矢口れんと

詩と小説。BL×ファンタジー『葬舞師と星の声を聴く楽師』連載中。世界各国の神話・伝説を…

矢口れんと

詩と小説。BL×ファンタジー『葬舞師と星の声を聴く楽師』連載中。世界各国の神話・伝説をもとにした作品を集めた「#神話創作文芸部ストーリア」の主宰をしています。毎週月曜日にまとめ記事をあげていますので、ぜひ遊びに来てください!

マガジン

  • レントよりゆったりと〔随想録〕

  • 蓮の門〔はすのと/俳句〕

    自作の俳句、フォローしてる方々の素敵な俳句をまとめています

  • RIPPLE〔詩〕

  • My-Mythology〜新しく綴りあげる神話の世界〜

    • 1,042本

    My-Mythology〜新しく綴りあげる神話の世界〜 #note神話部 投稿用マガジン 参加方法についてはこちらの記事をご一読下さい。 → https://note.com/lentoy/n/n773cd85063ff  注)note神話部の趣旨にそぐわない作品に関しては、マガジンへの追加や週報でのシェアを行わない場合もございます。 ☆部活動目次 → https://note.com/yuurin/n/ne323b9d9163b / 個人活動目次 → https://note.com/yuurin/n/nc242835d88a9 ☆https://note.com/yuurin/n/n43349265d098 ←リンク先の画像はご自由にお使いください。ヘッダー等に最適です。アレンジ可です。

  • フリーライティング

    フリーライティングのマガジンです。ルールは以下の通り。①アイディアや思考を書き出す、②時間を決めて一気に、③テーマを決める(決めなくても良い)、④文法や誤字を気にしない、⑤推敲をしない。

最近の記事

  • 固定された記事

8年目の自己紹介と自選作品

まずはご挨拶として、牧歌的雰囲気の漂うパンケーキと、牛飼いの少年たちの物語を。 こんにちは。矢口れんとです。馴染みの方も初めましての方も、お越しいただきありがとうございますm(_ _)m 先日、note運営より7周年のバッジを頂き、晴れて8年目に突入しました。毎年、1年間の活動報告も兼ねて自己紹介記事を更新しています。 冒頭の掌編小説『賛歌と鼻唄』は、本来は活動時代地域の全く異なるふたりの宗教者が、牛飼いとして出逢っていたら?という歴史フィクションです。 始めにこの物語

    • 天気が悪かった連休の二句

      公園の隅に銀河の夏霞 ◯ 夏の雨まだ哀しめる余地がある ◯ #俳句 #現代語俳句 #文学

      • 街の小詩よっつ

        蜃気楼の街 赤アクリルのカサブランカ ◯ あなたとの日々はアゲハ蝶の伴走でした ◯ 降下する鳥の囀り 届きそうで届かない ◯ 樹々のもっとも燃ゆるときこそ 涼しく緑を身籠るように 私は私を大切にする #詩 #ポエム #文学

        • 神話創作文芸部ストーリアより2024年夏の企画のお知らせ

          こんにちは! 神話創作文芸部ストーリア(旧名:note神話部)を主宰しております、矢口れんとです。 毎年執り行っている夏の企画の時期が近づいて参りましたので、お知らせさせていただきます。 私たちは、平素の自由活動以外に、年に2回の特別企画を行っており、そのひとつが8月に常時部員が一丸となって取り組む夏の企画です。 大きなテーマを設け、それぞれの感性のもとにおおいに筆を奮っていただき、ひとつのアンソロジーを編み上げます。 例年は常時部員らで企画会議を開くところから始めるので

        • 固定された記事

        8年目の自己紹介と自選作品

        マガジン

        • レントよりゆったりと〔随想録〕
          193本
        • 蓮の門〔はすのと/俳句〕
          79本
        • RIPPLE〔詩〕
          133本
        • My-Mythology〜新しく綴りあげる神話の世界〜
          1,042本
        • フリーライティング
          24本
        • 葬舞師と星の声を聴く楽師【完結】
          72本

        記事

          物語の泉【エッセイ】

          写真と共に1ヶ月をなんとな〜く振り返る。 どことなく淫靡な空気感、もしくは殺人事件を予感させる写真ですが、まったくそんな事はなく、資格試験の前泊です。寝転がって最後の詰め込みをしながら寝落ちしました。 およそ10年ぶりの資格試験で、勉強の仕方とか配分とかすっかり抜け落ちてて苦労しました。落ちても仕方ない、受かったらラッキーくらいな出来でした。 昨今問題になっていた会社のヲタク(熱量は低め)をしているのですが、5月に新たにデビューしたAぇ! groupに撃ち抜かれました。す

          物語の泉【エッセイ】

          フリーライティング#25 やじろべえ

          巷では乳幼児たちのあいだで「手足口病」なるものが流行っているらしく、うちの子も漏れずに数日前から口まわりと手足とデリケードゾーンにポツポツと出てきた。いま病院受診の順番待ちの最中で、こんなイレギュラーな状況でようやく文章を書けるというのも逆説的で面白い。 「ああ、手と足と口だね」 「うん、手と足と口だ」 昨夜の妻と僕の対話は俵万智さんの短歌そのものだった。 「手足口病」とは何と素晴らしいネーミングだろうか。なんの医学的予備知識も要らず、誰が見ても「手足口」だ。ヘッド・ショル

          フリーライティング#25 やじろべえ

          ごぶさたしています。いつも神話創作文芸部ストーリアにご投稿いただいきありがとうございます。現在多忙につき鑑賞できておりませんが、6月に入ったら必ず拝読いたしますm(_ _)m また恒例の夏の企画も執り行いたいと考えていますので、引き続きよろしお願いします!! 矢口れんと

          ごぶさたしています。いつも神話創作文芸部ストーリアにご投稿いただいきありがとうございます。現在多忙につき鑑賞できておりませんが、6月に入ったら必ず拝読いたしますm(_ _)m また恒例の夏の企画も執り行いたいと考えていますので、引き続きよろしお願いします!! 矢口れんと

          #名刺代わりの小説10選

          定期的にやってみるタグ企画。 今回は #名刺代わりの小説10選 。10年以内に読了した国内作品という縛りをつけてやってみた。 なお、前回やった #私の最愛海外文学10選 はコチラ↓↓↓ ◇ (作者名は敬称略で失礼します) 国宝/吉田修一 任侠の家に生まれた男が歌舞伎界にいざなわれ、稀代の女方として大成するまでの壮大な物語。ライバル関係にある梨園の御曹司とのドラマは、何度読んでも涙なしにはやり過ごせない。吉沢亮×横浜流星で映画化予定とのこと(ピッタリ!!) 弥勒/篠田

          #名刺代わりの小説10選

          ノスタルジアの是非【エッセイ】

          太陽とシスコムーンをご存知か? モーニング娘。を擁するハロー!プロジェクトの黎明期、一部のファンのハートに鮮烈な衝撃を刻むだけ刻んで、わずか1年半の活動期間で泡のように消えた女性4人組ダンス&ヴォーカルユニットのことだ。 代表曲「ガタメキラ」 大人気曲「宇宙でLaTaTa」 矢口れんとの葬式で流して欲しい曲No.1 「Magic of Love」 「強め」「ギラギラ」のワードと共に語られる彼女らは、とっくの昔に弾けていたバブルの残り香を纏って、可愛らしい妹分のアイド

          ノスタルジアの是非【エッセイ】

          幸福の値下げ【エッセイ】

          過去に「幸福は800円で買える」といった内容のエッセイを書いたことがある。失意のどん底にいた時に、導かれるままに入った【牡丹園】の入場料が800円、その後に立ち寄った本屋で手に取った新書が800円だった。どちらも自分の人生に大きな転機をもたらした体験であり、幸福を見い出すために必要な金銭はそれほど多い額ではないという意味だった。 今年、地元にある牡丹園がリニューアルオープンをしたそうで、それをきっかけに初めて存在を知った。見頃には少し(だいぶ)早そうだったが、あの来訪から1

          幸福の値下げ【エッセイ】

          フリーライティング#23 書きやがれ

          私とは何か、という問いについて以前はよく考えていた気がするが、最近めっきり遠ざかっていた。 それは多分「私とはこうだと分かった」でなく、「私について考える必要がなくなった」でもなく、おそらくは「私という存在の証明に、何かを為した証が必要なわけではない」ことに気付いたからなのだと思う。 個人は成果の集合体ではなく、体験の集合体である。よくよく考えれば当たり前のことなのだが、つい(さまざまなレベルでの)成果を求めてしまう。比較と競争の蔓延る現代の病。 今なら分かる。『マハーバーラ

          フリーライティング#23 書きやがれ

          アイコン変えました。またぼちぼち書いていきたいです。矢口れんと

          アイコン変えました。またぼちぼち書いていきたいです。矢口れんと

          微BL【エッセイ】

          本を読まねば死ぬくらいのところまで来ていた。決して時間的余裕が生まれたわけではなかったが、隙間時間を見つけて小説を開くようにした。正直いつ死んでも仕方ないとは思っているが、回避できる死ならば回避しようと動くくらいには執着もある。 話はいきなり飛躍するが、森茉莉、長野まゆみ、凪良ゆうの3人を僕は一本の線で繋ぐ。系譜とまでは言い切らない。あくまで「僕は」ということなので、細かいアレコレや異論があってもご容赦願いたい。イチ読者の雑感でしかないが「BL×耽美×日常」ということなのだ

          微BL【エッセイ】

          コラージュ【エッセイ】

          自宅では甘えん坊でイヤイヤ期の児、保育園の発表会では泣かずに演技をやり遂げた。 このようなひたすらに微笑ましいことに対しても、感情を複雑に交錯させてしまうのは僕の悪い癖である。 バカ親に徹する傍らで、自身のどこか冷ややかな目のことも大事に温めている。 僕が意識的に「僕の児」や「うちの児」という言葉を避けているのは、現時点では正解だと思っている。 親と子は地下の根でキツく繋がっているが故、地上ではあまり強く繋がるべきではない。 それは養育や愛情を与える与えないとはまったく別次元

          コラージュ【エッセイ】

          わたくしたちは誇り高く

          もし僕が敬愛する漫画家の先生が同じようなことになったら、きっと正気ではいられない。 だからXでいかに不穏なポストが飛び交っていても、その棘を湛える蔓の先に確かに花があったことを思い浮かべながら、静観するしかないと思っている。 今も調子を崩している僕だけど、前回調子を崩した(www)8年ほど前、とある漫画に救われたのだった。同じ時代に生まれて良かったと思える人のひとりだ。静謐な時間を描くのが得意で、その中で緩急ある展開や登場人物の心情がきらりと光る。大衆向けではないかもしれな

          わたくしたちは誇り高く

          メンタルおつ

          すこぶるメンタルが落ちてしまって、本来こういう時は何も書かないのが良いのだけど、書きたい気持ちも少なからずあるので、いったん解放してあげようと思う。 元々の育児疲れに加えて、11月からの仕事の多忙、12月からは若干パワハラめいたものを受け、心がすっかりへし折れてしまった。ふとしたタイミングに、心がしっかり立っていないのがよくイメージできるのだ。どっしりと帆を張る力もなければ、柳のように靡くことすらかなわない。プランプランしている。 歳を重ねてきて、良くも悪くも「やり過ごし

          メンタルおつ