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あとがき(天使たちとの最終戦線)
さて、まず初めに天使たちとの最終戦線をお読み頂き誠にありがとう御座います。
この最終戦線は天使の戦線シリーズ第6作目にして文字通り最終作になります。
つまり、天使の戦線シリーズはこの作品で最後になります。
この作品は時系列ではミィディアが天使と別れた共同戦線後の日常戦線中又は日常戦線後を想定しています。
そして、戦線シリーズでは珍しくかなりリアリティのある内容となっていると思います。
何
天使たちとの最終戦線(終章、井の中)
俺は社会に出てある程度経つと無職になった。
これは別に俺が仕事で何か大きな損害を出したとかが理由ではなく、ただ単に契約の問題でだ。
元々俺の最初の職場は産休の人が戻ってくるまでの間の繋ぎということで俺を雇ってくれていた。
そういう契約で両者合意し、労働契約が成立していた。
その為俺は無職になったのだ。
産休に入っていた人が2人も職場に戻ってくるのであれば流石に俺に居場所はないだろう。
天使たちとの最終戦線(二章、大海)
俺は専門学校を卒業してから、普通に働き始めた。
そうして普通に働き始めると、俺はどんどん体力があふれ出るような感覚に襲われた。
物心ついた頃はまるで体中に重りでもつけたように、体が鉛のように重くなっていったのだが、社会に出て一人で出来る範囲が増えてから俺は、昔より格段に生き易いと感じるようになっていた。
小中学校の頃は子供ながらにこの思考はおかしい、ここまで分かっているのは周囲から見てヤバい
天使たちとの最終戦線(一章、追憶)
「平和だな・・・。」
俺は大学受験を全落ちして軽くへこんだ後、専門学校に飛びこみで入学し、無事?卒業し、就職までの春休み期間、人生で初めて平穏な心持ちで長期休みを過ごした。
そして、初めて今までの人生を振り返った。
幼稚園の頃、俺には好きな女の子がいた。
なんせ、卒園式の時に一緒に写真を撮ってもらったほどだ。
しかし、幼稚園を卒業後は全く会うこともなく長い年月が過ぎ、最後に見たのは多分、