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8年目の自己紹介と自選作品

まずはご挨拶として、牧歌的雰囲気の漂うパンケーキと、牛飼いの少年たちの物語を。

こんにちは。矢口れんとです。馴染みの方も初めましての方も、お越しいただきありがとうございますm(_ _)m
先日、note運営より7周年のバッジを頂き、晴れて8年目に突入しました。毎年、1年間の活動報告も兼ねて自己紹介記事を更新しています。

冒頭の掌編小説『賛歌と鼻唄』は、本来は活動時代地域の全く異なるふたりの宗教者が、牛飼いとして出逢っていたら?という歴史フィクションです。

始めにこの物語を紹介したのは、矢口れんとを因数分解した際に生じる《5要素》のうち凡そ半分「アジア」「神話宗教思想」「厭世観」がよく顕れていると思ったからです。
生きているうちに何となく神話宗教思想に惹かれるようになり、何となくアジアの文化を選んできました。そして何となく大元はその厭世観にあったのかなと自覚したという流れです。
今はそれらを活動源と資源にして、主にふたつの文芸活動を展開しています。

ひとつは個人活動として【アジアの神話・アジアの詩】と銘打って、鑑賞に主眼を置いた記事を投稿しています。まだ始まったばかりです。ちなみに記念すべき第1回の題材は「山上憶良は1人じゃなかった説」でした。

ふたつ目は同人活動として【神話創作文芸サークル・ストーリア】の主宰をしております。こちらはアジアに限らず、古今東西、創作神話やSF神話まで、幅広いジャンルを受け入れています。常時部員6名、毎月のお題企画や年に2回の特別企画を催しています。

先に紹介した『賛歌と鼻唄』も、この文芸部(旧名:note神話部)の3周年記念祭に寄せて書き下ろした作品でした。

さて、矢口を因数分解した際に出る残り要素を紹介する前に、禁断の果実をふんだんに乗っけたパンケーキをどうぞ。

こちらの掌編『月に煽られ月に背いて』もまた、神話創作文芸部の2022年夏の企画のために用意した小説です。
眠れる美男をめぐって、ギリシャの女神、日本の無性むせいの神、インドの荒ぶる神が激しい心理戦を繰り広げます。
この作品に浸透している(と思われる)のが「耽美」と「BL」で、僕の創作物を構成する重大な要素となります。

というわけで、5つのテーマが出揃いました。
アジア、神話宗教思想、厭世観、耽美、BL。
これらを配合したり引き算したり、経験や体験や希望や絶望を混ぜ込みながら、創作活動を楽しんでいます。

正直に言うと、パンケーキの添え物はブルーベリーが一番好きです。

1000字小説『秘密の誕生日』
お屋敷にて、旧華族の跡取りの青年が中国古美術を眺めながら物思いに耽る話。彼と使用人の男には秘密の関係がありました。神話生物×古美術×大正ロマンの全部乗せ。

色んな角度からどうぞ。

『摩崖の戒』は、古代インドの暴君アショーカ王が改心していく過程を描いた歴史小説です。短い作品を仕上げるのが苦手な僕にしては渾身の出来だったと思います。ぜひ読んでいただけたら嬉しいです!!

おいおい、ベリーの王者がいねーじゃねえか!とクレームが届きそうでしたので、ちゃんとストロベリーも載せておきます。
でもね本来、パンケーキの添え物に強者も弱者もないわけですよ。何を添えてもだいたい美味しいんです。
そこで、どんな詩でもいい、どんな思想でもいい、とにかく敬愛する誰かにちゃんと顔向けできる生き方を!と想いを込めて書いたのがエッセイ『詩の神さまに顔向けを』でした。

これらの他に、フリーライティング、俳句、詩など、さまざまな活動を続けています。
8年目、あなたの心を掴むパンケーキ……じゃなくて作品を生み出せますように精進してまいります。
今年もどうぞよろしくお願いします!!

#エッセイ #小説 #詩 #自己紹介
#神話 #noteのつづけ方

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