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TOEICスコアより「信用スコア」!?「信用=財産」社会を生き抜く英語学習戦略

こんにちは、ゆうです。今日はAIによって自分自身の人格が点数化される「信用スコア時代」を生き抜くための英語学習ガイドです。

キャッシュカードも、お財布ケータイも要らない。買い物は顔認証決済で。信用スコアに基づいた社会基盤の構築が海の向こうの中国では浸透し始めています。

大げさな話ではありません。「刷脸支付」と検索すれば2000万件以上の検索結果がヒットします。

歴史を見てみましょう、中国にあるものは日本に伝わります。漢字、箸、お茶、平安京など社会の構造などなど。全部わたしたち日本人の一部ではないでしょうか。

笑えない実態の波がもう鼻の高さまで押し迫っているのです。

幸い、私たちには信用スコア時代に備える時間がまだあります。語学は人格に作用しますから、語学学習の力を適切に使えば来たる大混乱時代の有利なスタートを切ることができるでしょう。

TOEICスコアだけに目を奪われている場合ではありません。ノアの箱舟に乗るなら今のうちです。


1.信用の数値化とは?

そもそも「信用スコア」という言葉を初めて聞いたという方もいるかも知れません。文字通り、「相手をどれだけ信用していいか」を数値化したものです。

例えば友達に1万円を貸そうとする時、返ってくる当てがあるから貸しますよね。

この当てを数字にしたものだと思っていただければよいですが、何%までなら快く貸しますか?90%まででしょうか。80%でしょうか。人によって差はあると思いますが、さすがに30%の人には貸したくないですよね。

ではどのようにスコアを決めるかと言うと、その人の「日頃の行い」であったり、「性格」だったりします。また、現在どれだけ稼いでいるかという「返済能力」も加味されるでしょう。

このような要素を「マイナンバー」のように国民1人1人に割り当て、みんなの「待遇」が点数に相応しいものになるように決めましょう、という制度が信用スコアです。

そして信用スコアと二人三脚で導入されるのが「顔認証」です。

今は皆さんマイナンバーカードという「物体」を持ち歩いていますが、今後は必要なくなります。日頃の行い、性格、年収は顔にすべてリンクされ、あなた自身があるくマイナンバーカードとなるのです。

事実そのような取り組みは中国ではもう始まっています。

あなた自身の性格、そしてその性格から何気なく出てくる行動、いくら稼いでいるかという「あなた自身があなた自身でいることの数値」が財産になる時代が、すぐそこまで来ているのです。


2.「信用スコア」社会が進むと起きること

ひとりひとりの人格が点数化される社会基盤が出来上がると、行き着く先はどこなのでしょうか?

一口に言えば、格差社会化の最終形態です。書きたいことはいろいろありますが、とりあえず今日はこの3つに絞って書いていきたいと思います。

 ・買い物ができなくなる
 ・スコアが高い人が優遇される
 ・居住地が決まる


  ・買い物ができなくなる

低スコアの人は高級品をネット通販で買えなくなるなどの経済制裁はもうあるようです。

更に常習犯化すると、モバイル決済にも制限をかけられ、食べ物を買えなくなったり、電車や飛行機などの公共交通機関ができなくなるとも言われています。ここはもっと書きたいですが、字数の関係で抑えておきます。


  ・スコアが高い人が優遇される

もはや中国では当たり前。日本でも着々と始まっています。スコアが高い人と低い人の差がどんどん開いてきます。

2つほど特典の例を貼っていきます。最初のは「ダイヤモンド限定」で、2つ目は「シルバー以上です」。(画像を押しても開きません)

ついでに信用スコア次第で融資額が決まるサービスが既にあることを示す証拠も貼っておきます。(画像を押しても開きません)

今これを書いている私も、こんな社会になるのは嫌だと思っており、心苦しです。鼻の奥がツーンと痛んで、目の縁から涙が染み出てくるような気持ちになります。

しかしそんな感情とは無関係に事態は進んで行くことでしょう。マイナンバーのときと同じだと思います。さりげなく導入し、さりげなく浸透し、さりげなく支配される。今やマイナンバーを保険証の代わりにしようとする動きがあります。

マイナンバーがないと医療を受けれない、その先にある未来は信用スコアが低いと医療が受けれない、そんな時代でしょう。


  ・居住地が決まる

学生時代、入試のために勉強していた頃のことを思い出してください。

試験の点数によって入れる学校と入れない学校が明確に分けられていたり、A判定、B判定、C判定などで、行ける学校の可能性が無機的に算出されていたはずです。

言い換えると、「数値で自分の居場所が限られる」となります。

私もそれで何度も悔しい思いをしたり、そんなふうに人を判断するなよ?と憤慨もしていましたが、信用のスコア化によってこれと同じことが社会規模で起きると考えています。

何を根拠にそんなことが言えるのか?

中国の横断歩道に設置された違反者を自動で検挙する顔認識カメラです。横断歩道に設置されており、信号無視や歩きスマホをした人を特定して罰金を課すそうです。

驚くことに、罰金の通知はスマホに届き、その支払もスマホだけでできるといいます。警察官は要りません。人間の判断や情状酌量なんてのも要りません。

全部AIがやってくれます。

まだ実用化していないと思いますが、信用スコアが浸透し交通違反の回数で信用スコアが下がるようになると街をうかつに歩けないような事態になるでしょう。これで都市の入り口や公共交通機関に顔認識カメラが設置されると、スコアが低い人は都市から締め出され、行き場を失った彼らはスラム街を形成することだと思います。

スコアの高い人だけが住める場所、スコアが低い人が住む場所という、生活圏の二極化が進むのも時間の問題だという予感がします。

事実中国にはスラム街があります、マイナンバー大国アメリカにもあります。まだ日本には無いですが、10年後は分かりません。

信用スコアはわたしたちの人生のあり方までを規定してしまうようです。

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TOEICスコアは英語力の信頼できる証明になる、昇進に使える。確かにそうかも知れません、ある程度の重要性はあるのかもしれません。

しかしそれだけに心を奪われていて良い時代は過ぎたと思っています。TOEICスコアがあっても信用スコアは対して変わらないだろうし、生き方により大きな影響を与えるのは信用スコアの方だと考えます。

幸い語学は人格に作用しますから、語学学習の力で今のうちから信用スコアが上がるような人格磨きをしておけば、未来は少し明るくなる気がします。


3.あなたの信用スコアはいくつ?5分で診断。

中国で使われている信用スコアは中国国内のIDが必要なので使えませんが、誰でも匿名で信用スコアを測ることが出来るサービス「Jスコア」を紹介したいと思います。

 ・Jスコアとは

Jスコアとは日本初のAIレーティングのサービスです。スコアに応じて融資額の幅が広がったり、年率が変化するサービスを打ち出しています。

サイトに無料診断ツールがありますので興味のある方は是非一度測定してみてください。1000点満点です。

スコアを測定してみる

年齢、年収、学歴、結婚のステータスなどの基本情報を打ち込み、ベースのスコアを出します。そのあと性格診断をしたりすることで、点数をアップさせることができます。

とっつきやすいようにチャット形式になっているところが妙に怖いです。


 ・信用スコアは年収に比例する

アカウントを2つ作り、少し実験をしてみました。片方は年収400万円の人として、もう片方は年収1200万円の人です。

結果はこのようになりました。

もちろん職業などの諸条件は両者とも同じで、この差は純粋に年収差です。

162点の差が出ました。ちなみに年収200万円で試した場合、497点でした。捨てメールアドレスを量産できるひとは是非いろいろ試してみて、信用スコアの怖さを体感してみてください。


 ・年収は語彙力に比例するという研究結果

つい先日記事にした内容ですが、年収が400万円の人と1200万円の人の語彙量の差はたった15%という研究結果があります。

詳細は下の記事から読めますが、語彙を増やすことには1円もかかりません。それで年収が上がり信用スコアも上がるなら、究極のローリスク・ハイリターンの投資ではないでしょうか。

語彙力から始める年収UPプロジェクト

今どき言葉はネットのどこにでも落ちていますから、まずは自分が興味のある分野から始めてみると良いでしょう。


4.信用スコアを根本的に上げるなら語学学習

繰り返し書いていますが、言語は人格に影響を与えます。

英語を話すと人が変わるという友達に会ったことはありませんか?

また、なぜ話す言葉が違うと国民性も変わってくるのでしょうか?

それは言語が思考プロセスに作用し、その思考パターンの蓄積が人格となるからです。下の記事を読んでいただくと腑に落ちると思います。

語学力育成で人格育成ができるとは?

そんなわけで、

英語学習の場合、英語力を単に伸ばすだけではなく、英語の国民性を取り込み自分の人格をプラスに拡張するような学習がこれからの時代ふさわしいと思うのです。

つまりTOEICスコアも視野に入れながら、信用スコアが上がるように英語を人格に昇華させていく学び方です。

まとめ

今日の記事はちょっとショッキングな内容だったかもしれませんが、要点を3つに絞ると以下のようになります。

・信用スコアによる人間の格付け時代はもう始まっている
・TOEICスコアに目を奪われている場合ではない
・語学学習で人格をアップデートし信用スコア時代に備える

これを機に、語学学習のあり方を考え直してみると後々の大きなプラスに繋がると思います。

語学で人格を改造するにはどのように学んだらいいのか、については今後順次記事にしていきますので、見逃したくない方はフォローしていただければと思います。(まだブログを作り直して2週間ですので、ちょっとお時間かかります。)

本記事が皆様の未来の糧になったことを祈って、

それではまた!









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