大変なことです

          往復書簡19 ◯△□

          しなだれそよぐ【短詩よっつ】

          酷暑が続いていましたが、立秋に差し掛かって意識すると秋の気配が感じられるようにもなってきました。 初秋にまつわる短詩(俳句、一〜二行詩)を何編か詠んでみました。 初秋の皮膚と臓腑の温度差は 解説するのも野暮ですが、季節の移り変わりの、外気と内気の不調和のようなものを体感覚で表現してみました。ハ行を多用して、捉え所のなさを演出しています。ため息のような句で、詠むと心が「ホッ」とする感覚が得られます。 青春過ぎれば 秋にずっと嘘つかれているみたい 従来の意味での青春はとう

          しなだれそよぐ【短詩よっつ】